学生の主体的な学びとチャレンジ
地域創生学類学生が
復興庁主催ビジネスコンテストで入賞
復興庁主催「復興ビジネスコンテスト 2020」において,地域創生学類石田研究室の学生らによる「大切な人へ新しい時代の贈り物,防災定期便。」が学生アイデア部門優秀賞(復興大臣表彰)を,佐々木研究室の学生らが提案した「『宮古の真鱈』を使用した燻製品 『MIYACOD』の商品開発」が協賛企業賞(東洋ワーク Gr. 賞)をそれぞれ受賞。防災グッズを贈り物に変容させるなど,商品の付加価値を高めるビジネスアイデアが評価されました。
食産業学群学生が
栽培指導型市民農園 PR 動画等を制作
多様な地域課題を解決し,コミュニティづくりに貢献する人材を育成するための全学共通 3 年次演習「コミュニティ・プランナーフィールドワーク演習」に参加した食産業学群の学生 10 名が,仙台市太白区坪沼地区の栽培指導型市民農園の PR 動画と坪沼野菜の料理レシピカードを制作しました。動画は YouTube「太白区チャンネル」で公開中。コロナ禍で活動が制限される中でも,地域とともにプロジェクトに取り組み,主体的な学びを深めました。
仙台うみの杜水族館と
事業プランニング学類の学生が PR 活動を展開
宮城県の魅力発信を目的として,仙台港エリアの活性化などをテーマに仙台うみの杜水族館と田邉研究室の学生たちによる共同企画「あなたのハートを1票に#UNM 総選挙 ~心の距離は密でいいんだ~」を行いました。学生たちは,水族館の生きものやその魅力などを水族館の方々に教えていただきつつ,流行に敏感な学生ならではのアイデアを活かし,企画からSNS などによる広報,水族館での PR 活動を実施しました。
「老年看護学実習」にて
学内実習ゲームを開発
看護学類 3 年次後期の必修科目「老年看護学実習」が,文部科学省の視察を受けました。医療施設等で療養生活を送る高齢者とその家族の QOL( クオリティ・オブ・ライフ ) 向上を目的に,看護実践能力を養う実習です。現地実習ができない状況にあった 2021 年度は,「INTO 特養」という人生ゲームを模し,特別養護老人ホームの入居に至るまでの高齢者の身体的・社会的・心理的プロセスを体験する学内実習を開発するなど学修を工夫しています。
「食産業政策論」受講生が
消費者庁のコンテストで入賞
「食産業政策論」を受講する学生,砂口綾香さんの「キャベツ2プロジェクト」が,消費者庁の「私の食品ロス削減スローガン&フォトコンテスト」で入賞しました。砂口さんは「企業やボランティア団体でなく,個人の食品ロス削減の作品が採用されたことが嬉しかったですし,個人としてでも食品ロス削減に貢献できることを感じました」とコメント。コンテストへの応募は,授業で学んだ法律や政策を実践的に活用する機会となりました。
「実践看護英語演習」にて
オンラインで国際交流を実施
グローバルな看護職を目指す学生のための「実践看護英語演習」は,海外の大学や医療機関での2週間の国際交流を通じて看護学の面白さを体感する演習です。例年は,オーストラリアのサザンクロス大学(SCU)に滞在して演習を行いますが,2021年度はオーストラリア・アメリカの医師・看護師・看護学生らとオンラインで国際交流を実施。看護観を広げ,文化・宗教・人種にかかわらず患者を尊重して受け入れることへの理解を深めました。
食産業学群にて農林水産省委託研究で
スマート農業を体験
食産業学群は,宮城県や県内の農業生産法人と共同で,農林水産省委託研究「労働力不足の解消にむけたスマート農業実証」プロジェクトに参画しています。スマート農業に取り組む生産法人での現場研修を行い,農業の現場で進化するテクノロジーを直に体験。農業にスマート技術を導入するメリットや課題点を学生が具体的にイメージする機会となり,座学だけでは得ることのできない気づきと理解につながる貴重な経験となりました。
食産業学部卒業生らが
日本繁殖生物学会大会優秀発表賞受賞
食産業学部卒業生の中村圭吾さん(東京大学大学院農学生命科学研究科研究生)と,食材開発の観点からウシやブタ等の繁殖能力を遺伝的に改良する研究を行う食産業学群の須田義人教授が,「妊娠ウシにおける子宮内エクソソームのIFNT非依存的な効果」研究により第113回日本繁殖生物学会大会優秀発表賞を受賞。ウシの受胎率向上に寄与し,人の不妊治療や高齢出産を安全に行うための技術開発にもつながるとして評価されました。
企業・自治体との連携
企業と共同開発した「MYU シードル」
クラウドファンディングにて目標額達成
秋保ワイナリー・結城果樹園との交流から開始した地域連携プロジェクト「MYU シードル」にてクラウドファンディングを実施し,目標額を達成しました。シードルの商品開発やプロデュースに関して,学生によるアンケート調査やインタビューなどを実施して,若い女性をターゲットとした「はじめてのシードル」とコンセプトを策定しました。学内でラベルデザインコンペも開催し,東北復興支援・地域活性化を目的とした実践的なプロジェクトを通じた学びを深めています。
富谷宿観光交流ステーション内に
宮城大学共創ラボ開設
2017 年より連携協定を締結している富谷市と,事業構想学群の風見正三教授・佐々木秀之准教授がアドバイザーとなって進めてきた富谷しんまち地区の旧内ケ崎醤油店跡地活用。2021 年 5 月に富谷宿観光交流ステーション「とみやど」がオープンし,とみやど内に「宮城大学共創ラボ」が開設されました。宮城大学共創ラボは今後,学生のフィールドワークやワークショップをはじめ地域で学ぶ拠点として展開されていく予定です。