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24.08.20
【お茶の井ヶ田】7月、太白ディスカバリーコモンズで「商品開発の世界をのぞいてみよう♪」を開催しました/ディスカバリーコモンズ
宮城大学では、対話的かつ主体的な深い学び(アクティブ・ラーニング)に授業以外の時間を利用して取り組む空間として4つのラーニング・コモンズが整備されています。そのうち、太白の図書館に隣接するディスカバリーコモンズでは、 学生アシスタント(SA)によるイベントが開催されています。2024年7月5日と12日の2週に渡り、お茶の井ヶ田株式会社とのコラボ企画として「商品開発の世界をのぞいてみよう♪」を開催しました。
お茶の井ヶ田人気商品「千日餅」を例に、商品開発を学ぶ
当日はお茶の井ヶ田株式会社より、本学食産業学群卒業生の大野聡美さんと木下菜津美さんが来学し、秋保ヴィレッジのお土産として人気の高い「千日餅」を例に、商品開発のプロセスと商品の販売促進方法について学びました。第1週目は「千日餅ができるまで」と題し、商品の原型の考案から、デザイン・形状・パッケージの素材、流通経路の決定に至るプロセスが紹介されました。※当日は工場直送のできたての千日餅を試食しました。
第2週目は、第1週目の学びを踏まえ、『秋保土産「千日餅」を若い世代をターゲットに発信するには?』というテーマで、グループワークを行いました。参加者からは若者への認知度を高めるための販売方法の提案やSNS映させる工夫などのアイデアが提示され、大野さんと木下さんより実務者の視点から講評を受けました。
参加学生-千葉あかりさんのコメント
「市販の商品が店頭に並ぶまでの過程を初めて知ることができて興味深いと感じました。また、実際に千日餅を広めるためにアイデアを出すのも初めての経験だったので、班員と『それいいね!』などと共有し合えたことが貴重な経験になりました」
学生アシスタント-新野芽唯さん・越野七海さんのコメント
「今回の企画は、企業の方をお呼びしてより深く商品開発について楽しく学ぶことを目的に企画しました。さらに、ディスカバリーコモンズという場を活用し、学んだことを踏まえた『グループディスカッション』を行うことも狙いの一つでした。参加者の学生たちは井ヶ田さんにお越しいただいたことで、授業では聞けないような企業のリアルな面を知ることができたと思います。また、第2回の企画のグループワークでは、各班で個性溢れるアイデアが飛び交い、参加した学生たちが主体的に話し合いに取り組んでもらえたことがとても嬉しかったです。授業外で企業の方と交流できることはなかなかないので、企画した立場としても今回の企画は大変貴重な機会となりました」
お茶の井ヶ田株式会社-大野聡美さんのコメント
「千日餅を取り上げて頂いたことで、私自身もこの商品を改めて見直すことができました。グループワークでは、弊社とは異なった発想を学生さんから多々頂戴し、こちらとしても勉強になりました。今後千日餅を若い世代の方々にも広めていけるよう、学生さんのアイデアを基に、新たな販路を見出していこうと思います」
お茶の井ヶ田株式会社-木下菜津美さんのコメント
「今回、学生の方の新鮮な意見をお聞きすることができ、私たちにとってもとても有意義な時間となりました。ほんの一例でしたが、学生の皆さんの将来の幅を広げるきっかけとなってくれていれば幸いです。今回出して頂いた様々なアイディアのように、固定概念を取り払って、地元の学生の方にも愛されるような商品に成長させていきたいと思います」
ディスカバリーコモンズとは
宮城大学では「キャンパスにもっと学生の居場所を」をモットーに、学習の機会を提供する場として大和・太白キャンパスに4つのコモンズが設けられました。そのうち、 ディスカバリーコモンズは、隣接する図書館を活用しつつ、発表や交流のイベントなどいろいろな主題について学生同士意見を交わしたりディスカッションをしたりすることで、なにか新しい発見を行うことを目的に、ミーティングスペースとフリースペースを備えた、誰でもアクセスのできる場所です。