准教授
霜山 真
Makoto Shimoyama
所属 | 人間・健康学系 看護学群 |
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学位 | 博士(看護学) 東北⼤学 2019年 |
shimo.ma(a)myu.ac.jp ※メール送信の際には「(a)」を「@」に変えてご利用ください |
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電話番号 | 0223778277 |
シーズ集 | 病院と地域をつなぐ、ICTを活用した看護介入方法の実用化を目指して |
researchmap | https://researchmap.jp/shimo.ma |
職位
准教授
学歴
1998年3月 宮城県角田高等学校 卒業
2002年3⽉ 宮城⼤学看護学部看護学科 卒業
2011年3⽉ ⼭形⼤学⼤学院医学系研究科看護学専攻 博⼠前期課程修了
2019年3月 東北大学大学院医学系研究科保健学専攻 博士後期課程修了
主な職歴
2002年4⽉ みやぎ県南中核病院 看護師
2011年7⽉ 宮城⼤学 看護学部看護学科 助教
2019年4月 宮城大学 人間・健康学系/看護学群看護学類 講師
2023年4月 宮城大学 人間・健康学系/看護学群看護学類 准教授
本学における担当科目
救急・災害看護論、災害看護支援論、成⼈看護援助論Ⅱ・Ⅲ、看護マネジメントⅠ・Ⅱ、成人看護学実習、総合実習、卒業研究、成人健康看護学特論、成人健康看護援助論、成人健康看護学演習Ⅰ・Ⅱ、がん看護援助論Ⅰ・Ⅱ、災害看護学、看護学特別研究など
専門分野
成人看護学
所属学会・社会活動等
⽇本看護科学学会
日本看護学教育学会
⽇本災害看護学会
⽇本クリティカルケア看護学会
⽇本呼吸ケア・リハビリテーション学会
日本循環器看護学会
日本がん看護学会
北日本看護学会
日本ルーラルナーシング学会
日本遠隔医療学会
主な著書・論文
<論文>
- Effectiveness of a telenursing intervention program in reducing exacerbations in patients with chronic respiratory failure receiving noninvasive positive pressure ventilation: A randomized controlled trial (PLoS ONE,2023) 筆頭著者
- 地域課題解決型看護と遠隔看護を提供する人材を育成する 「みやぎテレナース育成プログラム」のプロセス評価(宮城大学研究ジャーナル, 2023)
- 宮城大学における看護教育DX の取り組み~第3 の学習の場:仮想地域「MYU-TOWN」の開発と試行~(宮城大学研究ジャーナル, 2023)
- A大学看護学生の災害看護に関する主体的学習を促進する課外活動における教育的支援の検討(宮城大学研究ジャーナル, 2023)
- A県のへき地診療所における医療提供体制の特徴(日本ルーラルナーシング学会誌, 2023) 筆頭著者
- A県のへき地診療所で働く看護師の看護活動とコンピテンシーの検討(日本ルーラルナーシング学会誌, 2023)
- 成人看護学実習ルーブリックの学生と教員による評価に基づく有用性と課題の検討(日本看護学教育学会誌, 2022)
- NPPVを受けている慢性呼吸不全患者における急性増悪の関連要因(日本クリティカル看護学会誌, 2021)筆頭著者
- 外来化学療法中のがん患者に対する症状の増悪予防を目的とした遠隔看護システムの有効性(日本遠隔看護学会雑誌, 2021)
- 遠隔看護によるがん疼痛モニタリングシステムのパイロットユーザビリティ評価(Palliative Care Research, 2021)
- 新型コロナウイルス感染症軽症者等宿泊療養施設における支援活動の報告(宮城大学研究ジャーナル, 2021)
- 東日本大震災後から継続実施してきた被災地での健康支援活動の評価(宮城大学研究ジャーナル, 2021)筆頭著者
- 2020年度総合実習(成人)における遠隔形式によるシミュレーション実習の展開と評価 (宮城大学研究ジャーナル, 2021)
- 東日本大震災後から継続してきた健康支援活動に参加したボランティア看護学生の体験 (宮城大学研究ジャーナル, 2021)
- Quality of life concepts important to family caregivers of advanced cancer patients undergoing treatment in Japan: a qualitative study(家族看護学研究, 2021)
- 東日本大震災被災者の災害公営住宅への移行期における健康相談内容の変化と支援の課題 (日本災害看護学会誌, 2020)
- 東日本大震災被災地の支援者に対する疲労調査と疾病予防のための看護支援の考察 (日本災害看護学会誌, 2017)
- Process of Attaining Self-care for Chronic Respiratory Failure Patients Receiving Home Noninvasive Positive Pressure Ventilation Therapy (Yearbook on Japan Society of Nursing Research, 2016)筆頭著者
- 在宅非侵襲的陽圧換気療法を行っている慢性呼吸不全患者のセルフケア獲得プロセス (日本看護研究学会雑誌, 2012)筆頭著者
<学位論文>
- 非侵襲的陽圧換気療法を受けている慢性呼吸不全患者の増悪軽減を目的とした遠隔看護介入プログラムの効果 ―無作為化比較試験―(東北大学大学院医学系研究科, 2019)
- 在宅NPPV療法を行っている慢性呼吸不全患者のセルフケア獲得プロセス(山形大学大学院医学系研究科, 2011)
<著書>
- 看取りケア プラクティス×エビデンス 今日から活かせる72のエッセンス:第2部 COPD、南江堂(2018)
- 緩和ケア はじめの一歩:非がん慢性呼吸器疾患(COPD)、照林社(2018)
<受賞>
- 日本遠隔医療学会学術集会 優秀論文賞:外来化学療法中のがん患者に対する症状の増悪予防を目的とした遠隔看護システムの有効性(2021)
- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 医療の質特別賞:NPPV慢性呼吸不全患者に対する遠隔看護プログラムのセルフケア能力における効果(2018)
研究内容
【呼吸器疾患患者へのセルフケア支援について】
⾮侵襲的陽圧換気療法(NPPV)とは、⾮気管挿管下に⿐マスクもしくは⿐⼝マスクを⽤いて陽圧換気を⾏う⽅式の治療です。NPPVは、⾼⼆酸化炭素⾎症を伴う慢性呼吸不全の方たちに導⼊されることが多く、在宅療養においてもNPPV機器を使⽤しながら⽣活を余儀なくされています。NPPVを受けている慢性呼吸不全の方たちへのセルフケア能力の獲得⽀援をテーマに研究活動を⾏っています。
【遠隔看護について】
情報通信技術(ICT)を活用した遠隔医療に着目し、在宅療養中の慢性呼吸不全の方に対して遠隔看護を提供しています。慢性呼吸不全の方が治療効果を速やかに自覚できるように身体状況(身体活動量やバイタルサイン等)を可視化し、その情報をもとに看護師が遠隔的に教育支援や健康相談を行う双方向型遠隔看護システムの開発と効果検証を行っています。
【地域住民の防災・減災活動、まちの減災ナース活動について】
減災は、災害時において発生しえる被害を最小化するための取り組みです。防災が被害を出さないことを目指す総合的な取り組みであるのに対して、減災とはあらかじめ被害の発生を想定した上で、その被害を低減させていこうとするものです。東日本大震災の際の経験をもとに、地域住民の方々と一緒に防災・減災活動の推進、減災ナース育成に向けた災害看護教育に取り組んでいます。
【膵がん患者会のボランティア活動について】
膵臓は、胃の後ろにある、長さ20cmほどの左右に細長い臓器です。膵臓がんは、年間で約4万人以上の方が罹患しています。膵臓がんは発生しても症状が出にくく、早期の発見は簡単ではありません。パンキャンジャパンは、膵臓がんの早期診断・治療に関する研究促進のための支援など幅広い活動を行っているNPO法人です。パンキャンジャパン宮城支部の方々と一緒にボランティア活動に取り組んでいます。
講演等が可能なテーマ
NPPV等医療依存度の⾼い患者、呼吸器疾患患者と家族への看護⽀援について
ICTを活用した看護介入方法について、クリティカルケア看護や災害看護について
学生へのメッセージ
みなさんには、⼤学⽣活を通して様々な⽅たちとの出会いを経験してほしいです。出会いの中で⾃らの⼈間性や感性を養い、学び得た知識・技術と併せながら、看護について共に考えていきましょう。そして、病で苦しんでいる方たちのために看護を提供してほしいと思います。みなさんと出会えることを心待ちにしています。