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24.11.07

11/3食産業学群20周年記念講演及び名誉教授称号授与式を挙行しました

宮城大学食産業学群は2005年4月の設置から2017年学群・学類制への移行を経て20周年を迎えます。設置から20周年を記念して11月3日に宮城大学名誉教授の池戸重信先生と食産業学部3学科の卒業生をお迎えした記念講演会を開催しました。また、あわせて宮城大学名誉教授称号授与式を執り行いましたのでお知らせいたします。

食産業学群、これまでの20年・これからの20年

池戸重信先生による記念講演では、食産業学部がスタートした20年前の思い出話のあと、食産業と消費者の関わりという観点から「食料政策の産官学連携では、国民(消費者)を中核に、官民学が連携していくべき」との指摘がありました。38年ぶりに改正された食料・農業・農村基本法においても消費者の視点は重視されており、食産業においては消費者の理解と信頼を得ることが何よりも重要となります。食産業学群にとっては、食産業に関する情報を消費者に正確かつ分かりやすく伝えるとともに、流通や技術の革新に貢献することで、より良い食の未来を築くために尽力していく必要があると強く感じる講演となりました。

卒業生の言葉「食産業学部で学んだこと、そして今」

卒業生3名からは、それぞれが行っている現在の仕事について紹介し、その仕事に対し大学で学んだ専門知識がどのように活かされているかが語られました。特に強調されたのが、専門分野の学びをきっかけとして、講義・実習や卒業研究を通して新しい興味が引き出され、現在の職を選ぶきっかけになったことや、学生時代に身に着けた知識が日々の仕事に役に立っているということです。これらは、これまでの食産業学群(部)の教育の成果が形となったものであり、後輩たちにとっても大きな励みとなる話題でした。今回お話いただいた卒業生は下記のとおりです。

  • ファームビジネス学科卒業生、高橋 祐紀 氏
    (株式会社 渡辺採種場営業二部 課長補佐)
  • フードビジネス学科卒業生、佐伯 奈央子 氏
    (味の素AGF株式会社生産統轄部生産企画グループ長代理)
  • 環境システム学科卒業生、保志 直弥 氏
    (農林水産省農村振興局整備部設計課 係長)

名誉教授称号授与式では、佐々木学長より名誉教授の称号を授与し、教育、研究上の功績や本学への貢献に対して感謝の言葉を述べました。その後、名誉教授からご挨拶をいただきました。今回、名誉教授となられた方は次のとおりです。※五十音順、敬称略

  • 佐藤 義明 (元食産業学部教授)
  • 中村 正博 (元食産業学部教授)
  • 本藏 良三 (元食産業学部教授)

記念講演開催概要

イベント名 宮城大学食産業学群20周年記念講演会
日時 2024年11月3日(日) 13:00-15:30
場所

宮城大学太白キャンパス講義棟1F、大講義室

(982-0215 宮城県仙台市太白区旗立二丁目2番1号)
交通アクセス

内容
  1. 記念講演:「これまでの20年・これからの20年」
    池戸 重信 氏(宮城大学名誉教授)
  2. 卒業生の言葉「食産業学部で学んだこと、そして今」
    ファームビジネス学科卒業生、高橋 祐紀 氏
    (株式会社 渡辺採種場営業二部 課長補佐)
    フードビジネス学科卒業生、佐伯 奈央子 氏
    (味の素AGF株式会社生産統轄部生産企画グループ長代理)
    環境システム学科卒業生、保志 直弥 氏
    (農林水産省農村振興局整備部設計課 係長)
参加費・申し込み 無料・申し込み不要
主催 宮城大学食産業学群

お問い合わせ

宮城大学太白事務室 022-245-1532、f-kyoumu@myu.ac.jp

食産業学群について

食産業学とは、農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」、そして「消費」までの全てをカバーする学問です。今、安全で、美味しく、体に良く、しかも簡便な食品が求められています。食産業学群では、 こうした課題を自然科学、社会科学両面の学びから解決できると考えています。

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