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卒業研究課題の成果が国際学術ジャーナルに掲載されました

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年3月9日更新

ファームビジネス学科の動物遺伝育種学研究室(須田研究室)第一期生の高橋遊さん(2008年度卒業、キッコーマン・ソイフーズ株式会社勤務)は、指導教員が共同研究として獲得した大型研究プロジェクト課題を卒業研究課題として担当しました。その結果、インパクトのある成果を上げ、共同研究先と共にまとめられた学術論文として、国際学術ジャーナル「BMC Immunology」(2014年)に掲載されました。マウスなどでのモデル実験ではなく、実際に対象動物を使っての成果報告であり、豚での報告はとても少なく国際的にインパクトのある成果として医学や動物科学分野の多くの研究者に参考にされています。インターネット上で公開されており自由に閲覧できます。

高橋さん

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24943108

(写真:高橋 遊さん 平成21年3月卒業)

 


[論文内容]

「Immunobiotic Lactobacillus jensenii as immune-health promoting factor to improve growth performance and productivity in post-weaning pigs」

(訳 イムノバイオティック乳酸菌(jensenii)は免疫性健康促進因子として機能し、離乳後仔豚の成長を促し生産性向上に貢献する)

家畜やペットの飼料には多くの抗菌物質が配合されていて、耐性菌発生や残留問題で安全性を脅かしています。この理由で世界的に抗菌物資や抗菌剤の使用は禁止される方向にあり、代替物の開発が急がれています。今回、その有力候補として免疫機能を高め動物の健康を維持し促進するイムノバイオティック乳酸菌株を発見しました。その機能性について仔豚を使って研究した論文です。離乳された仔豚は、自己の免疫機能を発達させ体を守る必要がありますが、初期は感染症などを患い、下痢や肺炎をおこして成長が阻害され酷いと死に至ります。この研究では、抗菌物質を使わず投薬もしないで仔豚を健康に育てて生産性を高めることの出来る有用乳酸菌を発見し、飼料に配合し毎日給与することで、子豚の免疫機能を高め、成長を促進し、良質な豚肉生産を可能にすることが分かりました。