学群・学類での学び

宮城大学では,2017年度入学者より,学群・学類制による新たな教育を展開しています。このことにより,学類の垣根を越えてバリエーション豊かな専門教育が受けられるようになりました。
また,入学者の募集単位も「学群単位」「学類単位」の2つを設定しています。一般選抜と推薦入試は,「学群単位」の募集となりますので,事業構想学群と食産業学群の学生は,入学後1年間をかけてじっくりと自らが進む専門分野(学類)を選択し,1年次の終わりに配属する学類を決定します。(看護学群は1学類のため,全員が看護学類で学ぶこととなります。)

看護学群/事業構想学群/食産業学群

大学に入学する前に学びたい分野が決まっている

大学に入学してから学ぶ分野を決めたい

学類配属について(一般選抜・推薦入試で入学された方)

所属学群ごとに,学生一人ひとりが自分としっかり向き合いながら,担当教員と一緒に1年かけて考えていきます。
1年次の学修成果(1年次の成績や希望学類に関するレポート,面接等を予定)による選考を行い,学類配属を決定していきます。

オリエンテーション[4月]

学群・学類による4年間の学びを見通し,学類配属にかかるスケジュールや手続き等について説明します。

予備調査・面談[4〜1月]

希望学類についての予備調査を複数回実施します。予備調査の結果等を踏まえ,担当教員と面談を重ねながら,それぞれの興味や関心に合った専門分野(学類)についての理解を深めていきます。

学類配属ガイダンス[11月]

前期試験の成績発表を受けて,学類配属についてのガイダンスを実施します。

希望学類の届出・学類配属の決定[2〜3月]

後期試験の成績発表後,2月から3月にかけて希望学類の届出を行います。選考の結果,最終的な学類配属は3月末に決定します。

※スケジュール等は変更になる場合があります。

看護学群

看護学類:入学定員95名

入学者に求める能力

  1. 人や地域社会,看護に関心を持っている人
  2. 人の喜び,苦しみを分かち合える温かい思いやりを持ち,人との関係を大切にできる人
  3. 科学的探究心を持ち,主体的かつ柔軟な発想で取り組むことができる人
  4. 国の内外を問わず,看護学を通して地域社会に貢献しようと思っている人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

看護学群は,生命の尊厳を基盤とする豊かな人間力を備えて,科学的思考とマネジメント能力を持ち,ヒューマンケアを中核とした創造的な看護を展開し,地域の人々,多分野・異文化の人々と協働して学際的に活躍できる人材育成を目指しています。

めざせる資格・免許等

  • 看護師国家試験受験資格
  • 保健師国家試験受験資格(選択)
  • 養護教諭一種免許状(選択)

卒業時に取得できる資格・免許は,「看護師国家試験受験資格」が全員,保健師教育課程を選択した学生は「保健師国家試験受験資格」,養護教諭教育課程を選択した学生は「養護教諭一種免許状」を取得できます。

学群長メッセージ

ニーズに応じた最良のケアを提供できる看護専門職を,共にめざします。

原玲子教授

看護学は,人を対象とした学問です。生命誕生,子どもから青年へと時を重ね,社会人となり,自分も親になり,高齢者となり,いつかは死を迎えます。看護職には,このようなライフステージに即した健康に関する個々のニーズに対して,最良の看護ケアを提供することが求められています。一人ひとりは,異なる存在であり,健康問題の予防や解決に向けてのプロセスも様々です。したがって,良い看護を提供するためには,相手を理解して,何が必要かを考え,答えを導き出し,それを柔軟に実践していくことが必要です。
本学では,看護専門職として基礎能力の養成に加えて,思考力,柔軟さ等,看護の専門性を発揮するために必要な人間性を養うことも重視しています。看護職としての自己のキャリアを展望しながら,看護学を学修できるようにサポート体制をつくり,一人ひとりのキャリア形成も支援しています。

看護学群 学群長
原玲子教授

看護学類

看護学の基盤となる知識・技術を身につける「専門基礎科目」と,看護学の専門性を深め,拡げる「専門科目」を学年進行に沿って体系的に配置しています。

国際看護プログラム

グローバルな看護職を目指す学生のためのプログラムです。学生が各自ポートフォリオを作成しながら,所定の英語科目と看護専門科目により4年間学び続けます。「実践看護英語演習」では,海外の大学の看護プログラムや医療機関で2週間の研修や学生交流を行います。国際交流を通じて看護学の面白さをさらに実感できます。

災害看護プログラム

災害サイクル各期において支援ができる看護職を目指す学生が,災害看護の基礎的知識と技術を身につけるためのプログラムです。学生は学修を進めるにあたり,1年次から学びの振り返りができるポートフォリオを作成しながら,指定された科目を学びます。また,その学びを活かした災害看護関連のボランティア活動を行うことでさらに深い学びが可能です。

看護学群のキャリア支援

学生一人ひとりの自己実現のために,そして看護職として自律した社会人となれるようキャリア支援を行っています。

卒業後の進路
  • 病院や施設・地域で働く看護師
  • 自治体や企業の保健師
  • 小・中・高・特別支援学校の養護教諭
  • 大学院や助産師養成校への進学

キャリア教育

4年次に学生自身が進路決定できるように,1年次からキャリア開発教育を通して学修します。具体的には ,1年次から3年次まで行われる「キャリアガイダンス」,「医療機関等研究セミナー」,「公務員セミナー」,「養護教諭セミナー」 を開催します。 その中で個々の学生が,自らの適性を考え職業の選択ができる能力を育成します。

就職・進学相談

4年次はキャリア開発担当教員により,学生が希望する進路について「個別相談」を計画的に行います。また,キャリア開発室の進路指導員による就職試験に向けたエントリーシート作成支援や面接対策など,きめ細かな支援を行います。

国家試験対策

「看護師」「保健師」の資格は,国家試験の合格をもって得られる資格です。4年次には,定期的に模擬試験とその解説会を行い,学びを定着させます。また,国家試験直前対策として教員による学習会を行うなど,合格に向けてのサポート体制を構築しています。

事業構想学群

事業プランニング学類:入学定員60名
地域創生学類:入学定員60名
価値創造デザイン学類:入学定員80名

入学者に求める能力

  1. 地域社会の動向や時代の流れに興味を抱き,自ら問題を発掘し,論理的に考え,表現することを学ぶための基礎的な学力を有する人
  2. 大学での勉学に対する強い意欲を持ち,高度な知識とスキルを身につけることによって地域社会に貢献することを目指す人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

事業構想学群では,現代社会の諸課題を多角的・グローバルな視点で論理的に捉え,その課題解決に向けた事業を実行可能かつ持続可能なものとして構築する能力を身につけるとともに,地域資源の活用や新たな価値創造を志向し,産業,行政,社会の各分野で先導的役割を担える人材の育成を目指しています。

めざせる資格・免許等

  • 簿記検定
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 技術士
  • 防災士
  • 中小企業診断士
  • ITパスポート試験
  • WEBデザイナー
  • 建築士
  • インテリアプランナー

社会保険労務士/司法書士/宅地建物取引士/総合旅行業務取扱管理者/基本(応用)情報技術者/統計検定/銀行業務検定/色彩検定/マルチメディア検定/CGクリエーター/CGエンジニア/画像処理エンジニア/福祉住環境コーディネーター/認定ファシリティマネジャ― など
※目指せる資格は学類ごとに異なります。

学群長メッセージ

「知の拠点」として,地域社会の輝きの原動力となる人材を育成。

風見正三教授

「都市の時代」と言われる20世紀では,大都市に集中する経済力が国を牽引してきましたが,21世紀は「地域の時代」であり,地域の資源を有機的に循環させながら,持続可能な社会を創造していくことが求められています。事業構想学群では,こうした社会状況を踏まえながら,「Project Design」の視点から,様々な事業を構想・計画・設計・運営していくための理論と実践を学んでいきます。本学群には3つの学類があり,事業プランニング学類では「しごとづくり」,地域創生学類では「まちづくり」,価値創造デザイン学類では「ものづくり」を中心に,地域社会に新たな価値を提供する方法論を身につけていきます。21世紀を担う学生諸君は,世界的な視野から地域の行動に結びつける「グローカル(Global+Local)」なソリューションの視座を活かし,積極的に地域社会と関わりながら,東北や日本を輝かせる人材として成長・活躍してほしいと願っています。

事業構想学群 学群長
風見正三教授

事業プランニング学類

入学者に求める能力

実行可能な計画をまとめ上げることに強い関心を持ち,その際に必要となる,情報・データの読解,論理的な思考や表現の方法を学ぶための基礎学力を有する人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

現実の社会で顕在化している諸問題を分析し,新たなビジネスモデルの構築と運営できる能力(事業プランニング力)を育成します。

地域創生学類

入学者に求める能力

地域社会で顕在化している諸問題を分析してその解決策を自ら考えることや,地域社会の基盤となるまちづくりや防減災に関する理論と技術を学ぶための基礎学力を有する人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

現実の社会で顕在化している諸問題を分析し,地域資源も活用することで新たな地域を創生する能力(地域創生力)を育成します。

価値創造デザイン学類

入学者に求める能力

人間感性や地域風土に根ざしたデザイン原理や,人々の生活の場である建築・街・インテリアなどの空間や環境をデザインする理論と技術を学ぶための基礎学力を有する人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

人間の感性や地域の資源に応じた新しい価値を創造できるサービス・生活環境・製品(ものづくり)を探求創造する能力(価値創造デザイン力)を育成します。

食産業学群

食資源開発学類:入学定員62名
フードマネジメント学類:入学定員63名

入学者に求める能力

  1. 食及び食を取り巻く環境に興味を持ち,自然科学の基礎知識を身につけている人
  2. 論理的思考力を持ち,食の安全・安心,環境との調和などの課題解決に情熱を傾けようとする人
  3. 地域社会の一員として,さらには世界的な観点から食産業を考え,その発展に貢献しようとする人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

食産業学群では,食資源開発及び食材生産から食品製造・流通・消費に至るまでのフードシステムについて幅広い科学知識と技術を持ち,食産業全体を理解し,東北地域から世界まであらゆるレベルで食の未来を開拓できる意欲と能力を有する人材の育成を目指しています。

めざせる資格・免許等

  • 家畜人工授精師(牛)
    所定科目の単位取得により,修業試験の該当科目を免除
  • 食品衛生監視員
    所定科目の単位を取得し,卒業後,所定の要件を満たした場合に取得可能
  • 食品衛生管理者
    所定科目の単位を取得し,卒業後,所定の要件を満たした場合に取得可能
  • HACCP管理者
    所定科目の単位取得により取得可能
  • 食の6次産業化プロデューサー
    所定科目の単位取得により,「わかる(知識)」のレベル2として認定

学群長メッセージ

地域を知り,そしてグローバルな視点で活躍できる人材を育成する。

西川正純教授

食産業学群は,農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」に至るフードシステム全般を学ぶことを掲げ,2005年の開設時から歩んできました。現在,消費者の嗜好性が多様化し,少子高齢化で生活様式が変化する中,食品の消費経済市場は大きな転換期を迎えています。消費者行動をいかに理解し,いかにマーケットインによる商品開発に結び付けるかが重要になっています。我々は,農畜水産物の生産,加工食品の開発・流通・消費を文理融合の視点から学ぶことで,こうした課題を解決できると考え進めています。これまでに1500余名の卒業生を地域のみならず世界に輩出し,官公庁はじめあらゆる分野の企業で中核人材となって活躍しています。
時代は,地域を知り,そしてグローバルな視点で活躍できる人材を求めています。宮城,東北のみならず世界への貢献を目標に,共に成長していきましょう。

食産業学群 学群長
西川正純教授

食資源開発学類

入学者に求める能力

動・植物や微生物など,新たな食資源の開発に強い関心を持ち,幅広い科学的知識と技術を身につけ,社会に貢献しようとする人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

地域に根ざす食資源の高付加価値化や生産方法に関する知識・技術を養い,科学的素養に基づきながら地域資源を活用し国際的視点で食産業の課題を自発的に解決して,未来を開拓できる能力を育成します。

フードマネジメント学類

入学者に求める能力

食品製造・加工から流通・消費に至る食産業のプロセスについて,サイエンスとビジネスの両面において知識や技術を身につけ,社会に貢献しようとする人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

フードシステムの構築に必要なサイエンスとビジネスの両面の知識・技術を養い,科学的素養に基づきながら地域資源を活用し国際的視点で食産業の課題を自発的に解決して,未来を開拓できる能力を育成します。

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