キャリア・インターンシップセンター

キャリア・インターンシップセンター

確かな教育に基づく専門力,人間力の育成

宮城大学では,基盤教育や専門教育に加えて,
インターンシップを含めたキャリア教育の充実を図ることにより,
高度な実学に基づき,豊かな人間性,高度な専門性及び確かな実践力を身につけ,
グローバルな視点で地域社会や日本経済の発展に貢献できる人材を育成しています。


CIC長メッセージ

世界人口は2022年秋の国連推計で80億人に達するとされています。

過去何百年にわたり,災害や疫病,不衛生や飢餓,気候や土地条件等の様々なハードルを克服し,人類は現在,史上空前の繁栄を遂げた生物になったのかもしれません。
にもかかわらず,私達の未来は光りと輝きにみちている,というより,気候変動による世界的な環境の変化や,人口の増減の進行が社会にもたらす影響等により,多くの課題や困難を想定せざるを得ない,という状況下にあるといえます。

海の底から空のはてまでを視野とし,言語や文化,距離や時間をこえた世界での交流を実現し,AIによる人工知能まで日常の中に組み込む文明を築きあげながら,結局,人は尊さと愚かをあわせもつ生きものなのかもしれません。

私達や私達の子孫に残される未来の世界が,たとえ苦しみや悲しみから解放されない辛いものなのだとしても,その中で,絶望せずに生きる知恵や経験を培っていくことはやはり大切なことではないでしょうか。

世界や日本,ふるさとや地域社会は,未来を担う若い世代の参加と活躍を心から待ち望んでいます。

本学で,地域での実践を通じた学びを深め,豊かで包容力があり,しなやかさとレジリエンスをそなえた人間性や,様々な専門性を築き,学生各位が社会で活躍していくことを願い,インターンシップを含めたキャリア教育を進めていきたいと考えています。

学生それぞれの努力と,ご家庭や関係者のご理解とご協力に改めて感謝するとともに,今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りたく,深甚よりお願い申し上げます。

キャリア・インターンシップセンター長
小沢晴司


4年間を通じたキャリア教育及び就職支援

中長期的な視野に立ったキャリア教育を目指し全学群にて 1 年次から3年次後期にわたり充実したキャリア科目の講義を用意しています。その充実したプログラムの中で学生自身がじっくりと自分と向き合いながら自己のキャリア形成を考え,それを実行に移すことのできる様々な機会を提供します。

低学年から,キャリア教育科目と連動し,対面型やオンライン型など多様なインターンシップ・プログラムを実施します。さらに,専門分野別のプログラムも提供します。就活に直結する公募型インターンシップ,学生向けビジネスコンテスト,アイデアソン等の様々なプログラムの情報提供も積極的に行います。

キャリア開発室では,学生の個性と適性そして希望する様々なライフプランに沿ったキャリア形成を,企業情報の提供,就職関連のガイダンス,学生の適性別に実施されるテクニカルセミナー,個別企業セミナー,そして合同業界研究セミナー等を提供し,年間を通じて多角的にサポートします。

4年次に学生自身が進路決定できるように,1年次から3年次まで,講義・グループワーク・先輩の体験談などを通して,個々の学生が自らの適性を考え職業の選択ができる能力を育成します。

社会環境や他者との関係を理解し,キャリア・プランニング・プロセスの考え方を学び,様々な職業人の話から,進路選択を熟考しながら自己を分析し,どのような能力を身につけるべきかを実践的に学びます。

早期のキャリア観醸成を目指し,2 年次に仕事や社会について学び,インターンシップ参加の機会も提供します。3 年次には,職業選択に向けて多様なインターンシップ参加のプログラムを用意しています。

「看護師」「保健師」の資格は,国家試験の合格をもって得られる資格です。4年次には,定期的に模擬試験とその解説会を行い,学びを定着させます。また,国家試験合格に向けて教員のサポート体制を構築しています。

行政事務,建築,保健師など公務員を目指す学生を対象に,教養試験と専門試験の対策講座をはじめ,論文添削や面接指導,また個別自治体説明会など多岐にわたり支援プログラムを実施しています。

学生による主体的なキャリア形成への意識づけ,また職業観や勤労観の涵養を目的に,企業,自治体の採用担当者や本学のOB・OGを招聘し,業界,企業を広く研究する機会を設けています。

※上記プログラムは 2021 年 4 月 1 日現在のものであり,今後変更する可能性があります。


キャリア・インターンシップセンター組織図

《2つの開発室による強固なキャリア形成支援》

インターンシップ開発室

インターンシップ開発室(IDD)は,高等教育としての『インターンシップの宮城大学モデル』を推進する部署として,2018年4月から活動しています。学生が仕事選びの前に,社会で働くことの意義を学び,社会人基礎力を高められるようにすることを目的に,実際の職場での体験型インターンシップを実現するため,企業や各種団体のご協力を得て成長の場を提供いただけるよう環境を整備する役割を担っています。また,インターンシップを通して,地域との関わりや自分の使命を認識し,学生自らが社会に貢献する意識や能力を高められるように促すことも目的としています。

IDD長メッセージ/インターンシップが注目される背景

近年の大学教育において,なぜこれほど「インターンシップ(Internship)」が注目されているのでしょうか。

それは,大学生が企業・組織での就業体験を通じて,

  1. 学生でありながら「組織の一員として働く」ことの意味を実感できる
  2. 大学での学修と仕事を関連づけることで学修の深化や学修意欲を高められる
  3. 将来のキャリアを真剣に考え準備する糧となる

このような得がたい機会になるからです。デジタル変革など我々のおかれる経済社会環境の激変する中,「働く価値観」から「企業の雇用・採用のあり方」まで大いに変化しています。
だからこそ,大学教育におけるインターンシップは,ますます重要になっているのです。

国際インターンシップを体験した一人として

欧米の大学では,長期インターンシップが広く行われており,卒業後の仕事と直結する場合が多いといわれています。時代は遡りますが,私も大学4年生の時に米国の商工会議所で長期インターンシップに挑戦し,国際ビジネスや組織での働き方を深く学ぶことができました。その経験が,卒業後に企業のコンサルティング業務や国際機関の事務局出向でとても役立ちました。私のキャリアの出発点は,この国際インターンシップだと思っています。長期でも短期でも真摯に取り組めば,将来のキャリアに大きな意味を持つ機会になる,それが「インターンシップ」です。

企業にとってインターンシップの新たな可能性

インターンシップは,企業・組織にとって多様な意味を持つようになっています。学生に就業機会を提供したり,採用プロセスの一部とするだけではありません。視点を変えれば,大学生の考え方を理解し,自社がどのように見えるかを把握することにも役立ちます。さらに,課題解決型プログラムにより,学生のアイデアから新たなビジネスのヒントを探ろうとする企業も増えています。
企業・組織の取り組み方によって,様々な可能性が広がっているのです。

インターンシップ開発室(IDD)の役割と今後の方針

インターンシップ開発室(IDD)は,企業・組織と連携して『インターンシップの宮城大学モデル』を構築・推進することで,地域社会はもとよりグローバルに活躍できる人材を育成・輩出することを目的に活動しています。
これまで,各学年のニーズに応じたインターンシップのプログラムを整備すると共に,多くの受入れ企業・組織にご協力いただき,教員も一緒になって多彩なプログラムを創ってまいりました。それぞれの企業・組織の特性を活かすことで,学生にとって学びや気づきの多い独自のプログラムが出来ています。また,学生が実際に職場で仕事を体験することで,それまで予想もしなかった仕事の魅力に気づき,自らのキャリアを見つめ直して,進路の選択肢に加える例もでてきています。

今後は,産官学連携によるインターンシップの意義を高めるために,インターンシップが学生の成長の場になると同時に,受入れ企業・組織の皆様の新たな「価値創出」の機会につなげられるようにと考えております。
学生が「働くこと」の魅力を実感し,自らのキャリアを深く考えて,大いなる飛躍を促すために,インターンシップ・プログラムの「多様性」「独自性」「質」を充実させるべく取り組んで参ります。

これから域内外でリーダーシップを発揮できる人材を我々の「宮城」で育てるために,皆様との連携をより緊密なものにしていきたいと強く願っております。

インターンシップ開発室長
大嶋 淳俊


インターンシップ・プログラム

1・2 年次より講義形式でのキャリア形成教育と連動し体験型学習として多用なインターンシップ・プログラムを実施します。また就活に直結する公募型インターンシップ或いは学生向けビジネスコンテスト等の学外にて実施される様々な体験型プログラムの情報提供を積極的に行います。

2年次:インターンシップⅠ 〈「働く」ことを理解〉

社会で「働く」ことを身近に感じ,必要とされる要件を理解するとともに,大学の学修との関係を認識してその後の学びを深めるプログラムです。

3年次:インターンシップⅡ〈自分の「仕事」をイメージ化〉
公募型インターンシップ/専門分野別インターンシップ

社会における実際の仕事に触れ,組織のメカニズムを知り,そこで得た経験や人脈を職業選択や就職活動に活かすためのプログラムです。

学外研修(インターンシップ・アドバンストコース)

宮城大学が企業や団体と連携する多様なプログラムに参加して,様々な経験を通じて「働く」ことを身近に感じ,「仕事」に必要な創造力や協働力の大切さを理解し,さらに地域社会を深く知るためのプログラムです。

キャリア開発室

キャリア開発室は,大和と太白の両キャンパスに設置されており,豊富な経験を持つ指導員が常駐しています。学生が,生涯に渡って学習しようとする高い意識を持てるように,そして主体的思考力と強い人間力を身につけるために,学群ごとに適したキャリア教育と就職支援を行っています。そして,学生の個に合った親身な指導や相談を心掛けています。さらには,実践的な就職セミナーや県内外の企業による説明会等を随時開催するほか,OB・OGと意見交換できる場を設けるなど,多くの企業と接する機会を提供しています。キャリア開発室は,まさに“チャンスと出会う場”です。
※本学を卒業されたみなさまへ:キャリア開発室では,希望する卒業生に,就職に関する情報提供や個別相談等を実施しています。相談等を希望される場合は,キャリア開発室にご連絡ください。

須田義人

CDD長メッセージ

今は何も無くていい,今は何も出来なくていい,今は自信が無くていい,今は弱い自分であっていい,でも,ただ何か1つに挑んでほしい。それをやり抜いてほしい,逃げないでほしい,自分の弱さと闘ってほしい。

分かっているようでも,分かっていない事が多い。

君達の社会はそんなに甘くない,楽しいことだけではない,思い通りにはならない,辛く苦しいこともある。
人の強さは,難局でどう対応するかで決まる。

これまでの自分を見つめ直し,何でも学び,歯を食いしばって成長しようと努力を続けることで,大切なものを見つけ,自信が付き,強くなることができる。

そうすれば,社会の一員であることを自覚し,楽しいことも生まれ,思い通りに成功できる可能性が高くなる。

夢を実現したいなら,歯を食いしばって,努力を続ける。きっと誰かが見ていてくれ,手を差し伸べてくれ,縁が生まれる。

教職員は,君達に社会を理解し,縁を生む切っ掛けと術を提供します。
君のキャリアの輝きは,君自身で磨かないと失うことを知っていてほしい。

応援しています。

キャリア開発室 室長
須田義人


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