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都市計画,景観工学,空間情報工学,土木環境システム

地域住民と協働による防災・減災に向けた事前準備に関する研究

石内 鉄平

事業構想学群

石内 鉄平

Ishiuchi Teppei

准教授/博士(工学)

研究内容・実践活動

平成7年に阪神・淡路大震災,平成23年に東日本大震災が起こり,平成28年には熊本地震が発生しました。台風などの水害も含めると毎年のように自然災害が発生し,多くの犠牲者が出ています。地震調査研究推進本部では,南海トラフ地震・首都直下地震が30年以内に70%程度の確率で発生すると発表しています。これまでの震災経験が全て活かされているとは言い難い状況を理解・把握した上で,地域住民とともに防災・減災活動を実践します。
具体的には,これまでの震災における教訓を広く一般に周知するとともに,地域の防災力向上を目指して,ハザードマップの活用に加え,地域の自主防災組織活動として防災マップの作成や避難場所・避難経路・避難方法の確認や情報提供など,地域住民の方々とともに,常日頃から身の周りの危険に対して事前準備を行うといった災害に備えたソフト対策の活動を展開します。さらに,アンケート調査等を活用した災害に対する地域住民の意識調査を実施するなど,当該地域の実情に即したソフト対策のあり方を検討します。

地域住民とともに作成した防災マップ

地域住民とともに作成した防災マップ

地域住民との防災マップの作成風景

地域住民との防災マップの作成風景

地域住民とのまちあるき・防災イベントの開催

地域住民とのまちあるき・防災イベントの開催

産学官連携の可能性

  • 災害に対する地域住民の意識の実態把握および評価について把握・分析するとともに,その結果を踏まえ,地域防災力の向上を目指した取り組みついてお手伝いします。
  • 災害に対する事前準備として,地域住民と協働による防災マップの作成や避難訓練の実施,まちあるきによる地域の危険箇所の把握といったソフト対策の取り組みについてお手伝いします。

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