「探究的な学習」とは、2009 年 3月に示された高等学校学習指導要領の中で、右図のように問題解決的な活動が発展的に繰り返されていく一連の学習活動のことです。一言で表せば「物事の本質を探って見極めようとする一連の知的営み」であるといえます。2018年に示された新しい学習指導要領では、これまで「総合的な学習の時間」とされてきた教科が「総合的な〈探究〉の時間」に名称が変更され、その目的は「自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくこと」とされました。
今後、高等学校での学習は、より教科横断的に、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら課題を解決していくような学びが展開されていくことが想定されます。
【参考文献】 2009, 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編」p10-11/ 2018, 文部科学省「高等学校学習指導要領解説 総合的な探究の時間編」p8-12