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「宮城大学が大切にしていること」 宮城大学長 西垣 克より 

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月1日更新

宮城大学 学長 西垣 克 

  皆さんは大学への進学を考え始めたときに、何を最初に考えますか?
  まわりの友人が大学に進むことを聞いて、自分も進学してみようかなと考えた人もいることでしょう。中には宇宙に興味をもって、高校で習ったこと以上のなぞにチャレンジしてみようと思っている人。将来は看護師として、人々の病気や健康にかかわる仕事について働きたいと考えている人。さまざまな考えの人がいることでしょう。すぐ社会に出て働くよりは、学生生活をもう少し楽しみ、のんびりしたいと思っている人もいるかもしれません。高齢社会を生き続けるには、しっかりとした学歴や仕事ができる能力を身につけておきたいと考える人もいることでしょう。さまざまな動機で、大学に集う人がいるのです。

 さて、それでは大学とはどのようなところなのでしょうか。大学のウェブサイトにアクセスしてみる。大学パンフレットを取り寄せて見てみる。大学が開催するオープンキャンパスに出かけてみる。高校の進路指導の先生に相談してみる。部活の先輩に様子を聞いてみる。人は何か判断を下すとき、必要な情報を収集するものでしょう。ただ、この時に最も重要なことは、何のためにどのような情報を必要としているのか、判断をする人の主体性がはっきりとしていることだと思います。そうでなければ情報を集めれば集めるほど、混乱してしまうことになるのです。

 大学が高等教育の場と言われるのは、長い人生を主体的に切り拓いていく能力を身につけ、他者と円滑に交流し社会を豊かに発展させるリーダーとして、見識ある社会人を養成するところだからだと考えています。大学での学びを考えたとき、最も必要なことは学ぶ主体性にあると思います。教えられたことを上手にまとめることに重きを置くのではなく、個性のある独自の考え方を提案し行動することができるように自己を鍛え、学ぶことを学ぶ姿勢で大学生活を過ごしてほしいものです。
 学びを続けるうちに、自分の進む人生がおぼろげに認識でき、その道を目指して邁進していける能力を身につけ、覚悟を決めて一歩踏み出す勇気を培って欲しいのです。人生を顧みた時、迷った道もあれば後戻りした道に出会うこともあることでしょう。決してまっすぐな道だけが人生ではないと、気が付かれることもあると思います。どのような環境においても、存在感のある人として生きていける力を養ってください。

 このように自分の人生を大切に考え、大震災で荒廃しましたが、本来豊かでのびやかな人情味あふれる、この東北の地を愛する人材が集い学びあう場として、宮城大学を活用していただきたいのです。

 宮城大学は間もなく二十周年を迎えます。未来を切り拓く大学を目指し、カリキュラムの改革や学内教育環境の整備に取り組んでいます。
 学生が学びの中心に存在し、海外からの留学生や提携している大学と深く交流を進め、グローバルな視野をもち、学ぶ意欲の高い皆さんで運営される大学を目指します。

西垣 克