出先で地震

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  • 土曜日は自分が所属していた研究室の研究会に出席するために新幹線ホームに向かっていた。とったのは仙台発8時52分発の新幹線である。
  • おみやげも買ってホームで待ってようとして階段を上がったとき,遠くから「ゴゴゴゴ」という音が聞こえてきた。ホームの天井からぶら下がっているものが揺れている。「地震だな」と思ったその瞬間,これまで感じたことがないようなことが起こった。地震なのだが,揺れそのものよりも,天井からぶら下がっている数々の機器が轟音をたてて揺れていることに恐怖を覚えた。天井が崩れたら逃げ場がない。死を覚悟した。
  • 実際には天井どころか,何も落ちてくることはなく,売店に並んでいた缶ビールが崩れただけだった。ホームにいた人は一様に身を伏せていた。
  • その後真っ先に考えたのは安否確認である。まず自分が大丈夫であることを連絡する必要がある。一カ所につながれば後は口コミで広がるに違いないと思い,実家に連絡して安全を伝えた。
  • それから今日参加する予定だった先にも連絡してから,しばらくふらふらしてから帰宅した。地下鉄はまだ運転を再開していなかったので,バスと徒歩で帰宅した。
  • 帰宅したら妻子はお昼寝の真っ最中だった。
  • 本当に死ぬかと思ったが,よくよく考えたら新幹線の中で閉じこめられなかっただけ良かったのかもしれない。

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