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23.06.16

6/13独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)仙台病院と公立大学法人宮城大学との包括連携協力に関する協定を締結しました

2023年6月13日,公立大学法人宮城大学(理事長 佐野 好昭,学長 佐々木 啓一)と独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)仙台病院(病院長 村上 栄一)による包括連携協定を締結しました。本協定により,看護実践・教育・研究⾯での連携や協⼒体制の強化や,看護実践や看護教育の質の向上を図るとともに,両者の機能の⼀層の向上を図ることが期待されます。

宮城大学とJCHO仙台病院は,これまでも学生の臨地実習における指導や,病院看護職員に対する研修などの分野で連携を図ってきましたが,今回の協定締結により,学生の技術演習における病院職員からの指導や,看護管理者に対する研究指導など,より高度な連携への発展が期待されます。加えて,受託研究や共同研究の実施,地域住民への健康教育・健康相談など,研究の発展や,地域医療機能の更なる向上を図ります。

本協定の締結を受けて,JCHO仙台病院村上栄一病院長は「病院の人材がステップアップできるような体制が整った。地域の方々にとっての大きな貢献になると確信している」としています。

公立大学法人宮城大学理事長佐野好昭は「本協定により地域,病院,大学が一層連携を取って協力できる。本学においても学生の臨地実習は大変重要であり,受入を強化してもらうことで,地域の健康につながることを期待したい」とコメントを寄せました。また宮城大学学長佐々木啓一は「地域がキーワードの本連携では,病院と大学が立地するこの地域における包括ケア等への参画なども視野に入れた連携にまずは取り組みたい。また看護学群のみならず,事業構想学群と連携したDXの推進や食産業学群と連携した高齢者向けの食の開発など,全学的な連携も見据えていきたい」としています。

今回の協定締結により双方の機能を発揮し,地元を担う関係機関・関連組織の保健・医療・福祉の人材育成に貢献することで,地域社会の維持・発展に寄与してまいります。

協定締結式開催内容

協定名称 独立行政法人地域医療機能推進機構仙台病院と公立大学法人宮城大学との包括連携協力に関する協定
連携内容 (1) 教育に関する事項  (2) 研究に関する事項  (3) 産学連携に関する事項 
(4) 地域社会への貢献に関する事項  (5) 施設・設備の相互利用に関する事項
(6) その他本協定の目的を達成するために両機関が必要と認める事項
日時 2023 年 6 月 13 日(火)  13:15 ~ 14:00
場所 宮城大学大和キャンパス交流棟  PLUS ULTRA-  (981-3298 宮城県黒川郡大和町学苑 1 番地 1)
問い合わせ先 公立大学法人宮城大学研究推進・地域未来共創センター庄子,岸根
電話:022-377-8549,FAX:022-377-8412,メール:chiren-office(a)myu.ac.jp
※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。

JCHO 仙台病院について

JCHO 仙台病院は,健康保険制度の普及発達のために設置された仙台社会保険病院を前身に,運営母体が JCHO に移管されたことに伴い,2014 年から JCHO 仙台病院に改称されています。従前より地域医療支援病院として地域住民に対して良質な医療を提供してきており,特に腎・泌尿器疾患の専門病院として宮城県内の中心的役割を果たしているほか,国内でも有数の診療実績を有しています。

宮城大学について

宮城大学は,地域社会の発展と社会イノベーションにとって重要な3つの専門領域,すなわち事業や地域社会,さらにもの・ことをデザインし構築する事業構想学群,食材の生産から加工・供給に至る食システム全体を考えて食の未来を開拓する食産業学群,加えて地域でのヒューマンケアに関わる看護学群を擁しています。看護学群では,新任看護職員の育成を支援する看護人材育成・支援事業を行っているほか,地域特性に根差す看護を実践できる人材育成のために,DX 教材である 360°コンテンツを活用した仮想地域「MYU-TOWN」を開発し,教育に展開しています。また,地域住民の健康課題の解決と,都市部のみならず,過疎地域や島嶼地域にも対応できる遠隔看護スキルを備えた看護師を育成するプログラムを提供しています。

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