教授
木村 和彦
Kazuhiko Kimura
1962年
所属 | 食産業学群 |
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学位 | 農学博士 東北大学 2004年 |
kimurakz(a)myu.ac.jp ※メール送信の際には「(a)」を「@」に変えてご利用ください |
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電話番号 | 0222451274 |
シーズ集 | 安全な農作物を作るために、土壌管理と肥料のあり方を研究しています |
researchmap | https://researchmap.jp/read0168704 |
職位
教授、情報システムセンター副センター長
学歴
昭和55年3月 山形県立米沢興譲館高等学校 卒業
昭和59年3月 東北大学農学部 卒業
主な職歴
昭和60年8月 東北大学農学部 教務職員
平成元年2月 東北大学農学部 助手
平成17年4月 宮城大学食産業学部 助教授
平成19年4月 同 准教授
平成21年4月 同 教授
本学における担当科目
土壌肥料学、植物生産基礎実験Ⅰ、応用統計学、専門基礎実験他
専門分野
土壌肥料学
所属学会・社会活動等
日本土壌肥料学会、日本作物学会、プラズマ分光分析研究会
主な著書・論文
宮城県の農耕地土壌中の微量元素濃度. 日本土壌肥料学雑誌, 79, 358-364 (2008)
Amino Acid Polymorphisms in Strictly Conserved Domains of a P-type
ATPase HMA5 are Involved in the Mechanism of Copper Tolerance Variation in Arabidopsis. Plant Physiology. 148 969-980 (2008)
Chloride and Sulfate Effect on Root Growth of Rice, Soil Science and Plant Nutrition, 50(3), 395-402(2004)
Analysis of 57 elements in Japanese soils, with special reference to soil group and agricultural use. Geoderma, 119, 291-297 (2004)
Accurate root length and diameter measurement using Nih image: use of Pythagorean distance for diameter estimation. Plant and Soil, 254: 305-315 (2003)
ICP-MSによるCd測定に対するMoの干渉とその補正. 日本土壌肥料学雑誌, 74, 493-497 (2003)
Accurate Root Length Measurement by Image Analysis. 117-127, Plant and Soil, 216 (1999)
研究内容
主な研究テーマは、土壌中の微量元素が植物に吸収される過程の解明です。微量元素がどれほどあるのかを正確に測定する、土の中にどのような形態となって存在しているのかを明らかにする、植物に吸収された量を正確に測定する、の3つが基本です。測定のために、高感度なICP-MSという機械を使います。
カドミウムは、宮城県で汚染が知られている元素です。その対策として、どのようなことがよいかの応用的な研究も行います。過去には、カキ殻の有効性を検討していました。現在は、新しい原理での対策を検討しています。
セレンは測定が極めて難しい元素のひとつです。ICP-MSで簡単に測定でき、現在は有機セレンと無機セレンに分けて分析し、研究を行っています。
講演等が可能なテーマ
土壌と肥料(有機肥料を含む)に関する講演、放射性セシウムの土壌中での動きと植物による吸収に関する講演
学生へのメッセージ
土壌はありふれた存在で空気みたいなものです。しかし、空気と同様、生態システムの構成要素として生命には無くてはならいないものです。その一端を少しでも明らかにしたいと思って学生と一緒に研究を続けています。