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26.10.22

9/26仙台市立金剛沢小学校の地域合同防災訓練で看護学群と食産業学群が防災教育プログラムを実施しました

9月26日(土)、仙台市立金剛沢小学校において、全校児童と保護者、地域住民を対象とした地域合同防災訓練が開催され、宮城大学の教員と学生が参加しました。この訓練は、災害発生時における地域住民、児童、教職員の防災意識の向上と、避難所開設・運営に関する理解を深めることを目的として実施されたものです。

本学では、看護学群と食産業学群の教員・学生が講師となり、小学4年生約70名とその保護者を対象とした防災教育プログラムを担当しました。災害時の救護活動や食の備えをテーマに、それぞれの専門分野の知識を活かした体験型の授業を行い、児童たちは実践を通して、災害への備えや自分たちにできる行動について学びました。

看護学群プログラム「災害時の救護活動」で応急手当と搬送法を学ぶ

看護学群の霜山准教授によるプログラムでは、「災害時の救護活動」をテーマに、傷病者への応急手当や搬送方法について学びました。地震発生後、避難所へ向かう途中で転倒し、負傷して動けなくなった方を想定し、出血時の止血法や安全な搬送法について考えました。

止血法では、ハンカチやタオルなど身近な物を活用した応急手当の方法を学び、児童たちは「特別な道具がなくても人を助けることができる」ことを理解しました。搬送法の演習では、毛布を使って傷病者を安全に運ぶ方法を体験し、グループで声を掛け合いながら協力して、真剣な表情で搬送を行いました。

演習を通して児童たちは、災害時には落ち着いて行動することに加え、一人ではなく周囲の人と協力しながら助け合うことの大切さを学びました。実際に体を動かして体験することで、自分たちにもできる防災・減災活動への理解を深める貴重な機会となりました。

参加学生のコメント

看護学群2年 豊川 真広 さん
児童だけでなく保護者の方にも参加してもらうことで、緊急時の行動について楽しみながら理解を深めてもらえたと思います。問いかけにも全員が答えてくれて、積極的に学ぶ姿勢を見られてとてもうれしかったです。今回学んだことをいざという時に実践できるよう、心に留めてほしいと思いました。

看護学群2年 佐久間 成美 さん
児童全員に搬送時の心構えや方法を伝えたところ、すぐに自分たちで声をかけ合いながら協力して搬送を始めていた姿がとても嬉しかったです。 特に、腕をクロスさせて安定させることや、力に自信のある人を頭側に配置するというポイントを聞いたそばから実践しており、学んだことをその場で行動に移す姿勢が素晴らしいと感じました。

看護学群2年 阿部 夢花 さん
搬送法の実践では互いに声を掛け合いながら手順を確認し、「頭側から持ち上げて足側から降ろす」という基本を意識して取り組む姿から、学んだ知識を実践につなげようとする様子が伝わってきました。実施方法の説明や声掛けに難しさを感じましたが、「楽しかった!」「災害が起きたときに自分にもできることがあると分かった」などの声を聞き、嬉しく感じました。

食産業学群プログラム「災害時の食の備え」で家庭備蓄と食品表示を学ぶ

食産業学群の滝口准教授によるプログラムでは、災害への備えとして重要な「食」をテーマに、家庭備蓄やローリングストック、食品表示について学びました。児童たちは、災害発生時には普段どおりに食料を購入することが難しくなることを理解し、日頃から備えることの大切さについて考えました。

訓練では、普段から少し多めに食品を購入し、消費しながら買い足していく「ローリングストック」の考え方を紹介するとともに、主食・主菜・副菜など栄養バランスを意識した備蓄のポイントについて説明しました。

また、グループワークでは実際の食品パッケージを用いて食品表示を確認し、商品名や原材料、内容量、賞味期限・消費期限、栄養成分表示などの見方について学びました。児童たちは身近な食品を題材にしながら、災害時にも役立つ知識を身に付けていました。

参加学生のコメント

食産業学群4年 橋本 翔馬 さん
今回の授業では、ローリングストックや食品表示について授業を行いました。災害時の食料確保の難しさや、日頃からの備えの重要性を伝えることができ、自身の防災意識も改めて見直す機会となりました。また、1週間分の備蓄食料を実際に集めてみることで、その量の多さを実感し、計画的な備蓄の大切さを再認識しました。

食産業学群4年 佐藤 美智花 さん
大学では食品表示について学ぶ機会がありましたが、今回の活動を通して、食品表示は日常の買い物に役立つだけでなく、災害時に自分や家族の健康や安全を守るための重要な情報であることを改めて実感しました。また、そのような知識を小学生にもわかりやすく伝えることで、災害に備えて自ら適切な食品を選択する力を育むことの大切さを学びました。

今回のプログラムでは、児童たちが災害時の救護活動や食の備えについて体験的に学ぶことで、防災を自分事として考える機会となりました。学生にとっても、大学で学んだ専門知識を地域で活かす貴重な機会となりました。

今回の地域合同防災訓練にあたっては、太白消防署とのこれまでの連携を踏まえ、他学年の防災教育を担当した同署から、学生への応急処置や搬送法の事前指導、訓練に必要な資材の提供などの協力を得て実施しました。

今後は、今回参加した学生を含む10名が、11月に仙台市地域防災リーダー(SBL)の養成講習会を受講し、学生SBLとして登録する予定です。

宮城大学では、引き続き地域や関係機関との連携を深めながら、教員の専門知識や学生の学びを地域に還元する取り組みを進めていきます。

教員プロフィール

研究推進・地域未来共創センター

企業や地方自治体・機関・団体のニーズや課題に対して、研究推進・地域未来共創センターは宮城大学の持つ多彩な人材・研究・技術・ノウハウなどを活かしながら、イノベーションや活性化の解決策を生み出していきます。
そして、地域産業の発展や魅力的な地域づくりなど地域の可能性を広げるために、従来の手法や領域にとどまることなく、さまざまな分野で共創し、宮城大学のミッションの一つである地域社会への貢献を目指します。

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