新着情報
21.08.05
7/17 大崎市 移動開放講座「大崎の地形と気候風土の成り立ち」(高橋 信人 准教授)を開催しました
令和3年7月17日(土)大崎市役所にて「宮城大学移動開放講座 第1回」を開催しました。この講座は平成19年に締結した「宮城大学と大崎市との連携協力に関する協定・連携事業協力事業」の1つとして、平成20年度より開催しているものです。昨年度はコロナ禍により開催が見送られたため1年振りの開催となりました。
伊藤大崎市長挨拶
風見センター長挨拶
第1回講座は、開校式が行われた後、事業構想学群の高橋准教授が「大崎の地形と気候風土の成り立ち」と題して講義を行いました。講義では「大崎の地形ができるまで」「大崎の気候風土の形成」の2つのテーマについて、地球規模での大陸の動きや、日本の地形の成り立ちや気候、東北地方や大崎市の風土の特徴について、大崎市での研究成果なども踏まえて、わかりやすく解説しました。
受講生からは「仙台市と大崎市との気温差の要因はなにか」「大崎市の特徴的景観のひとつである屋敷林(イグネ)がなくなったことで、周囲の気候にも変化があったようだ」という質問やコメントがありました。
事業構想学群高橋准教授
今年度は例年よりも多く、47名の受講生にお申し込みいただきました。全6回の講座のうち3回以上出席した受講生には、大崎市と宮城大学から修了証と記念品が授与されます。
大崎市・宮城大学連携協力事業「移動開放講座」
「宮城大学移動開放講座」は平成19年に締結した、宮城大学と大崎市との連携協力に関する協定・連携事業協力事業の1つとして、平成20年度より開催しているものです。本講座は大崎圏域1市4町の住民を対象とし、看護学群、事業構想学群、食産業学群の教員がオムニバスで6回の講座を行います。
講師プロフィール
・高橋 信人:事業構想学群 准教授
「日本および北半球における前線帯に注目した気候変動に関する研究」
地上天気図上で前線が多く現れる領域を前線帯と呼びます。そして、その季節進行に伴う南北移動と年々変動は周辺地域の気候変動と深く結びついています。そこで、前線帯の時空間情報を解析することにより、気候変動の規則性・特性やその原因を解明することを目指した研究をおこなっています。
宮城大学研究推進・地域未来共創センター
宮城大学の教育や研究に関わる知的財産を活用し、地域の企業、自治体、学術・研究機関、金融機関等との連携を進めながら、新たな研究開発や地域未来共創プロジェクトを推進し、真に豊かで持続可能な地域社会を実現していくために設立。本センターは、本学における看護学群、事業構想学群、食産業学群、基盤教育群の各領域及びそれらの横断的な教育・研究の成果を基に、東北・宮城の様々な地域の資源や人材を新たな発想と視座から連携し、地域未来共創を推進するプラットフォームを構築していきます。