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23.11.16
9/7~9/13中国吉林省日本友好都市青少年代表団に本学学生が参加しました/国際交流・留学生センター
国際交流・留学生センターでは、昨年度、宮城県の友好県省である中国吉林省による「「友好都市、共に未来へ」中国吉林省と日本宮城県青少年オンライン交流事業」に参加し、吉林大学の学生とのオンライン交流を行いました。
今年度も宮城県国際政策課の主導により、吉林省日本友好都市青少年代表団の一員として、基盤教育群山本まゆみ教授、事業構想学群事業プランニング学類3年渡邉さや、事業構想学群価値創造デザイン学類4年髙橋ななはら3名が、吉林省での交流活動に参加しました。
宮城県の友好県省である吉林省主催の交流活動
吉林省日本友好都市青少年代表団とは、令和5年が中日平和友好条約締結45周年の節目の年であることを契機に、相互理解の増進と友好関係の強化を図るべく、吉林省が友好関係にある日本の自治体の青少年を吉林省に招き交流活動を開催したものです。
現地では、吉林大学、偽満州皇宮博物院といった施設や、長白山、長春世界彫刻公園などの名所を巡りました。
偽満州皇宮博物院では、歴史上の人物である溥儀氏の同徳殿や溥儀氏が乗っていた私用車を見学し、溥儀氏が暮らしていた様子や当時の建築様式を学びました。
また、中国東北部で最も高い山とされる長白山にも登りました。快晴に恵まれ、現地の方にとってもなかなか見ることができない、山頂にあるカルデラ湖である「天池」の絶景を望むことができました。
吉林省は東北地方に位置し、朝鮮半島とロシアが近く、またトウモロコシの栽培が盛んな地域であるため、朝鮮料理やトウモロコシパンといった、日本ではなかなか味わうことのできない現地の食文化についても触れることができました。
吉林大学も訪問し、日本語を学ぶ日本語学科の学生さんに歓迎会を開いて頂きました。また、大学内に併設された博物館も日本語で案内していただきました。
帰国後は海外研修報告会を開催しました。
建築について学んでいる髙橋ななはさんからは、「中国は土地を国が持っているため、大規模な都市開発事業を行いやすく、開発途中の建築物がたくさん並んでいます。日本と比較し地震が多い国ではないので、デザイン性に富んだマンションや高層ビルが並んでいました。広大な土地に建てられたレベルの違う街づくりはとても美しかったです。しかし、建設途中で放置された工事現場や廃墟となった建物が多く残っており、日本とは違う都市の様子を楽しめると思います」と、中国と日本の建築物の違いに着目した報告がありました。
台湾留学経験を持つ渡邉さやさんからは、「海外からの観光客が多い土地ではない場所にも訪問し、ローカルの文化や中国語を地元の人に教えてもらう絶好の機会であり、中国のさらなる理解に繋がったと思います。また、迅速なテクノロジーの発展を目の当たりにしました。私はマーケティングを学んでいますが、デジタルマーケティングの重要性を再認識しました」といった感想が寄せられました。
最後に、引率した山本まゆみ教授からは、「インターネットを駆使すれば、いくらでも海外文化に触れる機会は見つけられます。在学中に中国に関するイベントに積極的に参加してきた二人だからこそ、今回の研修に参加できたと思います。おもしろい実績や経験を積み重ねることが、さらなるおもしろいことにつながると思いますので、興味のあることには自分から手を伸ばしてみてください。」と在学中の多文化交流に対するアドバイスがありました。
国際交流・留学生センターでは、これからも学生の視野と可能性を広げる国際交流の機会を提供して参ります。
国際交流・留学生センター
宮城大学では北米・東南アジア・オセアニア・北欧等の15校の大学との間で交流協定を締結しています(2023年3月現在)。多くの学生・教職員が、国際交流や学術研究・調査などさまざまな分野で活発な交流活動を展開することができるよう、今後も戦略的に交流のネットワークを拡大していく予定です。