看護学群

看護学類:入学定員95名

入学者に求める能力

  1. 人や地域社会,看護に関心を持っている人
  2. 人の喜び,苦しみを分かち合える温かい思いやりを持ち,人との関係を大切にできる人
  3. 科学的探究心を持ち,主体的かつ柔軟な発想で取り組むことができる人
  4. 国の内外を問わず,看護学を通して地域社会に貢献しようと思っている人

大学教育を通じて発展・向上させる能力

看護学群は,生命の尊厳を基盤とする豊かな人間力を備えて,科学的思考とマネジメント能力を持ち,ヒューマンケアを中核とした創造的な看護を展開し,地域の人々,多分野・異文化の人々と協働して学際的に活躍できる人材育成を目指しています。

めざせる資格・免許等

  • 看護師国家試験受験資格
  • 保健師国家試験受験資格(選択)
  • 養護教諭一種免許状(選択)

卒業時に取得できる資格・免許は,「看護師国家試験受験資格」が全員,保健師教育課程を選択した学生は「保健師国家試験受験資格」,養護教諭教育課程を選択した学生は「養護教諭一種免許状」を取得できます。

学群長メッセージ

持続可能な社会を健康の側面から実現する看護人材をはぐくむ

高橋和子教授

SDGsという言葉をよく耳にする機会が多くなりました。SDGsはSustainableDevelopmentGoals(持続可能な開発目標)の略称であり,今,世界が注目している言葉です。2030年の達成を目指し,貧困や健康,福祉,環境などの17の目標を掲げ,各国で様々な取り組みがなされています。なぜ,「持続可能性」か。これは,これからの時代の環境や社会の安定性への懸念の現れでもあり,多様な人々が,安心して,差別されることなく健康に暮らせる社会を目指し,変化していくことへの期待でもあります。看護は,まさに,人,社会,環境の中にある課題を発見し,健康の側面から暮らしの持続に関わります。人や取り巻く環境が持つ力をエンパワーメントしながら変化を図り,多様な状況にある人が,地域や社会の中で,より健康に,より豊かに生きることを支援します。宮城大学は,看護,事業構想,食産業の3つの学群からなる人の暮らしに関わる学び場です。他分野の学生が共に学ぶ環境の中で,未来に繋がる看護を学びましょう。

看護学群長 高橋和子 


看護学群「スキルスラボ」が2022年10月にオープンしました

看護学類

看護学の基盤となる知識・技術を身につける「専門基礎科目」と,看護学の専門性を深め,拡げる「専門科目」を学年進行に沿って体系的に配置しています。

国際看護プログラム

国際協力の現場や多様な文化的背景を持つ人々への看護臨床で,関係者と協働した看護実践を行えるための基礎的能力の修得を目指しています。4 年間を通して,外国語やグローバルな視点での健康課題や文化ケアアプローチについて学びます。海外の大学の看護プログラムや国際援助の実際に関する講義等への参加を通して,国際看護の魅力を実感できます。

災害看護プログラム

災害サイクル各期において支援ができる看護職を目指す学生が,災害看護の基礎的知識と技術を身につけるためのプログラムです。学生は学修を進めるにあたり,1年次から学びの振り返りができるポートフォリオを作成しながら,指定された科目を学びます。また,その学びを活かした災害看護関連のボランティア活動を行うことでさらに深い学びが可能です。

看護学群のキャリア支援

学生一人ひとりの自己実現のために,そして看護職として自律した社会人となれるようキャリア支援を行っています。

卒業後の進路
  • 病院や施設・地域で働く看護師
  • 自治体や企業の保健師
  • 幼・小・中・高・特別支援学校の養護教諭
  • 大学院や助産師養成校への進学

キャリア教育

4 年次までに学生自身が進路決定できるように,1年次からキャリア教育を通して学修します。具体的には,1 年次の「スタートアップセミナーⅡ」でキャリアについて学びます。そして,2 年次からの「キャリアガイダンス」,「公務員セミナー」,「養護教諭セミナー」などを通して個々の学生が,自らの適性を考え職業の選択ができる能力を育成します。

就職・進学相談

4 年次はキャリア開発担当教員により,学生が希望する進路について「個別相談」を計画的に行います。また,キャリア開発室の進路指導員による就職試験に向けたエントリーシート作成支援や面接対策など,きめ細かな支援を行います。

国家試験対策

「看護師」「保健師」の資格は,国家試験の合格をもって得られる資格です。4 年次には,定期的に模擬試験とその
解説会を行い,学びを定着させます。また,国家試験直前対策として教員による学習会を行うなど,合格に向けてのサポート体制を構築しています。

TOP