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気候学、自然地理学、地理情報学

日本および北半球における前線帯に注目した気候変動に関する研究

高橋 信人

事業構想学群
食産業学部

高橋 信人

Takahashi Nobuto

准教授/博士(理学)

研究内容・実践活動

地上天気図上で前線が多く現れる領域を前線帯と呼びます。前線帯の季節進行に伴う南北移動やその年々変動は、特に日本などの中緯度地域の気候変動と密接に関連しています。そこで前線帯の時空間情報を解析することによって、その規則性・特性を明らかにするとともに、それらの原因や影響を明らかにすることをめざした研究に取り組んでいます。
前線帯と日本各地の気温、降水量などの気象要素との変動に関する統計的な関係が明らかになると、その関係式を利用して、これまで不明であった19世紀末以降の前線帯の動向を復元できます。さらには、このようにして明らかになった過去の前線帯の動きから、気象観測資料が不足している地域の気候変動の時代変遷をも明らかにすることが可能になります。このようにして作成される資料は、気象災害を予測する上での有用な資料を提供することにつながると考えています。

前線帯の空間分布の例 (2003年8月9日~8月23日の前線出現率)

前線帯の空間分布の例
(2003年8月9日~8月23日の前線出現率)

前線帯の南北変動と大雨出現率の関係 (大雨は日降水量50mm以上の日として算出)

前線帯の南北変動と大雨出現率の関係
(大雨は日降水量50mm以上の日として算出)

産学官連携の可能性

・気象データのみならず各種時空間データについて、データの特性に応じた管理、分析の手法を提案・助言することが可能です。
・地理情報システムなどを用いた空間データの視覚化の手法など、地理情報システムを扱う上でのノウハウについて助言および教授することが可能です。

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