農地環境工学研究室

千葉 克己(環境システム学科/准教授)

水はけがよいということは良い土地の条件であり、土地の排水をよくするために暗渠(あんきょ)という地下水路が作られます。暗渠があれば雨の大部分がそれを通じて排水されるので土が早く乾きます。日本の農業では古くからこの技術が使われており、水田を中心にたくさんの農地で暗渠が設置されています。20世紀後半には研究も盛んに行われ、その技術は世界トップレベルになりました。今では作物の生育を良くするだけでなく、土壌の流亡を防止するなど環境を守る効果もあることが知られています。
研究室では、この暗渠をはじめとする日本独自の農地を改善する技術について研究しています。

水田に設置された暗渠からの排水

水田に設置された暗渠からの排水

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