新着情報
26.03.25
事業構想学群佐々木秀之教授・中沢助教・友渕助教が編著した著書が日本環境共生学会賞を受賞しました/地域連携実践教育
宮城大学では、2012年から地域連携実践教育(コミュニティ・プランナー プログラム)を展開しています。このたび、佐々木秀之教授・中沢峻助教・友渕貴之助教が編著者となり、長年の取り組みから培った知見を踏まえて今後の地域学修のあり方を探った著書「地域共創型実践教育・入門 コミュニティ・オーナーシップの醸成を目指して」が、日本環境共生学会で2025年度学会賞(著述賞)を受賞しました。

学会より、以下の受賞理由が公開されています。
「本書は、地域学修におけるガイド役にとってのガイドブックとなることを⽬指して、地域学修に取り組む関係者(アドバイザー、教員、指導者等)及び、将来地域の担い⼿となる地域学修を学ぶ学⽣や⽣徒を読者に想定した専⾨的な著作である。地域学修を通じた地域社会の活性は、地域特有の環境保全とも関りが深く、本書の地域学修の事例紹介においても、宮城県におけるトレイルマップの作成、防災教育、フードロス問題といった環境共⽣に関するテーマが取り上げられている。 本書にある通り、地域学修のあり⽅は、まだまだ進化・深化途上とみられるが、本書はその基礎的⽂献と位置付けられると考えられる。インターンシップ、プロジェクト型学修、課題解決型学修、地域連携型あるいは共創型学修など、地域において実践的な学修活動に取り組む⽅々にはもちろんのこと、地域における協働事業や共同事業などに取り組む関係各位にも参考になる点が多い。今後、地域学修が⼤学だけでなく、総合の時間の拡充によって、⾼等学校や中学校でも多くなる可能性があり、本書がガイドブックとして広く活⽤されていくことも期待される。この様に、地域学修に関わる⽣徒から学⽣、ガイド役までが、実践に役⽴つ情報を体系的に得られる著作となっており、環境共⽣社会の進展に寄与する著作であることから、著述賞に相応しい。」として、高く評価されました。


今後も宮城大学地域連携実践教育の展開や履修学生の取り組みにご注目ください。
著書紹介
地域共創型実践教育・入門: コミュニティ・オーナーシップの醸成を目指して
近年、大学・高校等で進む地域学修(地域をフィールドとした学び)の潮流を整理し、学生・教員・地域の三者にとって豊かな学びとしていくプロセスを、実際の事例を元に考える。国外の事例や、修了生のクロストークも収録。
第1部では、学びの潮流を整理した上で、地域学修により育まれるアウトカムとして「コミュニティ・オーナーシップ」を提起し、学習体系の理論化を試みる。第2部では、地域学修の4つのフェーズを解説。複数のプロジェクト事例から、学習の実践モデルを提示する。第3部では、国内外の教育実践者をつなぎ、学生・教員のモチベーション、地域のパートナーとの共創等のテーマについて、現場の視点から活発な議論を展開する。
研究情報
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日本環境共生学会大会2025年度学会賞(著述賞)
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業績:地域共創型実践教育・入門―コミュニティ・オーナーシップの醸成を目指して
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受賞者:
佐々木秀之 宮城大学事業構想学群 教授
中沢 峻 宮城大学事業構想学群 助教
友渕貴之 宮城大学事業構想学群 助教
田澤紘子 東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科 専任講師(前・基盤教育群 特任助教)
髙橋 結 立命館大学共通教育推進機構 准教授(前・宮城大学復興人材育成プログラム推進室 特任調査研究員
佐藤加奈絵 宮城大学基盤教育群 特任助教
森谷健太 富谷市役所保健福祉部地域福祉課 主査(前・宮城大学地域連携センター 出向職員)
日本環境共生学会について
人間生活を取り巻く自然環境・居住環境の共生に関する研究を行うとともに、これらの分野に携わる研究者、市民、行政担当者、実務者等による研究成果の発表と相互交流により、人類の営みと環境との調和・共生を対象とする固有の学問体系の確立を目指す学会です。「著述賞」は優れた学術的貢献をなした会員を表彰するものです。
宮城大学地域実践教育プログラムについて

宮城大学では、地域の歴史・文化・資源を活かしたコミュニティづくりや、
地域の人びととともに課題解決ができる人材(コミュニティ・プランナー)の育成を目指す教育プログラムを実施しています。
本プログラムは、2012年に文部科学省の補助事業としてスタートし、2017年度の大学改革において新設された全学必修科目の地域フィールドワークと、共通選択科目のコミュニティ・プランナープログラムとを合わせて「地域連携実践教育プログラム」として再構築しました。
地域コミュニティの現場に触れ、自らの目でみて・聞いて・体験し、学習することで、地域の人びととともに考えながら、地域本来の良さを活かした、これからのコミュニティづくりの実践手法を習得していくプログラムです。


