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25.10.06
9/25学生団体Brushによるせんだい・いずみエリア創⽣会議「未来と結ぶ革命交通!~街中ロープウェイの全容を学ぶ~」を開催しました
宮城大学の学生団体Brushは地域企業との共同事業や地域創生プロジェクトに活発に取り組んでいます。9月25日、学生団体Brushの企画として、Zip Infrastructure株式会社顧問の寒竹聖一氏をお招きし、自走式ロープウェイ「Zippar」についての勉強会を開催しましたのでお知らせいたします。
宮城大学周辺で導入が検討されている新交通の都市型ロープウェイ「Zippar」
新しい交通の事業を知ることで、既存の事業と「共創する」考え方を学ぶ
自走式ロープウェイ「Zippar」はZip Infrastructure株式会社が開発を進めている都市型の次世代交通システムです。従来のロープウェイの利点(低コスト・短期間での建設、渋滞の影響を受けない)を活かしつつ、ロープとゴンドラが独立しているため、カーブや分岐を自由自在に設けることができ柔軟な路線設計が可能です。最近では、富谷市と仙台市への交通の利便性を向上するため、富谷市と仙台市地下鉄とを結ぶ都市型ロープウェイの導入に向けて今年度から調査が開始されていることがよく知られています。
Brushの学生たちは、キャンパスへの通学に際して感じる公共交通の利便性に関する課題や、それに伴う新交通に関する構想への興味から今回の取り組みを企画しました。レクチャーでは、Zippar自体の構造から、現在の実証実験段階、運営の方式、どのように地域の交通を担っていくのか、といった話題が紹介されました。また、実際に「Zippar」についての計画を扱うワークショップを通じて、学生たちは新しい事業を立ち上げる目的や方法として、既存の事業と「競争する」だけでなく、「共創する(協力する)」という戦略的な考え方があることを学びました。新しい交通システムを導入することで、現在人員が不足している「枝線(しせん:主要な路線から分かれたローカルな路線)」に、より多くの人員や資源を振り分ける余裕が生まれる可能性が示唆されたことは学生たちにも大きな気づきとなったようです。
企画を担当した学生団体Brushの佐々木義将さん(地域創生学類3年生)は「『Zip Infrastructure株式会社』はスタートアップ企業であり、代表取締役CEOを務める須知高匡氏は私たち大学生と年齢も非常に近いです。須知さんがこんなにも社会的インパクトが大きい事業に取り組まれていると知り、私たちも恐れずチャレンジを続けていきたいと思いました。新しいことに挑戦する時になかなか一歩踏み出せないこともありますが、Zip Infrastructure株式会社の社会課題を解決する姿勢を見習い、自らの手で社会を変えていくワクワク感を大事にしてこれからも活動を続けていきたいと思いました。」とコメントしています。
ゲスト情報
寒竹 聖一 氏:Zip Infrastructure株式会社 顧問
1959年生まれ。早稲田大学商学部卒。JALの再生タスクフォースチームへの参画や、WILLER株式会社から高速ツアーバス連絡協議会の事務局長を拝命し、国交省とともに法改正およびバス業界の再編を行った。日本初の上下分離運営となった京都丹後鉄道の元社長でEST交通環境大賞にて国土交通大臣賞を受賞。運賃改定等さまざまな施策により黒字化の道筋をたてた。その後、航空、バス、鉄道での知見を活かして北海道・東北を中心にオンデマンド交通を展開した。さらに地域交通再生のために法改正に携わり、地方鉄道運賃のあり方小委員会に参画するなど要職を歴任している。
開催概要
イベント名 | せんだい・いずみエリア創⽣会議「未来と結ぶ革命交通!~街中ロープウェイの全容を学ぶ~」 |
開催日時 | 2025年9月25日(木)13:00~15:00 |
場所 | 宮城大学大和キャンパス交流棟2F PLUS ULTRA- (981-3298 宮城県黒川郡大和町学苑1番地1) |
内容 | ①Zip Infrastructure株式会社顧問 寒竹聖一氏による講話 ②質疑応答 ③学生同士のディスカッション・発表 ④写真撮影 |
主催 | 宮城大学学生団体Brush |
Zip Infrastructure株式会社について
Zip Infrastructure株式会社は「世界をよりスムーズに」というミッションのもと、渋滞のない、どこでも駅徒歩5分圏内となる世界を実現するため、利便性、安全性、経済性に優れた次世代の交通システムZipparの開発・製造・販売・企画に取り組んでいます。
学生団体Brushについて
学生団体Brushは、宮城大学の学生で構成された学生団体です。「学生にとって挑戦を身近にする」を目標にさまざまなプロジェクトを行っています。今年度は総勢86名で塩釜や長町でイベントの企画・運営や学生向けの勉強会など幅広く活動を行っています。
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