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シラバス(基盤教育科目38)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月1日更新

講義名

現代社会と哲学

Course

対象学科

看護学群(選択)/事業構想学群(選択)/食産業学群(選択)

年次・学期・単位

1・2年次/前期(大和)・後期(太白)/2単位

担当教員

菅原 謙

授業概要

変化の速い現代社会にあっては,変化に適応するだけでも容易なことではない。しかしそれが何時しか,時流に流されてしまってはいないだろうか。もしそうであるならば,ここは一旦立ち止まり,われわれの来し方行く末を考えてみるべきであろう。とはいえそれが,現状の追認に留まるだけでは不十分である。さらに一歩踏み込んで,社会のあるべき姿を構想してみることが重要である。もちろん,このとき,独断に陥らないためには,導きの糸が必要である。その糸を見出すために,この授業では,論理学的な思考法と日常的な思考法との違いを明らかにしたうえで,古今の哲学者や思想家が社会や国家をどのように考察し構想してきたかを概観する。加えて,現代社会の諸課題を題材に「われわれは何を変革し何を保守すべきか」との観点から,哲学的思索を試みる。

ディプロマ・ポリシー(DP)との関連

【知識・技術:◎】【思考力・判断力:○】【表現:-】【主体性:△】【協働性:-】

到達目標

[1] 主な社会哲学者の諸説を説明することができる。[2] 哲学の基本用語を説明することができる。
[3] 主な社会哲学者の諸説の妥当性を現代社会の実情を踏まえて批判できること。

授業計画

内容

第1回

論理学的思考・批判的思考とは

第2回

「社会」および「国家」概念の整理

第3回

プラトンとアリストテレス:国家観・政体論・社会観

第4回

ホッブズ:「万人の万人に対する闘争」と社会契約

第5回

ロック:自然権と社会契約

第6回

ルソー:一般意志と社会契約

第7回

カント:非社交的社交性と社会哲学

第8回

モンテスキュー:政体論と三権分立論

第9回

アダム・スミス:人間観と社会観

第10回

ヘーゲル:弁証法と国家観

第11回

市民社会論:「市民社会」の概念の種々相

第12回

「再分配」と「豊かさ」:私的所有権の問題と古今の諸説

第13回

「論理」をめぐる課題:「本質主義」「二項対立」

第14回

若者語:若者語の使用に見る規則と自由の問題

第15回

まとめ:授業全体の総括(現代社会における哲学の意義)

第16回

試験:学習した哲学者の見解を要約し,現代社会の実情を踏まえて批判すること。

評価方法・評価基準

小レポート(25%):特定の哲学者・思想家の主義主張を解説する目的で,800字程度の解説を書く。第12回目の授業終了時に提出のこと。期末試験(75%):取り上げるべき社会問題を指定するので,それについて哲学者・思想家の見解を踏まえながら自説を展開する。
詳細な評価項目については,初回講義時にルーブリック(評価基準表)により示す。

教科書

資料を配布する。

参考書

岩田靖夫(2008)『いま哲学とはなにか』岩波新書.田中正人(2015)『哲学用語図鑑』プレジデント社.
その他については講義用プリントの参考文献表に掲載するので参考にされたい。

他の科目との関連

社会と文化との総合的な理解を目指す上で「現代社会の諸相」と「人と宗教」も併せて受講されたい。

事前・事後学修

資料をダウンロードして事前に目を通しておくこと。復習として,資料に掲載されている識者の主張の引用を熟読し,理解を深めること。各回の授業のテーマに関し,授業で習ったことを踏まえ,自分なりの考えをまとめておくこと。なお,授業の最後にリアクション・ペーパーを提出することをもって,復習の起点とする。

Course Description

Social philosophy, State, Civil society, Logical thinking