【車いすの扱い方】
1998/10/29 看護援助技術論T「ボディメカニクス演習」Aクラス1G 作成資料より

 

〔車いすでの介助の主なポイント〕

@ 車いすはベッドに対し3045度の位置に置き、必ずブレーキをかける。

A 看護者は、上半身を起こした後、患者を小さくたたむ。

B 看護者は、脇を絞めて、しっかりと患者を抱える。

C 看護者は、患者の膝の下を自分の両膝ではさむ。

D 看護者は、しっかりと立ち上がる。

E 看護者は、足を踏み変えない(そのために、足を肩幅程度に広げる。)。

F 看護者は、患者を立たせると同時に患者の身体を車いす側にまわし、座らせる。

(患者を車いすからベッドにもどすときは、@をした後、逆の要領で行う。)

 

車いすでの介助の方法

1. 車いすを持ち運びするには、グリップとフットレストを持つ。

2.  たたんである車いすをひろげるには

@ 座る部分の両端をおさえる。

A 左右のフットプレートをおろす。

3.  車いすをたたむには

@ 左右のフットプレートを上に持ち上げる。

A 座る部分の中央を両手で持ち上げる。

B 左右の肘当てを両手でおさえる。

4.  乗り降りをする時には、ブレーキをかける。また、ブレーキをかけるには、2つのレバーを後方に引き、ロックするまで後方に引く。

5.  不整地、段差を移動するには、自在輪を上げた状態のまま操作する。また、自在輪を上げるには、ディッピングレバーに足をかけて、体重をのせて握りを後下方に引く。

6. スロープを移動するには

@ 登る時には、前向きで操作する。

A 下る時には、後ろ向きで操作する。

7. 階段を移動するには

@ 人を乗せた状態で、車いすを4人で持つ。

A 登る時には、前向きで運ぶ。

B 下る時には、後ろ向きで運ぶ。

 

〔1人で車いすを利用する方法〕

1.  乗り降りをする時には、ブレーキをかける。

2.  平地で前に進むには

@ 車輪をまわすには、手はハンドリムの一番上を握り、そこから力を集中させて車輪をまわす。

A ある程度車輪をまわしてスピードがついたら、一度手を放し、手を完全にリラックスさせる。

3.   方向転換をするには、片方だけのハンドリムをまわす。また、前に進まずに、急角度に方向転換をしたい時は、もう片方のハンドリムを固定して行う。

4.   坂を登るには、車輪をひたすらまわし続ける。また、この時に、体を深い前かがみの状態にすると車いすの安定が保てる。坂を下る時には、スピードが出て危険なため、ハンドリムを手で持ってスピードをおさえる。また、危険をともなうため、1人では、しないほうがよい。

 

 

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