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新着情報

24.04.26

4/19大和キャンパスで「春のコンボケーションデイ」を実施しました/スチューデントサービスセンター

4月19日、大和キャンパスを会場として「春のコンボケーションデイ」を実施しました。このイベントは、2つのキャンパスに所属する3学群の新入生が交流し、「他者理解」を深めるための企画で、春と秋、それぞれのキャンパスでスチューデントサービスセンターにより企画・運営されています。

ブラインドサッカーを通して、「見えない」体験からコミュニケーションの大切さを学ぶ

今年度は、仙台を拠点に活動するクラブチーム『コルジャ仙台』をはじめ、全国から集まったブラインドサッカー関係者の方々の全面的な協力により、パラスポーツであるブラインドサッカーをテーマとしました。今回は、下記4種類のコンテンツを学生たちがグループごとに体験しました。

ブラインドサッカーについて

『ブラインドサッカー』は、視覚に障がいを持った選手がプレーできるように考案されたサッカーです。音が出るボールを使用し、「フィールドプレイヤー」は全員がアイマスクを着用します。また、アイマスクを着用しない「ゴールキーパー」と「ガイド」が、ピッチ内の情報やゴールの位置などを「声」で選手に伝えます。ボールの音と、仲間どうしの声がけによるチームプレーが大切な要素となる競技です。

コンテンツⅠ:実技披露とボールを使ったレクリエーション

プロ選手による迫力ある実技を見学した後、アイマスクを着用し、音のなるボールをグループごとに手渡しするゲームを行いました。近くにいるはずの仲間にボールを渡すだけでも、相手との距離感をつかむのに工夫が必要だと実感。その後、カラーコーンをめがけて実際にボールを蹴ってみました。仲間の発する音と声だけをたよりにボールを蹴り、ゴールを狙う難しさを体験しました。

コンテンツⅡ:アイマスクを着用したレクリエーション

アイマスクを着けた状態で、呼びかけなどの耳から入る情報だけを頼りに同じ血液型や誕生月などの仲間を探していくレクリエーションに挑戦。普段とは違う状況でどのようなコミュニケーションが必要となるのか知ることができました。

コンテンツⅢ:アイマスクと白杖を使用した歩行訓練

アイマスクを着用し白杖を使用するメンバーを、グループメンバーがサポートしながら、スポーツチームのロゴを見つけていくレクリエーションを行いました。アイマスクを着用したメンバーが安心して歩行できるよう説明や誘導を工夫する姿がみられました。

コンテンツⅣ:ブラインドサッカー選手によるレクチャ

コルジャ仙台フィールドプレイヤーである2名の選手が、視覚障がい者、晴眼者それぞれの立場から、「ブラインドサッカーの魅力と意義」についてレクチャを行いました。言葉だけで伝える難しさがあるからこそ、相手が正しく理解してくれる伝え方を工夫する必要があることや、さまざまな見え方・考え方をもつ人々とともに一つの目標に挑戦する楽しさなどが紹介されました。

4つのコンテンツを通して、学生たちはパラスポーツ、ブラインドサッカーの理解を深めるとともに、見えないことによる怖さを体験し、視覚障がいのある方の理解を深める機会となりました。また、学生同士が普段とは違う状況で、協力してレクリエーションに取り組むことで、コミュニケーションの大切さを実感し、学群を超えた交流を行うことができました。

DEI(Diversity, Equity and Inclusion)を担当する森本素子副学長は「異なる分野を学ぶ3学群の学生が集うことによって、新しいつながり・新しいアイデアが生まれるきっかけになったと思います。また、見えない状態の中でコミュニケーションをとる様々な工夫を体験しました。多様性を受容し、それを活かして力にすることでより豊かに生きていけることを学べたのではないでしょうか。学生からは視覚障がいの方を見かけたときにどのように声をかけ、どのようにサポートすればいいのかという質問があり、具体的な誘導方法を教えていただきました。宮城大学の学生たちのこれからの行動に期待しています」とコメントを寄せました。

実施概要

実施日時 2024年4月19日(金)12時30分~16時45分
実施場所 宮城大学大和キャンパス
参加者 新入生407名
主催 宮城大学スチューデントサービスセンター

コルジャ仙台について

コルジャ仙台は東北のブラインドサッカーチームです。「Coruja/コルジャ」とは、ポルトガル語で「梟/フクロウ」のことで、暗闇の中でも高度な感覚を研ぎ澄ませ自由に飛び回ります。そして、森の賢者、知恵の象徴という一面ももっています。日々の練習の中で、ブラサカに必要な感覚を鍛え、知性と工夫溢れるプレーを展開したいという願いを込められています。ブラインドサッカーは視覚障がい者と晴眼者が、お互いに協力と工夫を重ねて一緒に行うサッカーです。その特徴を活かして、『ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と晴眼者があたり前に混ざり合える社会』を目指し活動しています。(公式サイトより引用)

スチューデントサービスセンターとは

スチューデントサービスセンターは、学生のみなさんの大学生活を支援するセンターです。学修についての支援はもちろん、サークル活動の支援やアルバイトなど大学外での生活についての支援も行っています。大学生として一人ひとりが自主的・積極的に学生生活を送っていくことを支援するセンターです。学生のみなさんの自主的な利用が基本ですが、出席や成績状況などから個別に面談を行うこともあります。また、健康支援室では、学生が安心して充実した大学生活を送ることができるように、健康面からサポートしており、大和キャンパス・太白キャンパスの教員・保健指導員・カウンセラーが所属しています。体と心の健康についての疑問や悩みなどがありましたら、一人で抱え込まずに、健康支援室(保健室・学生相談室)へ気軽に相談にいらしてください。相談内容の秘密は守ります。スタッフ一同、学生のみなさんの力になれるよう、共に考えていきたいと思っています。

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