高等学校における「総合的な学習(探究)の時間」の内容充実のための

探究型学習の指導支援

学習指導要領の改訂に伴う「総合的な探究の時間」への対応支援として,高等学校における生徒向けの「探究学習の基本講演」を行っています。また,研究開始・中間・最終発表会などでの指導助言といった,大学での研究指導のノウハウを活用した連携にも取り組んでいます。本プロジェクトでは,宮城大学の学生がコーディネーターとなって高校生を支援することも可能です。

宮城県気仙沼高等学校では 1 年生~ 3 年生を通しての探究型学習として「地域社会研究」(1 年生),「課題研究Ⅰ」(2 年生),「課題研究Ⅱ」(3 年生)を行っています。生徒が設定したテーマに対して,適した教員を本学が派遣し,テーマ設定や調査方法への助言を年間を通して行っています。また,中間発表会や全体発表会,最終発表会に本学教員も参加し,生徒の研究成果に対する指導助言や講評も行っています。

【高校からの声】宮城県気仙沼高等学校 研究企画部長 鈴木悠生先生

「生徒たちは,テーマ設定,中間発表,研究相談,全体発表といったあらゆる場面で,宮城大学の先生方とディスカッションを繰り返し,探究を深める支援を受けて活動しています。なかなか出会う機会が少ない専門家の視点からの助言を受けたり,生活から湧き出る興味関心に寄り添った声掛けを受けることが,実感を伴った将来設計の一助になっていると感じています。」

宮城県富谷高等学校 2 年生対象の「T-time」では,各自の進路に関わる学問系統の課題について研究しています。研究の過程で,大学の教員から助言を受けながら,調査方法,情報の集め方,どのようにまとめるかなど,研究の基本姿勢を学んでいきます。2022 年度は食産業学群教員の笠原紳や事業構想学群教員の高橋信人,中沢峻が学生の支援を行いました。

【高校からの声】宮城県富谷高等学校 ユネスコ企画部長 塗田宣幸先生

「課題研究に対する,生徒の『熱量』が上昇しています。自分から疑問に思ったことをチーム全員で共有し,協力しながら研究していく『楽しさ』が,自分でも,また自分たちだからこそできるのだという『可能性』が,そして正解のない答えを探究する『好奇心』が,一見『難しい』と思われている研究テーマを乗り越えるのだというアドバイスをいただきました。約 10ヶ月に及ぶ研究のなかで,この高大連携が,生徒と教員にとって研究姿勢の深化に大きな役割を果たしています。」


高校生徒向けの「探究学習の基本講演」の実施例

高校教員向けの「探究学習指導研修会」の実施例


ご依頼方法について

お申込は実施要項を確認の上,下記申込書にて申込みください

お問い合わせ

〒981-3298 宮城県黒川郡大和町学苑1番地1
宮城大学高大連携推進室事務局(企画・入試課企画・広報グループ)
電話:022-377-8594 FAX:022-377-8282 E-mail:kouhou@myu.ac.jp

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