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23.08.09
8/7 令和5年度第1回 宮城県・宮城大学の合同勉強会を開催、宮城県の政策課題と大学の教育研究について意見交換を行いました/研究推進・地域未来共創センター
研究推進・地域未来共創センターは、看護学群、事業構想学群、食産業学群、基盤教育群の各領域及びそれらの横断的な教育・研究の成果を基に、東北・宮城の様々な地域の資源や人材を新たな発想と視座から連携し、地域未来共創を推進するプラットフォームの構築を目指しています。
8月7日、共創センターと宮城県総合政策課が共同で令和5年度第1回 宮城県・宮城大学の合同勉強会を企画・開催しました。この勉強会は、宮城大学と、法人の設立団体である宮城県がそれぞれ抱えている政策課題や教育研究のリソースを互いに学びマッチングを図ることで、より的確に地域課題にアプローチすることを目的としたものです。令和4年度より継続しており、昨年度は計5回実施しています。
共通テーマであるDX・デジタル化を一つの軸にしながら
宮城県のデジタル政策・医療・農林水産業・スタートアップ支援部門等の7課室と
看護学群・事業構想学群・食産業学群が意見交換
冒頭では、宮城大学より「昨年度の勉強会の成果や課題を踏まえ、今年度はより個別具体的なテーマにアプローチして共創を深めていきたい、具体の議論に入っていくためのきっかけを作る場としたい」と挨拶があり、宮城県からは「今回は政策課題を考える上での共通テーマであるDX、デジタル化を一つの軸にしながら、次回以降の連携につなげていきたい」と目標が示されました。
勉強会では、宮城県からデジタルみやぎ推進課、産業デジタル推進課、医療人材対策室、富県宮城推進室、新産業振興課、農業政策室、水産林業政策室の7課室より、宮城県におけるデジタル政策・医療・農林水産業・スタートアップ支援など様々な分野の政策課題が示されました。また、宮城大学からは看護学群、事業構想学群、食産業学群の3つの学群におけるDX、デジタル化の取り組みを中心に紹介を行いました。
<参考>
意見交換では、各学群と関係課による協働のアイデアのみならず、例えば事業構想学群のアイデアを農政の課題に横展開するなど、分野を超えた意見も出され今後の新たな協働の可能性に期待をにじませる場面も見られました。
最後に佐々木啓一学長より「今回の勉強会を通じお互いの課題が見えてきたので、県からは要望を寄せていただくとともに、大学からも積極的に県に提案したい」とコメントし閉会しました。次回以降、より踏み込んだ内容での議論が進むよう、総合政策課と研究推進・地域未来共創センターがハブとなりながら、双方のさらなる連携・協働を進めてまいります。
開催概要
イベント名 | 令和5年度第1回 宮城県・宮城大学合同勉強会 |
日時 | 令和5年8月7日 14:00-16:00 |
場所 | 宮城大学大和キャンパス本部棟3階 大会議室 |
次第 | 開会挨拶 趣旨説明・到達目標 宮城県における政策課題 宮城大学3学群の取組状況 質疑応答・意見交換 閉会挨拶 |
主催 | 公立大学法人宮城大学・宮城県 |
研究推進・地域未来共創センター
宮城大学の研究力を強化するため学内の研究環境の整備や研究プロジェクトの企画、学内外との調整、外部資金獲得を支援するとともに、自治体等の地域課題に対して本学の研究シーズをマッチングし、課題解決への展開を支援しています。当センターは、研究力の向上を推進するリサーチ・アドミニストレーター(URA)としての機能強化と、産学連携を推進するコーディネーターにより、学内外においてプロジェクトの企画相談から渉外・調整、プロジェクト支援(研究資金獲得、プロジェクト運営)、知財化・実用化支援を行っています。また、自治体からの依頼に応じて委員・講師を派遣するとともに、専門研修の開催やセンターへの自治体職員の受け入れ等により高度人材の育成を図ります。