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新着情報

23.04.11

3/10~3/25 豪州・サザンクロス大学にて「リアル・アジア(オーストラリア)」を実施しました/国際交流・留学生センター

3月10日から25日にかけて,短期留学プログラム「リアル・アジア(オーストラリア)」を本学協定校の豪州・サザンクロス大学にて実施しました。

本プログラムは,正課授業「学外研修」のひとつであり,PBL(課題解決学習)の手法を活用した実践的なプログラムです。参加学生はオーストラリアにおけるSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにPBL研究に取り組むとともに ,英語研修,企業訪問,文化研修,生態系学習等を通して,問題発見解決能力やグローバルコミュニケーション能力を養いました。

同大学はニューサウスウェールズ州の州立大学であり,今年度はメインキャンパスのあるリズモアを舞台にプログラムを展開しました。ゴールドコースト空港から車で約2時間ほどの内陸部に位置するリズモアキャンパスは,亜熱帯の植物がいたるところに見られ,敷地の一角にはコアラ病院と呼ばれるコアラ保護施設もある自然豊かなキャンパスです。

本学は基盤教育群と看護学群が同大のカウンターパートと協定を結び両校の発展に向けて連携を深めています。


SDGsをテーマにしたPBL学習

PBLはProject Based Learning(問題解決型学習)を略したもので,アクティブラーニングの一手法です。学生が能動的に問題点をあぶりだし,根拠に基づく解決方法を考え出していきます。今回のリアル・アジア(オーストラリア)では,出発前から書物,インターネットを始めとする資料をもとにSDGsに関連する問題点を日本人大学生の目線で見つけ出し,解決方法を考究しました。解決方法をただ考えるだけでなく,実行可能性のある解決方法について根拠に基づき導き出すことを念頭に置きながら,それぞれが納得のいくまで考察を重ねました。干ばつやエネルギー問題,ごみ問題,多民族国家問題など壮大なテーマに取り組んだ学生が多く,今後の研究力の基礎を育みました。写真は市民の声を聞くために曾根教授の指導のもと行ったキャンパスインタビューの様子です。

SDGs Keynote Lecture

街頭インタビューの前には、社会学者であり,東ティモール問題を中心に幅広く研究を進めているDr. StimpsonのSDGs Keynote Lectureを聞きました。Dr. StimpsonによるSDGsに関連する様々なテーマについての熱心な講演は,グローバルな視点から見える現代社会の問題について考えさせられるとともに,PBL学習を進める上での重要な原動力となりました。また,講演を通して,SDGsを達成するためには,社会的・政治的・経済的な問題を協働して解決する必要性があることを再確認しました。

Eco Tour

オーストラリアは有袋類が生息する大陸。また植生も他の大陸と違っています。Brunswick RiverでEco Tourを行っているNPOを訪問し,実際にリバークルーズを経験して汽水域から上流にわたる生態系の観察をしました。PBL学習ではeco-tourの社会,生態系に対する負荷をテーマにした学生もいました。

英語学習

ほぼ毎日,現地教員による英語研修を受けました。学生が能動的に発話するよう,様々な工夫が施された授業で構成されており,プログラム最後にはFestivalをテーマにしたプレゼンテーションを行いました。


国際交流・留学生センターでは,これからも学生の視野と可能性を広げる海外渡航プログラムを企画・実施して参ります。

国際交流・留学生センター

宮城大学では北米・東南アジア・オセアニア・北欧等の15校の大学との間で交流協定を締結しています(2023年3月現在)。多くの学生・教職員が,国際交流や学術研究・調査などさまざまな分野で活発な交流活動を展開することができるよう,今後も戦略的に交流のネットワークを拡大していく予定です。

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