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26.10.27
食産業学群の学生が女川町の特産品「ギンザケ」を使ったレシピを開発 ― おながわ秋の収獲祭で成果を披露 ―
女川町と連携し、ギンザケの消費拡大と健康づくりに向けたメニューを開発
2026年10月11日(日)、女川町で開催された「おながわ秋の収獲祭」において、宮城大学食産業学群の学生が考案した、女川町の特産品であるギンザケを使ったオリジナルメニューを来場者に提供しました。
本取り組みは、ギンザケの消費拡大や地域住民の健康づくりなどを目的とした「おながわ健康ごはんプロジェクト」の一環として、女川町、女川町地域医療センター、女川水産加工研究会、宮城大学が連携して実施したものです。

女川町の町制施行100周年を契機とした地域連携の取り組み
女川町は、全国有数の養殖ギンザケの産地であり、地域の特産品として、その魅力を広く発信する取り組みを進めています。
今回のレシピ開発は、女川町の町制施行100周年に合わせた企画として、町から宮城大学への依頼をきっかけに始まりました。ギンザケを家庭でも手軽に調理して味わってもらうことや、食を通じた健康づくりを目指し、学生ならではの新しい発想を取り入れたメニュー開発に取り組むもので、食産業学群のサークルや有志の学生34人が参加しました。


現地での学びと試作を重ねたメニュー開発
学生たちは、6月と7月に女川町でフィールドワークを実施しました。現地では、女川水産加工研究会のメンバーや女川町地域医療センターの職員から、ギンザケの生産・加工や地域の健康づくりに関する取り組みについて学びました。また、町内の飲食店を訪問し、ギンザケを使った料理の試食や関係者への聞き取りを通じて、食材の特徴や調理方法について理解を深めました。





メニュー開発は学生が5グループに分かれ、女川水産加工研究会から提供された「みやぎサーモン」を使用し、7月から9月にかけて各グループでメニューの企画および試作・改良を重ねました。それぞれのグループで、家庭での調理のしやすさや栄養バランス、おいしさ、見た目の華やかさなどを考慮しながら、メニューを完成させました。
開発にあたっては、食産業学群の西川特任教授が学生への指導を行い、研究推進・地域未来共創センターが学生と女川町、関係機関との調整や活動全体の伴走支援を担いました。


学生ならではのアイデアを生かした5種類のメニュー
完成したのは、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる、5種類のギンザケ料理です。それぞれのグループが、食べてもらいたい対象や利用場面を想定し、ギンザケをより身近に感じてもらうための工夫を盛り込みました。
・サーモンのポタージュ(お餅サークル)
子どもから大人まで楽しめる、なめらかな口当たりのスープ。家庭でも比較的手軽に調理でき、温かくても冷たくても味わえるよう工夫しました。
・女川銀鮭のプチ・キッシュ(みやぎ食の応援団)
若い世代を意識し、手軽さと見た目の華やかさ、健康面に配慮したフレンチ風のメニュー。ギンザケのうまみを生かした濃厚な味わいが特徴です。
・サーモン春巻き/マヨネーズ味・味噌味(銀鮭愛好会)
お酒やご飯に合うしっかりとした味付けを工夫し、食事や晩酌の場で気軽にギンザケを楽しめるメニュー。
・サーモンミルクレープ(パルタジェAチーム)
子どもと一緒に作る楽しさを大切にした、お祝いの日にもぴったりの華やかなメニュー。ギンザケと野菜を組み合わせ、彩りや栄養バランスにも工夫を凝らしました。
・女川サーモンとアボカドの食事系スコーン(パルタジェBチーム)
スコーンに、ギンザケとアボカド、クリームチーズを組み合わせた、新しい食べ方を提案。若者をターゲットとし、ギンザケをもっと気軽に、身近に感じてもらうメニュー。




「おながわ秋の収獲祭」で成果を披露
10月11日に開催された「おながわ秋の収獲祭」では、学生たちが自ら考案したメニューを調理し、来場者に提供しました。
各メニュー100食、合計500食を用意し、会場では提供開始から長い列ができるなど、多くの来場者の関心を集めました。用意した料理は短時間で提供を終えるほどの盛況となりました。
今回開発されたレシピは、今後、商品化の可能性も含めて検討されるほか、女川町の学校給食や広報誌などでの活用が予定されています。
本取り組みは、学生が地域の食資源や健康づくりの課題について現地で学び、地域の関係者と協働しながら具体的なメニュー開発に取り組む機会となりました。
宮城大学では、今後も地域の自治体や関係機関と連携し、学生の学びを地域の課題解決や新たな価値の創出につなげる取り組みを進めていきます。





教員プロフィール
・西川 正純:食産業学群特任教授
宮城県を中心とする東北地方の産業振興、地域連携を目的に、魚介類などの海洋資源から機能性食品素材の抽出・精製、並びに効果・効能に関する研究をしています。

研究推進・地域未来共創センター
企業や地方自治体・機関・団体のニーズや課題に対して、研究推進・地域未来共創センターは宮城大学の持つ多彩な人材・研究・技術・ノウハウなどを活かしながら、イノベーションや活性化の解決策を生み出していきます。そして、地域産業の発展や魅力的な地域づくりなど地域の可能性を広げるために、従来の手法や領域にとどまることなく、さまざまな分野で共創し、宮城大学のミッションの一つである地域社会への貢献を目指します。

