新着情報
21.08.30
9/17令和3年度宮城大学研究・共創フォーラムを開催します(申し込み~9/14)
宮城大学では、教員の有する研究シーズや地域との連携事業等の成果を広く地域に発信することにより、様々なステークホルダーとの共創の可能性を広げ、更なる地域貢献の機会を創出することを目的として、9月17日(金)ZOOMウェビナーによるオンライン開催にて研究・共創フォーラムを開催します。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
開催概要
名称 | 令和3年度宮城大学研究・共創フォーラム |
開催日程 | 2021年9月17日(金)13:30~16:00 |
開催形式 | オンライン(ZOOMウェビナーを使用) |
募集人数 | 200 名 |
対象 | 地域の自治体、企業・団体、医療機関等 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 申し込みフォームよりお申し込みください。 |
プログラム | (1)開会あいさつ 理事長兼学長 川上 伸昭 (2)講演 宮城大学が考える持続可能な未来への取り組み (3)研究・共創事例の発表 ①最新技術で蘇る天平の造形技法ー乾漆で現代のものづくりを 事業構想学群 教授 土岐 謙次 ②食味性改善と低コスト化を目指した人工培養肉生産の技術開発 食産業学群 教授 須田 義人 ③伝統的昆虫食材「イナゴ」の養殖技術 ④がん治療に伴う外見変化への心理的社会的介入の有用性の検討 ~アピアランスケアのガイドライン作成から~ 看護学群 教授 真覚 健 ⑤デジタル活用による新たな産学連携PBLの挑戦~秋保における観光PR動画×商品開発× オンラインツアーを一例に~ 事業構想学群 教授 大嶋 淳俊 ⑥自治体と大学の連携による地域共創拠点の形成事例 ~富谷宿観光交流ステーション「とみやど」の設置より~ 事業構想学群 准教授 佐々木 秀之 (4)総合質疑応答 (5)閉会あいさつ 副理事長 正木 毅 |
問合せ先 | 宮城大学研究推進・地域未来共創センター 萩野、庄子 TEL:022-377-8319 E-mail:renkei-kouza(a)myu.ac.jp ※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。 |
発表者関連記事・著書等紹介
・風見 正三(かざみ しょうぞう):理事兼副学長、研究推進・地域未来共創センター長、事業構想学群 教授
東北から日本の未来を発信するための持続可能な地域づくりの研究や実践を進めています。地域の真の豊かさを追求していくコミュニティビジネスの視点から持続可能な地域産業やライフスタイルの在り方を考察し、コモンズ社会の創造に取り組んでいます。21世紀は、地域の人々が主体となり、個人も地域も共に豊かになるシナリオを実現する時代です。こうした目標に向けて、コモンズの視点やコミュニティビジネスの手法から様々な地域で持続可能な地域創造プロジェクトを提案・実践し、地域主体のまちづくりによるサステイナブルコミュニティの実現を目指していきます。
・土岐 謙次(とき けんじ):事業構想学群 教授
日本の伝統的漆工芸と、CADをはじめとしたデジタルデザイン技術の融合による新たな工芸・アートワーク・デザインの世界を提案しています。日本工芸のアイデンティティーの象徴とも言える漆を中心的な素材としながらも、3Dプリンターやレーザー加工機、カーボンファイバー等の先端素材などと融合したハイブリッドな活動を展開しています。また、南三陸町にて被災した耕作放棄地にウルシを植える活動を行っています。
・須田 義人(すだ よしひと):食産業学群 教授
動物遺伝育種学を専門分野として、複数の研究機関や大学と共同で、動物の能力を人にとって望ましい方向に遺伝的に改良する研究を行っています。代表的な研究は、動物の遺伝的改良と分子機構に関する研究、ウシ霜降り関連遺伝子群探索とエピゲノム解析、動物の妊娠着床免疫に関する研究、動物の進化限界の解明に関する研究、機能性乳酸菌の動物飼料としての応用研究などです。
家畜生産学入門
本書は、初めて家畜生産学を学ぶ者が、容易に“畜産学”への理解を深められる内容としています。また、家畜生産に関わる分野への進路を予定・希望していない学生でも、家畜生産への興味を喚起できるように配慮されています。内容としては、公務員試験などで頻出される内容を最小限に絞り盛り込んでおり、家畜生産学の初歩ともいえるものにまとめられています。また、各章末に「Work Sheet」を設けており、講義などで使用する際に、課題の提出などに活用でき、講義終了後に読み返した際でも講義内容を容易に思い出せるように配慮されています。また、各章ではウシ、ブタ、ニワトリといった産業動物を中心に記載することで、より具体的に理解しやすいよう工夫されてもいます。さらには、世界的規模で求められるアニマルウェルフェアについても取り上げています。本書を読むことで、畜産の基礎的な事項は十分に理解し、知識を得られるものになっています。なお、家畜生産を専攻する学生にとっては、少々物足りない内容に感じるかも知れませんが、主たる分野について分かりやすくまとめられている点で、将来、専攻していきたい分野を検討する際の一助になると思われます。畜産を専攻する学生のみならず、本書を幅広く活用してもらえればと考えています。
〇出版元:能登印刷株式会社
〇発行年月日;2020年3月1日
〇ISBN:978-4-89010-763-6
〇執筆監修者:須田義人、平山啄二
※須田義人(食産業学群教授)が、全体の監修と「第二章 品種と育種・繁殖」を執筆
・中村 茂雄(なかむら しげお):食産業学群 教授
植物ウイルス病発生生態の解明・農業生態系における有用微生物の探索と利用・環境にやさしい病害虫防除技術の研究など、微生物の力で作物を守る取り組みを行っています。
<関連記事>
・食産業学群中村茂雄教授による「昆虫食」への挑戦
・微生物の力で作物を守る(シーズ集)
・石川 伸一(いしかわ しんいち):食産業学群 教授
「食べものの中の機能性成分って具体的に何?」「調理方法によって料理のおいしさがどのくらい変わる?」「食べた栄養素は体にどんな影響を及ぼすの?」といった食品学、調理学、栄養学の「なぜ」を分子レベルで調べる研究を行っています。「どうして」のメカニズムの解明から、エビデンス(科学的根拠)に基づいた新しい食品の開発を目指しています。
分子調理の日本食
新たな調理方法と料理を分子レベルから開発する「分子調理法」を、身近な日本食に応用した世界で初めての書籍です。「ゲル化」「熱ゲル化」「泡化、炭酸化」「架橋化」「乳化」「実験器具利用化」といった技術を使って作り出したレシピと、その背景にある「分子調理学」の解説が掲載されています。紹介する料理は、きれいなスノードームに入ったふろふき大根、温めると固まって冷やすと溶けるけんちん汁、アサリと三つ葉が美しいお吸い物球体、甘辛いイナゴのハンバーグ、かつお節でできた酒器、液体窒素で冷やした冷やし中華、“脳天に突き刺さる”ほどのうま味が濃縮した煮汁ソースなど。読むと未来の料理を空想してしまいたくなるような一冊です。英文併記。
- 発行元:オライリー・ジャパン
- 発行年月:2021年04月26日
- ISBN:978-4-87311-948-9
- 著者:石川 伸一(宮城大学食産業学群教授)、石川 繭子、桑原 明 著
「食べること」の進化史 培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ
私たちがふだん何気なく食べているごはん。そこには、壮大な物語が眠っている。
食材を生産、入手するための技術、社会が引き継いできた加工や調理の方法、文化や宗教などによる影響……。
人間は太古の昔から長期間にわたって、「食べること」の試行錯誤を重ねてきた。
その食の世界が今、激変してきている。分子調理、人工培養肉、完全食の「ソイレント」、食のビッグデータ、インスタ映えする食事……。
こうした技術や社会の影響を受けて、私たちと世界はどう変わっていくのだろうか?
気鋭の分子調理学者が、アウストラロピテクスの誕生からSFが現実化する未来までを見据え、人間と食の密接なかかわりあいを描きだす。
・出版社:光文社
・出版年月:2019年5月22日
・ISBN-10: 4334044115
・ISBN-13: 978-4334044114
・著者名:石川 伸一(食産業学群 教授)
・真覚 健(まさめ けん):看護学群 教授
人間の顔に対する認知について研究しています。特に笑顔に対する認知について、どのような手がかりによって笑顔が認知されているか、笑顔を表出することによる印象の向上、顔面に障害をかかえた場合の笑顔表出の効果、などについて研究しています。
<関連記事>
・可視的差異のある顔についての認知とアピアランス〈外見〉に問題をかかえた人への心理的支援(シーズ集)
アピアランス〈外見〉問題介入への認知行動療法
先天的要因や疾患・外傷により外見に不安や困難を抱える人々のポジティブな適応を目指し、医学・心理学の両面から支援するための段階的ケアの方法を提示する介入マニュアル。
- 出版社:福村出版
- 出版年月:2018年12月13日
- ISBN:9784571240720
- 著者名:クラーク・アレックス、トンプソン・アンドリュー・R.、ジェンキンソン・エリザベス、ラムゼイ・ニコラ、ロブ・ニューウェル(著)
※原田輝一、真覚 健(看護学群 教授)(訳)
・大嶋 淳俊(おおしま あつとし):事業構想学群 教授
「人材育成」x「デジタル・IT」x「グローバル」を柱に、官庁の調査研究&事業運営や民間企業のコンサルティングに長年従事してきました。この経験を踏まえて、これからのAI時代におけるデジタル経営の進化や経営リーダー育成について、「研究」と「実践」の両面から取り組んでいます。
東日本大震災後の復興支援の一助となるよう、温泉地・観光地を活性化するための観光マーケティング活動にも力を入れています。
<関連記事>
・秋保観光PR動画「ミニこけしが行く! 秋保満喫旅 ~秋保をまるっと観光プラン~」が公開されています/事業構想学群大嶋研究室
・「デジタル革新x戦略リーダー育成」を通じた企業と地域の再活性化(シーズ集)
デジタル経営学入門:IT経営,eビジネス,マーケティング編
デジタル変革(DX)の波の到来により、あらゆるビジネス活動にデジタルが浸透し大きな影響を及ぼす現代社会。AI(人工知能)、IoT、ビッグデータ、5G、VRなど最新のデジタル進化を概観し、戦略とイノベーション、組織マネジメント、リーダーシップと新たなデジタル変革との関係を整理。特に、IT経営、eビジネス、デジタルマーケティングの分野を重点的に解説。“ニューノーマル・デジタル社会”の経営を考える最適な入門書。
- 出版元:株式会社学文社
- 出版年月:2021年4月30日
- ISBN:9784762030758
- 著者:大嶋 淳俊(事業構想学群教授)
・佐々木 秀之(ささき ひでゆき):事業構想学群 准教授
地域の資源・歴史を活かしたまちづくり・地域ビジネス・地域コミュニティの創造に、理論と実践の両面から取り組んでいます。東日本大震災後は「ソーシャルビジネスによる社会起業家の育成」「まちづくり協議会における復興地区まちづくり計画の策定支援」「ウェブサイトを活用したデジタルアーカイブシステムの開発」「復興地元学事業」等を実施しています。
<関連記事>
・佐々木研究室・風見研究室 富谷市との連携プロジェクト 富谷宿観光交流ステーション「とみやど」内に「宮城大学×富谷市・共創ラボ」オープン
・地域資源マネジメント:市民参加型による新たな地域づくりの手法の実践(シーズ集)
「地域開発と駅裏」東北各県都にみる地域形成の不均衡と持続可能性への視座
地域開発の展開について、駅裏に着目し、明治期から現在までの経緯をまとめた論考。明治期における鉄道停車場の設置メカニズム、昭和期における工場立地や東北地方の窮乏、戦後における土地区画整理事業による再開発など、多様なテーマを取り上げながら、駅裏の成立から現在に至る再開発までを明らかにしている。
- 出版元:蕃山房
- 出版年月:2020年9月1日
- ISBN:978-4-9909853-6-3
- 著者:佐々木 秀之(事業構想学群准教授)
研究推進・地域未来共創センター
企業や地方自治体・機関・団体のニーズや課題に対して、研究推進・地域未来共創センターは宮城大学の持つ多彩な人材・研究・技術・ノウハウなどを活かしながら、イノベーションや活性化の解決策を生み出していきます。
そして、地域産業の発展や魅力的な地域づくりなど地域の可能性を広げるために、従来の手法や領域にとどまることなく、さまざまな分野で共創し、宮城大学のミッションの一つである地域社会への貢献を目指します。