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新着情報

22.12.14

仙台市消防局(太白消防署)の防火・防災プロモーション#01/食産業学群「食品マーケティング演習」×事業構想学群 鈴木研究室

宮城大学では,令和2年度から研究推進・地域未来共創センターのコーディネーションにより,仙台市消防局(太白消防署)と連携して,市民の防火・防災意識向上に向けたプロモーションデザインに取り組んでいます。今年度は,食産業学群の「食品マーケティング演習」に事業構想学群の鈴木研究室が合流し,両学群の3年生がそれぞれの専門分野を活かして調査・企画・デザイン・制作を行います。

今年度の防火・防災プロモーションのテーマは「災害に備えた家庭の備蓄」

近年は,増加する地震や水害などの災害時に備えて,各家庭における非常食のローリングストックなどの推進が呼び掛けられていますが,市民に十分に浸透していないことが課題です。学生たちはグループごとに分かれ,マーケティングリサーチの手法を用いて実際の家庭の備蓄状況を調査しその結果から課題を抽出,「災害に備えた家庭の備蓄」を普及・啓発するアイデアを検討します。

また,「食品マーケティング演習」の授業に,ヒューマン・コンピュータ・インタラクションの観点から,人・モノとコンピュータの関係性をデザインする研究を行う事業構想学群の鈴木研究室の学生たちが合流し,消防署メンバーも授業に参加して意見交換をしながら来年3月にララガーデン長町で行う展示内容の企画検討と展示物のデザイン・制作に取り組みます。

10/27消防署職員によるレクチャを実施「警防・予防・救助・救急」を紹介

10月27日に行われた第5回の授業では,太白消防署の職員からのレクチャを実施しました。消防署が担う「警防」「予防」「救助」「救急」の4つの仕事の紹介と,今回のテーマである災害時の備蓄について消防署の担当者から講義がありました。講義では,東日本大震災時の経験をふまえた備蓄の考え方やローリングストックの例などについて詳しい解説があり,備蓄の推進方策を考えました。

11/17グループごとに,企画案のプレゼンテーションを実施

11月17日に行われた第7回の授業では,リサーチ結果から検討した展示物の企画案について,食品マーケティング演習の6つのグループと,鈴木研究室の学生グループからのプレゼンテーションがありました。各グループの発表に対して,消防署メンバーからは,消防署の活動をプロモーションする際に留意すべき点などについてコメントがあり,学生との質疑応答を行いました。また,講義に参加した鈴木准教授からは,アイデアから展示作品を制作する際のデザインの考え方や技術的なアドバイスがありました。

12月8日に予定している第10回目の演習では,太白消防署の施設見学を行う予定です。

仙台市消防局(太白消防署)とは

宮城県仙台市の消防部局として通常の消防業務を行うほか,仙台市消防音楽隊,消防航空隊,特別機動救助隊(スーパーレスキュー仙台)や,杜の都防災Web,消防署の公式Facebookなど防火・防災の観点だけでなく,総合的に消防署の意義や機能を社会に広く伝達する活動を行っています。 

食品マーケティング演習とは

3年次後期開講の選択科目で,食産業を事例とした,商品(コミュニケーション)企画などを対象に,その企画を立てるまでのリサーチについて講義と演習形式で学ぶ。商品(コミュニケーション)企画のためのリサーチを通じて,食品のマーケティングについての知識・理解を深め,今後マーケティング活動を展開していく上で必要となるスキルの獲得を目指す。

食・食品を対象として,消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っ
ています。顧客を正しく理解することで,企業と顧客とのギャップをできるだけ埋め,多くの人にとってよりよい暮
らしになるよう,マーケティングの視点から考えていきます。

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