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22.10.12
9/13 令和4年度宮城大学研究・共創フォーラムを開催しました
9月13日、大和キャンパス交流棟2階PLUS ULTRA-を会場に、ハイフレックス形式(会場参加+オンライン参加)により令和4年度宮城大学研究・共創フォーラムを開催しました。学外に向けて研究シーズや共創事例を発信するフォーラムは昨年に引き続き今年で2年目となり、学内の教職員119名のほか、県内自治体や地元企業などを中心に34名が参加しました。
カーボンニュートラル達成に向け地域ゼロカーボンと人材育成で
中核的な役割を担う宮城大学の取り組みを紹介
フォーラムは川上理事長兼学長の挨拶に始まり、続いて風見センター長による「カーボンニュートラル達成に向けた大学等コアリションの取組について」と題した情報提供を行いました。カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリションの「地域ゼロカーボンWG」と「人材育成WG」において本学が幹事機関を担っていることやその活動内容を報告するとともに、クローバーウニの実装によるブルーカーボン生態系拡大の取組や、「ゼロカーボンシティ」宣言都市への脱炭素社会を目指した戦略支援の取組等、本学独自の取組についても紹介しました。
基調講演 ーカーボンニュートラルの実現に向けた他大学の事例ー
「岐阜大学における気候変動課題への取組 大学と地域の連携による緩和と適応の推進」と題した基調講演では、東海国立機構 岐阜大学 流域圏科学研究センター 村岡 裕由 教授により、人類共通の課題としての地球温暖化・気候変動について、様々なデータを用いてその深刻な状況を説明いただくとともに、気候変動への対応(緩和策・適応策)を地域で推進するための岐阜大学の具体的な取り組みについて紹介がありました。
「地域からはじまる脱炭素社会:信州大学の取り組みを中心に」基調講演では、国立大学法人信州大学 人文学部 茅野 恒秀 准教授により、脱炭素社会を目指した信州大学と行政・市民・企業との協働を基盤とした環境問題への関わりについて、豊富な実践例に長野県の政策も交え紹介がありました。
宮城大学5名の教員からそれぞれの研究成果、共創事例について発表
- 心の病を持つ本人とその家族が安心できる「場」「関係性」「地域」づくり
看護学群 准教授 小松 容子 - 介護サービス事業所の人出不足に対応できるか-介護職員処遇改善加算に関する検証-
事業構想学群 教授 糟谷 昌志 - ウシの妊孕性向上システム構築の試み-共同研究による競争的資金の獲得-
食産業学群 教授 小林 仁 - スマート農業実証プロジェクトにおける宮城大学の取組
食産業学群 准教授 菊地 郁 - 歴史を拓くデジタル・ヒューマニティーズ:日本占領期インドネシア研究の学知継承と史料保存
基盤教育群 教授 山本 まゆみ
<関連記事>※登壇者の詳細は前回記事に掲載しています。
9/13令和4年度宮城大学研究・共創フォーラムを開催します
参加者アンケートでは「カーボンニュートラルの話が良く分かってよかった」、「宮城大学が地域に根差した活動を展開していることを理解できた」、「それぞれの先生方の研究や活動について知ることができた」等、全学を挙げて推進しているカーボンニュートラルの取組や本学教員の研究シーズについて、理解が深まったことが伺える感想を数多く頂戴し、今後の地域との連携や新たな共創プロジェクトの展開へと繋がり得るイベントとなりました。
研究推進・地域未来共創センターでは、これからも様々な形で地域の皆様に研究シーズを発信します。引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。
研究推進・地域未来共創センター
企業や地方自治体・機関・団体のニーズや課題に対して、研究推進・地域未来共創センターは宮城大学の持つ多彩な人材・研究・技術・ノウハウなどを活かしながら、イノベーションや活性化の解決策を生み出していきます。
そして、地域産業の発展や魅力的な地域づくりなど地域の可能性を広げるために、従来の手法や領域にとどまることなく、さまざまな分野で共創し、宮城大学のミッションの一つである地域社会への貢献を目指します。