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25.03.21
2/8-24 短期留学プログラム「リアル・アジア」でオーストラリア・サザンクロス大学を訪問しました/国際交流・留学生センター
2月8日から24日にかけて、短期留学プログラム「リアル・アジア」を本学協定校のオーストラリア・サザンクロス大学にて実施しました。本プログラムは、正課授業「学外研修」のひとつであり、PBL(課題解決学習)の手法を活用した実践的なプログラムです。参加した8名の学生はオーストラリアにおけるSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにPBL研究に取り組むとともに 、英語研修、文化研修、生態系学習等を通して、問題発見解決能力やグローバルコミュニケーション能力を養いました。
リズモアキャンパスを舞台に
キャンパスインタビューを通したPBL学習を実施、SDGsがテーマ
PBLはProject Based Learning(問題解決型学習)を略したもので、アクティブラーニングの一手法です。学生が能動的に問題点をあぶりだし、根拠に基づく解決方法を考え出していきます。今回のプログラムでは、出発前から文献やインターネットを始めとする資料をもとにSDGsに関連する問題点を日本人大学生の目線で見つけ出し、解決方法を考究しました。解決方法をただ考えるだけでなく、実行可能性のある解決方法について根拠に基づき導き出すことを念頭に置きながら、それぞれが納得のいくまで考察を重ねました。
マイクロプラスチック問題や皮膚がん、自転車のシェアリング、アボリジニの糖尿病問題など壮大なテーマに取り組んだ学生が多く、今後の研究力の基礎を育みました。写真は現地の市民の声を聞くために本学基盤教育群曾根教授の指導のもと行ったキャンパスインタビューの様子です。延べ約80人の人々に果敢にインタビューに挑みました。
PBL学習の他にも、生態系学習としてBeachの安全管理について学びました。オーストラリア人とBeachは切っても切り離せないほど日常的な存在です。それだけにBeachでの安全管理は徹底しており、雄大な海の美しさとの共存を安全管理の面から学びました。また、オーストラリアは有袋類が生息する大陸で、植生も他の大陸と違っています。実際の動物たちとの共生を専門家から学びました。
国際交流・留学生センターでは、これからも学生の視野と可能性を広げる海外渡航プログラムを企画・実施して参ります。
サザンクロス大学とは
サザンクロス大学はニューサウスウェールズ州の州立大学であり、メインキャンパスのあるリズモアを舞台にプログラム を展開しました。リズモアキャンパスは、亜熱帯の植物がいたるところに見られ、敷地の一角にはコアラ病院と呼ばれるコアラ保護施設もある自然豊かなキャンパスです。 他にもゴールドコーストとコフスハーバーにキャンパスがあり、海洋科学研究所なども付設しています。本学は基盤教育群と看護学群が同大のカウンターパートと協定を結び両校の発展に向けて連携を深めています。
国際交流・留学生センター
宮城大学では北米・東南アジア・オセアニア・北欧等の11校の大学との間で交流協定を締結しています(2025年3月現在)。多くの学生・教職員が、国際交流や学術研究・調査などさまざまな分野で活発な交流活動を展開することができるよう、今後も戦略的に交流のネットワークを拡大していく予定です。