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水田利用研究室

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月12日更新

齋藤 満保 (ファームビジネス学科/教授)

宮城米の一等米比率向上に関する研究

宮城県では全国的にも良食味で有名な「ササニシキ」「ひとめぼれ」を育成し、広い面積で作付けを行っています。しかし、残念ながら玄米の品質を示す一等米比率は東北の他県と較べ決して高くはありません。この原因を明らかにし、栽培法による品質向上対策について研究を行っています。

寒冷地稲作における安定・多収技術の確立に関する研究

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出芽器内緑化育苗法で育てた乳苗

 ぐらふ

水稲苗の種類と出穂日毎の出穂率(2003年)

環境にやさしい水稲栽培技術の確立に関する研究(1)

一つには、水田の持つ環境保全機能の中で、特に水を貯える機能の増大をはかりながら、東北地方で安定した高収量を目指す水稲の深水栽培法の開発研究を行っています。分げつが始まる頃から深水管理を始め、梅雨時の雨を水田に貯え、盛夏時の水不足にも対処しようと考えたものです。これまでの実験で、地域の平均収量を確保できることが確認されており、今は、貯水機能を保持しつつ、多収に結びつくための水管理法やこの水管理に適した品種特性の調査を行っています。
イネの長期深水栽培(水深約25cm) 深水管理(穂が垂れている) 慣行管理(穂が上を向いている)
2003年冷害年の水管理と稔実の状況(品種:こころまち)
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環境にやさしい水稲栽培技術の確立に関する研究(2)

二つ目は、消費者のニーズである安全・安心な水稲生産への取り組みと同時に環境への負荷を軽減した栽培の研究です。水田の雑草を農薬である除草剤を使わずに退治するため、米糠(こめぬか:玄米から白米にするときに削った黄色い粉状のもの)散布について研究しています。通常、米糠は厄介物として扱われ、これで雑草防除ができれば一石二鳥なのですが、効果のうまく出る水田とそうではない水田とがあります。効果発現のしくみと効果が発現する水田であるかを簡単に判別する方法について調べているところです。
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水田での米糠散布

水田へのイネ以外作物の導入に関する研究

コメの消費量が減り、これまでイネをつくった水田でもダイズやムギ類が栽培されています。今後、イネを育てない水田面積がさらに増えるかもしれません。そこで、水田状態ないしは湿った状態の圃場でも生育できる、機能性の高い作物の栽培を導入しようと考えています。実際の研究はこれからで、今は、エゴマや2、3の作物を、まず畑で立派に育てること、播種時期はいつ頃が適期なのかなど基本的な調査を行っています。
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太白山(321m)

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健康に良いエゴマの栽培