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23.09.06
5月、宮城IPE(多職種連携教育)プロジェクトシンポジウム2023を開催しました/看護学群
「宮城Interprofessional Education(以下IPE:専門職連携教育)プロジェクト」は、東北医科薬科大学病院と宮城大学看護学群、東北医科薬科大学薬学部で2016年9月に発足し、翌2017年3月には3機関で教育研究包括協定を締結し、組織的にIPEの推進を図っています。このたび、宮城IPEプロジェクト3機関による活動の総括と今後のIPEの拡大を目的に、5月18日、宮城IPE(多職種連携教育)プロジェクトシンポジウム2023を開催しました。
他大学、地域の病院と 連携して「協働」を学ぶ 専門職連携教育・多職種連携教育
現在の医療は一職種のみではなく、チーム医療や多職種連携で取り組むことが当たり前になっています。看護職者を育てるための看護教育、薬剤師を育てるための薬学教育と同じように、チーム医療や多職種連携ができるようになる人材育成の教育があります。それを「専門職連携教育」あるいは「多職種連携教育」と呼ぶようになりました。この教育では、チーム医療や多職種連携のための能力を、多職種がともに学びあう体験学習によって養います。異なる専門教育を受けている学生同士が一緒に学びあうことによって、理解し合い、信頼し合い、尊重し合うことができます。また、患者中心の医療を協働して実現する方法を学ぶことができます。
シンポジウムでは、群馬大学の牧野隆俊准教授、東北医科薬科大学医学部の川本俊介教授による講演と、宮城大学・東北医科薬科大学・東北医科薬科大学病院による実績報告・総合討論を行いました。参加人数は125名(オンライン57名、対面68名)、うち宮城大学の教員・学生・職員17名が参加しています。
看護学群木村准教授は「この取り組みは2つの大学と1つの病院とで行っていますが、クリニカルIPEと模擬事例検討会を通して双方の学生にチーム医療を肯定的に捉えさせ、他専攻の学生とともに学ぶことの必要性を認識させるよい機会となったのではないでしょうか」とコメントしています。
開催概要
イベント名 | 宮城IPE(多職種連携教育)プロジェクトシンポジウム2023 |
日時 | 令和5年5月18日(木)18:00~19:30 |
場所 | 東北医科薬科大学福室キャンパス・プラタナスホールおよびZoomによるハイブリッド開催 |
主催 | 宮城大学看護学群、東北医科薬科大学 |
参加費 | 無料、IPEにご関心をお持ちの方ならどなたでもご参加いただけます。 |
多職種連携教育(IPE)検討グループ
・高橋和子、菅原よしえ、齊藤奈緒、相樂直子、木村三香、成澤健