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新着情報

23.06.09

4月、大和キャンパスで「春のコンボケーションデイ」を実施しました/スチューデントサービスセンター

4月15日、大和キャンパスを会場として「春のコンボケーションデイ」を実施しました。このイベントは、2つのキャンパスに所属する3学群の新入生が、交流を通して一体感を高めるための企画で、春と秋、それぞれのキャンパスでスチューデントサービスセンターにより企画・運営されています。

ブラインドサッカーを通して、他者と交流し、他者を理解することを学ぶ

今年度は、仙台を拠点に活動するクラブチーム『コルジャ仙台』をはじめ、全国から集まったブラインドサッカー関係者の方々の全面的な協力により、パラスポーツであるブラインドサッカーをテーマとしました。今回は、下記4種類のコンテンツを学生たちがグループごとに体験しました。

ブラインドサッカーについて
『ブラインドサッカー』は、視覚に障害を持った選手がプレーできるように考案されたサッカーです。音が出るボールを使用し、「フィールドプレイヤー」は全員がアイマスクを着用します。また、アイマスクを着用しない「ゴールキーパー」と「ガイド」が、ピッチ内の情報やゴールの位置などを「声」で選手に伝えます。ボールの音と、仲間どうしの声がけによるチームプレーが大切な要素となる競技です。

コンテンツⅠ:実技披露とボールを使ったレクリエーション

プロ選手による迫力ある実技を見学した後、アイマスクを着用し、音のなるボールをグループごとに手渡しするゲームを行いました。あわせて、音だけをたよりにボールを蹴り、ゴールを狙う難しさを体験するためのレクリエーションも行いました。

コンテンツⅡ:アイマスクを着用したレクリエーション

アイマスクを着けた状態で、呼びかけなどの耳から入る情報だけを頼りに同じ血液型や誕生月などの仲間を探していくレクリエーションです。普段とは違う状況でどのようなコミュニケーションが必要となるのか知ることができます。

コンテンツⅢ:アイマスクと白杖を使用した歩行訓練

アイマスクを着用し白杖を使用するメンバーを、グループメンバーがサポートしながら、構内に掲示したブラインドサッカーチームのロゴを見つけていくレクリエーションです。アイマスクを着用したメンバーが安心して歩行できるよう説明や誘導も工夫する必要があります。

コンテンツⅣ:ブラインドサッカー選手によるレクチャ

コルジャ仙台フィールドプレイヤーである2名の選手による、視覚障害者、晴眼者それぞれの立場からの「ブラインドサッカーの魅力と意義」についてレクチャを行いました。言葉だけで伝える難しさがあるからこそ、相手が正しく理解してくれる伝え方を工夫する必要があることや、さまざまな見え方・考え方をもつ人々とともに一つの目標に挑戦する楽しさなどが紹介されました。

4つのコンテンツを通して、学生たちはパラスポーツ、ブラインドサッカーの理解を深めるとともに、見えないことによる怖さを体験し、視覚障害のある方の理解を深める機会となりました。また、学生同士が普段とは違う状況で、協力してレクリエーションに取り組むことで、コミュニケーションの大切さを実感し、学群を超えた交流を行うことができました。

コンボケーションデイの企画・運営を統括する真覚健スチューデントサービスセンター長は「新入生たちは、コロナ禍の中で高校3年間を過ごしてきました。対面での活動が制限されてきた高校時代だったと思います。感染拡大はまだ収束に向かっていませんが、withコロナの中で感染予防と大学生としての活動を両立させていく必要性を理解する1日にもなったと思います。秋のコンボケーションデイでは、今回のグループを基にして、より多くの他学群の学生と交流できるプログラムを実施したいと考えています。」とコメントを寄せました。

実施概要

実施日時 2023年4月15日(土)12時30分~16時45分
実施場所 宮城大学大和キャンパス
参加者 新入生413名
主催 宮城大学スチューデントサービスセンター

コルジャ仙台ブラインドサッカークラブについて

コルジャ仙台ブラインドサッカークラブは東北のブラインドサッカーチームです。「Coruja/コルジャ」とは、ポルトガル語で「梟/フクロウ」のことで、暗闇の中でも高度な感覚を研ぎ澄ませ自由に飛び回ります。そして、森の賢者、知恵の象徴という一面ももっています。日々の練習の中で、ブラサカに必要な感覚を鍛え、知性と工夫溢れるプレーを展開したいという願いを込められています。ブラインドサッカーは視覚障がい者と晴眼者が、お互いに協力と工夫を重ねて一緒に行うサッカーです。その特徴を活かして、『ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と晴眼者があたり前に混ざり合える社会』を目指し活動しています。(公式サイトより引用)

スチューデントサービスセンターとは

スチューデントサービスセンターは、学生のみなさんの大学生活を支援するセンターです。学修についての支援はもちろん、サークル活動の支援やアルバイトなど大学外での生活についての支援も行っています。大学生として一人ひとりが自主的・積極的に学生生活を送っていくことを支援するセンターです。学生のみなさんの自主的な利用が基本ですが、出席や成績状況などから個別に面談を行うこともあります。また、健康支援室では、学生が安心して充実した大学生活を送ることができるように、健康面からサポートしており、大和キャンパス・太白キャンパスの教員・保健指導員・カウンセラーが所属しています。体と心の健康についての疑問や悩みなどがありましたら、一人で抱え込まずに、健康支援室(保健室・学生相談室)へ気軽に相談にいらしてください。相談内容の秘密は守ります。スタッフ一同、学生のみなさんの力になれるよう、共に考えていきたいと思っています。

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