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20.07.20

【学生向け】大学活動の再開に向けてのお願い(7月20日発信)

※本ページはバックアップページです。最新の情報を確認してください。

もう一度、健康管理・感染予防のための行動を確認しましょう

学生の皆さんには、5月14日に宮城県の緊急事態宣言が解除されたときに、新しい生活様式による新型コロナ感染症への感染を予防する対応をお願いしました。その後、全国的に制限の緩和が進むにつれて、感染防止を図りながら社会・経済活動が拡大してきています。宮城大学でも、5月下旬から遠隔方式では行えない実習や実験などが再開され、7月6日からは面接による授業の一部再開、図書館利用の一部再開など、段階的に大学活動レベルが上がってきています。今後は、安全を確保しながらさらに活動を拡大していくことになります。

一方で、東京をはじめとした首都圏では再び新規感染者数が増加傾向にあり、全国的にも新規感染者数の増加、市中感染の拡がりから、高齢者への感染伝播も懸念されはじめています。また7月16日には仙台市で他大学の学生でクラスターが発生しました。当該大学の発表によると感染した学生は飲食店で大人数での宴会に同席しており、宴会での感染が疑われています。そのため、大学は学生の入構を禁止する措置を取りました。
すでに飲食、特に飲酒を伴った飲食は3密になりやすく、飛沫や接触による感染が起きやすい高リスクの行動だということは知られていました。したがって、学生のみなさんには、これまでも健康管理・感染予防のための行動をお願いしてきましたが、もう一度、以下の健康管理・感染予防のための行動についての文章を確認してください。

学生のみなさんが新型コロナウイルスに感染しないよう大学として感染予防にこれからも努めていきますが、他大学の例にあるように、大学内で感染が広がっていくようなことが起きると大学の活動は制限されてしまいます。教職員だけでなく、学生のみなさん一人ひとりが、体調管理をしっかり行う、感染リスクの高い行動はとらない、少しでも体調が悪い時には無理して大学に来ないなど、“メリハリの効いた感染防止対策”を実践することにより、自分と仲間を守る行動をとっていくことが大切です。
授業やサークル活動などの大学活動を元に戻していくために、教職員・学生、ひとりひとりの努力が必要です。
ご協力お願いします。

令和2年7月20日
スチューデントサービスセンター
健康支援室


日常生活のこと

まず、以下の3つのことが基本となります。
1.身体的距離(フィジカルディスタンス)の確保
2.マスクの着用
3.手洗いの励行

そのためには具体的に、
◎ 人との間隔をできるだけ2メートル(最低1メートル)あける
◎ 症状が無くても、会話するとき、人と近づくときは必ずマスクを着用する
◎ 3密を避ける(部屋の換気、大勢で集まらない、近距離での会話をしない)
◎ 会話をする際は、できるだけ真正面を避ける
◎ 帰宅したらまず手や顔を洗う

ようにしてください。

感染リスクが高くなる場所は徹底して避けてください。具体的には、
◎ 夜間の飲食店や繁華街への外出(例えば、友人との飲み会、会食、コンパなど)は引き続き控える
◎ 日中でも大人数での飲食は控える
◎ 友人などと食事をする時は対面ではなく横並びに座る、会話は控えめにする
◎ 大皿料理の共有は避ける、飲み物の回し飲みは絶対にしない。
◎ カラオケなど他者と同室の状態で歌うことは避ける
◎ 遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ(ただし、屋外であっても人が多く集まる場所は避ける)
◎ 屋内のスポーツ施設やジムの利用は控える
◎ 買い物はすいている時間を選ぶ
◎ 公共交通機関を利用する時は、会話を控え、混んでいる時間を避ける

ようにしましょう。

また、免疫力を下げないよう、規則正しい生活をするよう心がけてください。
きちんと朝起きて、夜寝る生活をしてください。


アルバイトについて

経済面などいろいろな事情があると思いますが、居酒屋など酒類を出すことをメインとした飲食店でのアルバイトは極力避けてください(飲食時はマスクを外すだけでなく、飲酒すると声が大きくなります。また行動のコントロールが効かなくなり、いろいろな所に触れたりします。客の中に感染者がいた場合、飛沫感染・接触感染のリスクが非常に高くなります)。コンビニのレジなど、不特定多数の方と接する機会の多いアルバイトでは手洗いを心がけ、洗っていない手で顔を触れることがないよう注意してください(客に感染者がいた場合、感染者の触れたものに触れる可能性が高いといえます。その手で目や口などに触れるとそこから感染するリスクがあります。できるだけこまめに手を洗うようにしてください)。感染リスクを意識し、身を守る方法を考えてください。


旅行や移動について

県をまたいでの移動の自粛は6月19日に解除になりましたが、再び東京など首都圏を中心に全国的に感染者数は増加傾向にあります。
県外(特に東京方面)へ移動する際は、移動先の感染状況に注意し、直近の新規感染者数、どのような場所で感染者が発生しているか、クラスターの発生の有無などについて情報を収集し、移動する必要性などを十分に考えてから行動してください。特に移動先での行動が重要です。移動先では大人数での会食やイベントには極力参加しないようにしてください。また移動先での行動についても、手洗い、マスクの着用、身体的距離の確保、3密の回避など、より一層慎重な行動を取るよう心がけてください。もし、軽くても発熱や咳などの症状がある、または少しでも体調が悪いと感じた場合には勇気を持って予定をキャンセルし、移動は行わないようにしてください。

また、新規感染者数が多い地域から知人や家族を呼び寄せる場合も必要性などを十分に考えて慎重に判断してください(呼び寄せる方々には、体調管理をしっかりするよう依頼してください)。
外出する時は、マスクを必ず着用し、人の多い場所は避けてください。人とすれ違うときはできるだけ距離をとるようにしてください。

接触確認アプリを登録するようお願いします(接触確認アプリについては、厚生労働省ウェブサイトで確認してください)。また、自分なりの簡単な行動記録(いつ、どこで、誰と、なにをしたかのメモ)をつけておくとよいでしょう。


体調管理について

「新しい生活様式」では、毎日きちんと体調チェックをすることが日常生活を営む上での基本となります。1日2回の体温測定と体調チェックをし、「体温測定記録」に記録するようお願いします(「体温測定記録」は。経過観察期間の記録を想定して作られていますが、健康管理として使用してください)。

体温計はできるだけ購入してください。もし、どうしても手に入らない場合は、体調チェックだけでも必ず行ってください(体温計が無くても、例えば、いつもより熱っぽく、脈が速いな、と感じたときには、熱があるかもしれません。また、体温計がない場合、保健室でも相談を受け付けています)。

新型コロナウイルス感染症の疑いがある場合は、宮城大学ウェブサイト「こころとからだのサポート」)内の【フロー2】新型コロナウイルス感染症の場合」を見てください。

新型コロナウイルス感染症の疑いはないが、自宅で待機していた場合(軽くても発熱や風邪の症状があった、少しでも体調が悪かった等)は、決して無理をせず、症状が治まった後、最低3日間(かつ症状が出てから1週間を経過するまで)は、自宅で療養を続けるようにしてください。

東京では、すでに感染経路が不明の市中感染も拡がり出していて、新型コロナウイルス感染症の第2波がいつ起きてもおかしくないような状況にあります。宮城県の場合、まだ感染経路を追えているものの、人々の行動次第ではいつ市中感染が起きてもおかしくありません。
まだまだ気を緩めることはできませんが、一方で、大学としての機能を果たしていくために徐々に活動を再開していくことも必要です。
専門家によれば、ひとりひとりが感染リスクの高い行動をとらないように気をつけさえすれば(感染が起こるような場所に行かない、感染が起こるような状況を作らない)、社会活動との両立は可能です。
ウイルスと上手に付き合いながら、ひとりひとりが“新しい生活様式”を身につける努力をしていきましょう。

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