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24.01.18

12月「おにぎりで考える食料自給率~with東北農政局職員~」を実施/太白ディスカバリーコモンズ

宮城大学では、対話的かつ主体的な深い学び(アクティブ・ラーニング)に授業以外の時間を利用して取り組む空間として4つのラーニング・コモンズが整備されています。そのうち、太白の図書館に隣接するディスカバリーコモンズでは、学生アシスタント(SA)によるいくつかのイベントが開催されています。2023年12月21日、農林水産省-東北農政局とのコラボ企画として「おにぎりで考える食料自給率~with東北農政局職員~」を開催しました。

スゴロク通して学ぶ食料自給率、ニッポンフードシフトの取り組み

農林水産省では「ニッポンフードシフト」の取り組みとして、Z世代と言われる25歳以下の若者をターゲットに「食」に関する情報発信、共有を行っています。イベント当日は、食産業学群の学生7名、東北農政局25歳以下の職員6名が参加。スゴロク形式で食料自給率やニッポンフードシフトに関するクイズやディスカッションを行うゲーム「NIPPON FOOD SUGOROKU」を通して、日本の食料自給率の知見を深めるとともに、宮城県の中で作付面積1位である登米市「環境保全米ササニシキ」のおにぎりを試食しました。

参加学生-内田朱夏さんのコメント

「美味しいおにぎりを食べながら、みんなで楽しめるゲームを通して、食料自給率だけではなく国内の食品に関する様々な知識を身に着けることができました。特に印象的だったのはチームで意見を出し合ったディスカッションの時間です。ニッポンフードシフトのテーマの中で、それぞれのメンバーは何が大切だと思うか意見を出し、話し合いを行いました。私たちのチームでは特に『食と農のつながり』が大切だと考え、つながりを深めるために直売所での農産物の販売や農業体験など国産の食べ物を知ってもらえるような取り組みをしていくことが必要なのではないかという意見が出ました。今後も、国内の食品に目を向けつつ食事を楽しめればと思います。」

東北農政局-平田彩乃さんのコメント

「笑顔や歓声、拍手が出るなど賑やかな雰囲気でテーブルゲームとディスカッションができたこと、うれしく思います。また、おにぎりの食材に関する説明やゲーム内容に対して、環境保全米のおにぎりを学生さんに食べてもらったことでダイレクトにつながり、「食」と「農」についてさらに関心を持ってもらえたと感じました。特に、学生さんの知識の深さや問題に取り組む姿勢には感心させられました。」

ニッポンフードシフトについて

農林水産省では、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動を実施しています。「食」について考えることは、これからの社会を考えること、人の生き方を考えること。今こそ、変えるべきは変え、守るべきは守り、新しい挑戦を応援しながら、この時代にふさわしい日本の「食」のあり方を考える機会ではないでしょうか。消費者、生産者、食品関連事業者、日本の「食」を支えるあらゆる人々と行政が一体となって、考え、議論し、行動する国民運動が「ニッポンフードシフト」です。農林水産省-東北農政局は、宮城県仙台市にある農林水産省の地方支分部局で、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の東北6県を管轄しています。

ディスカバリーコモンズとは

宮城大学では「キャンパスにもっと学生の居場所を」をモットーに、学習の機会を提供する場として大和・太白キャンパスに4つのコモンズが設けられました。そのうち、 ディスカバリーコモンズは、隣接する図書館を活用しつつ、発表や交流のイベントなどいろいろな主題について学生同士意見を交わしたりディスカッションをしたりすることで、なにか新しい発見を行うことを目的に、ミーティングスペースとフリースペースを備えた、誰でもアクセスのできる場所です。

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