バスに関して


土木学会 土木計画学研究委員会小委員会 生活交通サービス研究小委員会

 土木学会・土木計画学研究委員会では,2002年2月に施行された路線バス事業の参入撤退規制緩和に伴い,都市部では新規参入による競争の激化,地方部での撤退による地域住民の移動機会の確保,などこれまでにない大きな変化予想されることから,公共交通サービス分野での"壮大な社会実験"の経験を共有化し,サービスを適切に提供しうるための技術的基盤の確立と今後の政策論の展開に向けた研究・調査を行うことを目的として「規制緩和後におけるバスサービスの提供方策に関する研究小委員会」を設置しました.
 その後,乗合タクシーなど,従来のバスとは異なるサービスも含まれることなどから,「生活交通サービス研究小委員会」と名称を変更して現在に至っています.


バスサービスハンドブック

 研究小委員会での活動成果をまとめたのが,「バスサービスハンドブック」で,2006年11月に出版されました.

 2007年1月以降,このハンドブックの講習会を全国各地で開催しております. スケジュール等は研究小委員会のホームページでご確認ください.


バス110番

 公共交通の担い手としての自治体の役割は益々大きくなってゆくものと考えられます.しか,多くの自治体では専門の部署も職員もおらず,公共交通計画の策定に戸惑っているのが現状ではないでしょうか.
 この現状を踏まえ市町村など自治体の公共交通計画などのアドバイスを行うため,交通を専門とする学識者で構成されるバス110番を開設しました.私もそのメンバーの一員です.お気軽にご相談ください.


これまでの研究成果

仙台都心循環バス

 1999年の社会実験「杜の都の交通大作戦」の際に,その計画策定並びに評価のために事前,事後アンケート調査を実施しました.その概要等です.
 1999年,2000年の社会実験の結果を踏まえ,現在は「100円パッ区」に引き継がれています.