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24.11.01
宮城大学移動開放講座(全5回)を開催し、10/5に最終回「大崎市まちづくり物語」と閉講式を行いました
令和6年10月5日(土)に大崎市役所にて宮城大学移動開放講座の最終回と閉講式を行いました。この講座は平成19年に締結した「宮城大学と大崎市との連携協力に関する協定・連携事業協力事業」の一環として、平成20年度より開催しているものです。今年度は、看護学群、事業構想学群、食産業学群、基盤教育群の教員がオムニバスで講座を開講し、のべ191名の受講生が全5回の講座を受講しました。
最終回となる第5回講座「大崎市まちづくり物語」事業構想学群 風見教授
10月5日に行われた第5回講座では、事業構想学群の風見教授が「大崎市まちづくり物語」と題して講話を行いました。大崎市では、東日本大震災以降、内陸型復興モデルを目指した震災復興まちづくりを推進しており、風見教授は「中心市街地復興まちづくり計画」の策定をはじめ、「大崎広域消防本部建設事業」、「道の駅おおさき整備事業」、「古川七日町西地区市街地再開発事業」、「大崎市役所新庁舎整備事業」等に携わっています。これらまちづくりの歩みを振り返りながら、都市計画の視点や豊かな田園環境を持つ同市の可能性についてお話しました。
後半は、世界農業遺産に選定された大崎耕土と景観のポテンシャルを活かした大崎らしい風景・風土づくりや景観まちづくりのあり方についての提言とともに、持続可能な社会を実現する地域未来共創拠点や人材育成のビジョンを受講者と共有しました。
全5回の閉講式を開催、参加者に修了証と記念品を授与
講座に続き、移動開放講座閉講式を行いました。閉講式では、全5回の講座のうち3回以上出席した受講生31名に、大崎市長と宮城大学長から修了証と記念品が授与されました。風見センター長からは「全5回の講義が、受講生のこれからの豊かな人生のヒントになれば幸いである。本講座での学びを活かして、皆さまがこれからの大崎市の未来に向けた担い手としてご活躍されることを期待しています」との挨拶がありました。
伊藤大崎市長からは「今年度もたくさんの市民の方に受講いただいた。宮城大学との連携の取り組みとして、大崎市にこのような学びの場があることは大変ありがたいと感じている。新庁舎をはじめとした新しい中心市街地の各施設を活用いただきながら、市民ひとりひとりが地域をより良くしていく、そのようなまちづくりを目指したい。」との挨拶がありました。
大崎市・宮城大学連携協力事業「移動開放講座」
「宮城大学移動開放講座」は平成19年3月に締結した「宮城大学と大崎市との連携協力に関する協定・連携事業協力事業」の1つとして、平成19年度より開催しているものです。本講座は大崎圏域1市4町の住民および通勤・通学者を対象とし、7月〜12月までの期間に、看護学群、事業構想学群、食産業学群、基盤教育群の各学群の教員がオムニバスで6回の講座を開講。全5回の講座のうち3回以上出席した受講生には、大崎市と宮城大学から修了証と記念品が授与されます。
日時 | テーマ | 講師 |
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7月20日(土) 13:30~16:00 | 第1回講座/開講式 「コミュニティプランナー・プログラムによる地域人材育成の可能性」 (会場:大崎市役所301会議室) | 事業構想学群 准教授佐々木 秀之 |
8月10日(土) 13:30~15:30 | 第2回講座 「農と食のアイデアが形になるプロセス:東北地方から考えるイノベーション・マネジメント」(会場:大崎市役所301会議室) | 食産業学群 助教早川 絋平 |
9月7日(土) 13:30~15:30 | 第3回講座 「「どうする家康」が触れなかった戦国時代末の東北・大崎地域」 (会場:岩出山公民館2階研修室) | 基盤教育群 教授三好 俊文 |
9月21日(土) 13:30~15:30 | 第4回講座 「脈拍と呼吸から見えてくる自分の身体のコンディション」 (会場:大崎市役所301会議室) | 看護学群 講師金子 健太郎 |
10月5日(土) 13:30~16:00 | 第5回講座/閉講式 「大崎市まちづくり物語」 (会場:大崎市役所301会議室) | 事業構想学群 教授風見 正三 |
宮城大学研究推進・地域未来共創センター
宮城大学の教育や研究に関わる知的財産を活用し、地域の企業、自治体、学術・研究機関、金融機関等との連携を進めながら、新たな研究開発や地域未来共創プロジェクトを推進し、真に豊かで持続可能な地域社会を実現していくために設立。本センターは、本学における看護学群、事業構想学群、食産業学群、基盤教育群の各領域及びそれらの横断的な教育・研究の成果を基に、東北・宮城の様々な地域の資源や人材を新たな発想と視座から連携し、地域未来共創を推進するプラットフォームを構築していきます。