2019年(平成31年)学長年頭挨拶

学長年頭挨拶

川上理事長・学長写真

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

昨年、宮城大学は創立から21年目を迎え、新たな10年の時代に入りました。

平成29年度から開始した大学改革も2年目となり、様々な面で教育の充実に取り組み、成果を生み出してきました。4月には、大和キャンパスへのラーニング・コモンズの構築に着手し、学生の自主的・自発的な学習環境の充実を開始しました。本年はこれを太白キャンパスに広げるとともに、更なる教育研究の充実に取り組むことにしています。

昨年度の本学卒業生の就職率は100%を達成しました。このことは、就職を希望する学生が残らず就職できたということを意味します。この数字は、学生と教職員の共同作業の素晴らしい成果と言えるものですが、これが終着点というものではありません。今、日本は人手不足に悩み、就職は空前の売り手市場と言われ、総じて就職活動は好調に推移しています。他方、もう少し時間軸を伸ばしてみると、これからの労働現場には人工知能やロボットが大きく進出し、人間の仕事は大きく変化していくことが予測されています。したがって、昨年度の結果に満足し、立ち止まっていては、いずれ、社会から乖離することになってしまいます。そうならないためには、社会の変化に対応できる学生の育成を充実していくことが必要です。本学は、基盤教育と専門教育を通して、これに対応していきます。

本年、日本では、平成の時代が終わりを迎え、新たな時代へと転換していく年になります。教職員一同、社会の変化を見据え、これに先んじることができるよう取り組んでいきたいと考えています。

本年もよろしくお願いいたします。

平成31年1月1日
宮城大学理事長兼学長
川上 伸昭

TOP