スイートソルガムの生産性に関する研究

スイートソルガム(Sorghum bicolor Moench)はイネ科Sorghum属の1年生作物で、その茎は多汁質で糖分含有率が高い特徴があります。C4植物で高い光合成能力を有しており、生育が旺盛で晩生品種では草丈が5m以上になるものもあります。
1970年代のオイルショック後、バイオマス作物として取り上げられましたが、最近再び注目されています。搾汁した糖液からエタノールを生産し(バイオエタノール)、自動車の燃料として活用できますし、さらには地上部全体をガス化・メタノール製造法によってより効率的にエネルギー変換できる技術も開発されています。
圃場での栽培試験、生長解析、群落構造解析、組織形態観察を通じて、スイートソルガムの多収栽培技術の確立を目指しています。

写真1

<写真 1>スイートソルガムの草姿

写真2

<写真 2>スイートソルガムの茎の縦断面

<図>バイオ資源作物としてのスイートソルガムの利用

<図>バイオ資源作物としてのスイートソルガムの利用
※図をクリックすると別ページで拡大されます。


研究する教員のプロフィール

ファームビジネス学科 教授 中村 聡

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