新着情報
24.07.02
(開催終了)7/14薄井助教・土岐教授・金内教授が学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2024に出展します/事業構想学群・食産業学群
『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』とは、科学や技術の"プロセス"を子どもから大人まで五感で感じられる場づくりを目指し、「学都」として知られる仙台・宮城の地において、2007年から毎年開催している体験型・対話型の科学イベントです。7月14日(日)に東北大学川内キャンパスで行われる学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2024に事業構想学群から薄井洋子助教、土岐謙次教授、食産業学群から金内誠教授がそれぞれの取り組みを出展しますのでご案内いたします。※宮城大学出展ブースはA棟4F401教室(A401)で開催します(開催概要)。
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3つの出展概要と担当教員のご紹介
VRで町の文化財を体験しよう!(体験ブース型:申込不要)
薄井研究室で実施している郷土資源を3D化する取り組みをご紹介します。仙台市の岩切・利府町の菅谷・七ヶ浜町の湊浜には摩崖仏(まがいぶつ:岩に彫られた仏像)が残っており、三薬師と呼ばれています。それぞれが市・町の文化財に指定されています。これらは、1200年前に慈覚大師が一夜にして彫った仏像だと言われています。宮城県にこのような文化財が残っていたことを知っていましたか? 今回はこの三薬師様の3DCGをVRで展示します。宮城に残る摩崖仏がどんなものか、3つの違いは何か観察してみましょう。
・薄井 洋子(うすい ようこ):事業構想学群 助教
ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を使った学習者の学びの支援について研究しています。最近は、モーションキャプチャによる身体動作のデータや、様々な三次元データをCG(Computer Graphics:コンピュータ・グラフィックス)やVR(Virtual Reality:仮想現実)へ応用することによる学びについての研究を行っています。
天平時代の造形技術「乾漆」ブローチを作ろう!(講座プログラム型:申込要)
天平時代の造形技術「乾漆」を体感しよう!(体験ブース型:申込不要)
はるか1300年前の天平時代に確立した乾漆(かんしつ・麻布などを漆で固めたもの)は、現代のFRP(繊維強化プラスチック)と原理的に同じ造形技法です。しかし、現代まで乾漆自体が構造となって荷重を支えるような家具や建築物はほとんど作られていません。私たちは乾漆の力学的物性を科学的に検証し、乾漆を現代に蘇る最先端素材として捉え「構造乾漆」と名付け、その構造的・デザイン的可能性を研究しています。事前予約型の講座プログラム「乾漆ブローチを作ろう!」と、紙と布と漆だけで出来た椅子に実際に座れる体験ブース「乾漆を体感しよう!」を同時開催しています。
・土岐 謙次(とき けんじ):事業構想学群 教授
日本の伝統的漆工芸と、CADをはじめとしたデジタルデザイン技術の融合による新たな工芸・アートワーク・デザインの世界を提案しています。日本工芸のアイデンティティーの象徴とも言える漆を中心的な素材としながらも、3Dプリンターやレーザー加工機、カーボンファイバー等の先端素材などと融合したハイブリッドな活動を展開しています。また、南三陸町にて被災した耕作放棄地にウルシを植える活動を行っています。
発酵食品の不思議 ~コウジキンがつくる「こうそ」/美味しい「みそ玉」をつくろう~
(講座プログラム型:申込要)
日本のでんとう食品である「みそ」や「しょうゆ」は、コウジキンによってつくられます。コウジキンはたくさんの「こうそ」を作り出すことによって、みそやしょうゆが発酵(はっこう)することができるのです。この「こうそ」の不思議を実験(じっけん)によって体験してもらいます。最後に仙台のでんとう食品の「仙台みそ」を使った「みそ玉」つくりにチャレンジしてもらいます。*みそ玉は、みそに食材を混ぜ込んだ「インスタントみそ汁のもと」のこと。作ったみそ玉は、お家に帰ってからおわんに移して、熱湯を注ぎ入れてください。美味しいおみそ汁が出来上がります。
・金内 誠(かなうち まこと):食産業学群 教授
発酵・醸造技術を用いた商品開発及び高品質製造に関する研究を行っています。
開催概要
名称 | ※講座プログラム型の事前申込はサイエンス・デイのウェブサイトからお願いします。 |
日時 | 2024年7月14日(日)9:00~16:00 |
会場 | 東北大学川内北キャンパス講義棟(980-0862 宮城県仙台市青葉区川内41) ※宮城大学出展ブースはA棟4F401教室(A401)で開催します |
来場対象 | こどもからおとなまでどなたでも |
入場料 | 無料 |
主催 | 特定非営利活動法人 natural science (2007年6月設立) ※宮城大学は本イベントの後援をしています。 |
お問い合わせ | 特定非営利活動法人 natural science 事務局 980-0023仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル7階 電話:022-721-2035、メール:info(a)natural-science.or.jp ※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。 |
研究推進・地域未来共創センター
企業や地方自治体・機関・団体のニーズや課題に対して、研究推進・地域未来共創センターは宮城大学の持つ多彩な人材・研究・技術・ノウハウなどを活かしながら、イノベーションや活性化の解決策を生み出していきます。そして、地域産業の発展や魅力的な地域づくりなど地域の可能性を広げるために、従来の手法や領域にとどまることなく、さまざまな分野で共創し、宮城大学のミッションの一つである地域社会への貢献を目指します。