1.コンピュータグラフィックスとは

 

コンピュータグラフィックス(computer graphics)

 「コンピュータを使って図形や画像を作成,処理すること」
  日経BP社 エンジニア'sハンドブックより
 

コンピュータグラフィックスの発達 <<コンピュータ技術の飛躍的進歩

 

情報伝達の手段の変革

テキスト情報から画像情報へ
   例えば新聞からラジオ,そしてテレビへ
   つまり画像情報はより多くの情報を伝達することが可能.
アナログ情報からデジタル情報へ
   レコードからCDへ
   カメラ(フィルムからデジタルカメラへ)
   アナログ放送からデジタル放送へ
   アナログ携帯電話からデジタル携帯電話へ

>>デジタル化による情報の伝達の効率化
  (必要な情報のみ選択的に伝達することができる.)
  アナログ情報の方がより多くの情報量を含んでいる場合が多い.
   (例えば写真,デジタルカメラとフィルム現像との比較)
>>デジタルによる情報伝達では,情報の劣化が生じない.
 (現状のA/D変換,D/A変換の積み重ねにおける情報の劣化が生じない)

コンピュータグラフィックスの応用技術

ベクタグラフィックスの発達 >> CADの発達と大きく関連している.
1952年 MIT NC(numerical control)工作機の開発
1959年 MIT CADの概念
1963年 MIT  SKETCHPADの開発
以降,1960年代,CAD/CGの基礎的技術が構築される.
1970年代−1980年代 2次元CADの普及期
1990年代 3次元CADの普及期
ラスタグラフィックスの発達>>宇宙・軍事技術から発展
1960年代後半から1970年代
 人工衛星からのデジタル情報の可視化>>例えばリモートセンシング
1970年代後半から1990年代
 より精度の高い情報の伝達,画像処理技術の高度化
ベクタグラフィックスとラスタグラフィックスの融合 >> CG
ベクタグラフィックスとラスタグラフィックスの融合
1990年代−
 マルチメディア化
 3次元CG技術の高度化及びその応用が進む→VR(virtual reality)技術へ

コンピュータグラフィックスの応用分野

  ゲーム・エンターテイメント
  各種産業(機械・医療・建築・土木などその応用はさまざまである)
 

土木分野でのCG技術を適用した事例の紹介

最新のCG技術(SideEffect社Houdini)のビデオ紹介