ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地ホーム > ファームビジネス学科 > 【研究室紹介】性比のコントロール/動物生殖学研究室

【研究室紹介】性比のコントロール/動物生殖学研究室

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年2月5日更新

性比のコントロール

受精時の性比(雄と雌の比率)を“一次性比”と呼ぶのに対して、出生時の性比は“二次性比”と呼ばれています。二次性比は戦争、飢餓、疫病、放射能汚染など社会的情勢や生活環境によっても変化することが報告されています。
二次性比をヒトでみてみましょう。2012年の日本人の人口推計では0歳児の性比(男性/女性)は105:100となり、男性の方が5%多くなっています。このように二次性比に偏りが生じてくるのはどうしてなのでしょうか。
精液中のX精子とY精子の割合に違いがあるか、ウシ精子を使って精子の性染色体を染めて調べました(写真)。その結果は、100:100でほぼ理論値と一致することが確かめられました。このため、母胎側に胎児の性に偏りを生じさせたり、コントロールしたりする何らかの機構があると推測しています。
しかし、今のところ二次性比が変動する原因は解明されていません。もし、性比を変動させるメカニズムが解明されれば、家畜をはじめとする産業動物などへの応用が期待されます。小林教授の研究室では、この二次性比の偏りに注目して、性比を変動させる要因について分子レベルで研究を行っています。