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18.11.05

11/3シンポジウム「近代日本を拓いた東北人の南方『外交』」を開催しました

シンポジウム 「近代日本を拓いた東北人の南方『外交』」 

 平成30年11月3日(土曜日)、午後1時から、宮城大学大和キャンパス交流棟2階オープンスタジオ PLUS ULTRA-において、シンポジウム「近代日本を拓いた東北人の南方『外交』」 を開催し、26名の皆さまにご参加いただきました。

以下、4名の講師の講演要旨です。


後藤 乾一 早稲田大学名誉教授

「近代日本を拓いた東北人の南方『外交』の概観」

万延元年横浜に帰港した欧米使節団員の一人、仙台藩の玉蟲佐太夫が、航路でジャワに立ち寄ったことに始まり、戦後インドネシアの独立戦争に身を投じた吉住留五郎に至る、東北人とインドネシアの近代交流史の概観を紹介していただきました。


倉沢 愛子 慶應義塾大学名誉教授

「三浦襄のバリ島」

三浦襄は、戦前からインドネシアで商店を営んでいました。開戦時には今村均に随行し、第2の故郷ともいえるインドネシアの独立を希求し、戦中バリの人々に寄り添い尽力しました。
インドネシアとともに生きた仙台人、三浦襄のライフ・ストーリーを紹介していただきました。


山本 まゆみ 宮城大学教授

「今村均のヨーロッパとジャワ軍政」

仙台市出身の今村均は、第2次世界大戦オランダ領東インド攻略の立役者であり、その後のジャワ軍政指導者として、評価されました。
講演は、今村均の人となりと今村軍政を、オランダBC級戦犯で無罪判決を下した裁判長へ宛てた今村の書簡と裁判長の回想録を紐解きながら紹介しました。


山﨑 功 佐賀大学教授兼図書館長

(講師氏名の中で、崎のつくりは、「大」ではなく「立」)

「板垣政参のジャカルタ医科大学―東北・ジャワ・九州」

盛岡出身で、板垣征四郎の兄である政参(まさみち)は、九州大学医学部を経て、日本占領下インドネシアで、ジャカルタ医科大学の学長になり、戦後は九州に戻り久留米医科大学の礎を築きました。
講演は、東北、九州、インドネシアで人生を紡いできた板垣政参の紹介と、東北、九州、インドネシアのネットワークをお話ししていただきました。


シンポジウム

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