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新着情報

25.07.25

宮城大学事務局の山﨑拓哉が参画する「東北大学業務のDX推進プロジェクト・チーム」が、日本DX大賞2025支援部門優秀賞を受賞!

東北大学業務のDX推進プロジェクト・チームでは、2024年5月に「DXを、ともに」をコンセプトに掲げ、地域や組織の垣根を越えたさらなるDXの推進を目的として「大学DXアライアンス」を発足しました。本取り組みには宮城大学も参加。DXを担う職員のスキル向上や新たな視点の獲得を目的として、大学間の人的交流も活発に行っており、宮城大学事務局の山﨑拓哉主事が大学DXアライアンス全体の運営を担当しました。このたび、6月16日に行われた日本DX大賞プレゼンテーション審査にて、最終プレゼンテーションの上これらの取り組みが日本DX大賞支援部門優秀賞を受賞しましたのでお知らせいたします。

私たちに、今、どうしてDX (デジタルトランスフォーメーション)が必要か?
各機関に点在する孤独な変革者たちが、集い、課題を共有する場をつくる

現在、様々な業種で人手不足が深刻化する一方で、技術革新や社会情勢変化によって、業務はさらに複雑化・高度化しています。この相反する状況にどう対応するかがあらゆる業種での課題となっており、大学業界も同じ課題に直面しています。特に大学業界では、公的資金の減少や入学者数の減少など多くの課題にも直面する中で、この危機的局面を一気に打開するキーワードのひとつが「DX (デジタルトランスフォーメーション) 」です。このようなDXの取り組みには相当な熱量が必要される一方で、1人でできることではなく、真に組織のためを思う変革者はどこか孤独で、それぞれの所属でも苦労が絶えません。各機関に点在する孤独な変革者たち、そしてその意思に共感する企業や団体が集い、課題を共有し共に解決策を模索していくことが、今とても重要視されています。

地域や組織の枠を超えたDXを推進するコミュニティ「大学DXアライアンス」を構築
抱える課題に合わせてゆるやかに、苦しくなく連携できる
大学DXアライアンスが持つ共創の形が評価

「大学DXアライアンス」は、東北大学を中心に全国の大学や企業・行政機関や学生団体などが、ゆるやかにつながりDX によってビジネスモデルを進化させ、新しい価値の共創を目指すコミュニティです。現在では、83大学1行政機関32企業2学生団体から510名(2025年7月22日時点)が参加、国内有数のDX推進コミュニティとなっており、数では測れない信頼と共感の積み重ねで成り立っています。参加者どうしで業務改善のアイデアや内製アプリを共有し、DXに挑む仲間と学び合い、ともに解決するといった新しい共創の形が全国に広がっています。

「大学DXアライアンス」は、DXをきっかけに組織や業種を問わずゆるやかにつながり、同じ意思を持つ仲間と共創できるのが大きな魅力です。大学DXアライアンスでの交流拠点となるコミュニティサイト(COLLABO TERRACE)に投稿したコラムのやりとりから始まるコミュニケーションも楽しみの1つです。参加後にタスクや入会費は一切なく、東北大学のこれまでの取り組みを見たり、所属機関でお持ちの事例を投稿して共有したり、内製アプリをダウンロードしたり、ご自身や所属機関で抱える課題に合わせて活用することができます。

今回の取り組みは「大学の事務局職員は様々な理由で時間のない中、事業改善に苦しんでいる。東北大学DXアライアンスは、東北大学のみならず、地域や組織の枠を超えて連携し新しい共創の形が全国に広がり続けている点がとてもよい」として、他社のDXを支援する取り組みとして非常に優れた事例として評価を受け、日本DX大賞支援部門優秀賞を受賞しました。

今回の受賞にあたって、山﨑主事は「大学職員の業務の範囲は幅広く、年々求められることも変わることから、業務量も減るどころか増える一方ですし、何より1人で完結できる業務は1つもなく、何か1つ業務を改善するにも学内のリソースには限界があります。そんな業務中のふとした時にも同じ意思を持つ仲間に相談や情報共有をできるコミュニティ『大学DXアライアンス』には日々助けられています。学内で一緒にはたらく仲間が少しでもはたらきやすくなるよう、ボトムアップから業務改善を積み重ね、これからも『DXを、ともに』取り組んでいきます」と、コメントしています。

今後も宮城大学のDX推進の取り組みにご期待ください。

東北大学業務のDX推進プロジェクト・チームについて

2020年5月のオンライン事務化宣言では、「窓口フリー」「印鑑フリー」「働き場所フリー」という3つのフリーを掲げ、その実現のために「業務のDX推進プロジェクト・チーム」を結成し、参加メンバーを学内公募で募集しました。学内公募によるプロジェクト・チームの結成は、国立大学法人初の試みです。その後も、毎年参加メンバーを学内公募で募集しています。

若手職員を中心とした総勢約60名のプロジェクトメンバーにより、DXによる先導的な業務改革を、短期的スパンで、集中的かつ戦略的に実行。ニューノーマル時代にふさわしい教育・研究環境の実現と、構成員にとって魅力ある職場環境の創成を目指し、様々な取り組みを行っています。

なお、この取組みは、2020年7月に策定された「東北大学コネクテッドユニバーシティ戦略」が掲げる、「データ活用による大学経営の高度化」「ニューノーマル時代にふさわしい働き方への変革」の遂行にも資するものです。

東北大学DXナビゲーション

日本DX大賞について

日本DX大賞実行委員会が運営する「日本DX大賞」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて、社会やビジネスの課題を解決し、持続可能な成長とウェルビーイングを実現する取り組みを表彰するアワードです。DXの本質は、単なるデジタル技術の導入ではなく、組織や社会のあり方そのものを変革することにあります。本賞では、優れたDX事例掘り起こして広く発信し、日本全体のDX推進を加速させることを目的として優れた取り組みについては審査の上「日本DX大賞」として表彰します。応募対象は、「DX推進」に取り組んでいる民間企業、公的機関、自治体等の事例のうち、当該年度(2024年4月から2025年3月)で変革を実現した事例または成果をあげた事例が対象となります。

担当職員プロフィール

・山﨑拓哉:事務局企画・入試課企画・広報グループ主事

埼玉県児玉郡神川町出身。芝浦工業大学を卒業し、医療機器メーカーに6年半勤務。部品の製造工程の改善や新製品の生産ラインの立ち上げを担当。2020年に宮城大学に入職し、主に学務管理システムの運用や教職員向け研修の企画、ラーニングコモンズの運営、授業アンケートの実施、事務業務のDX化に取り組む。2022年度から事務業務のDX化を担当、MS365を活用して学生向けのポータルサイトの構築や、メール対応やアンケート集計を自動化するなどの改善を担当。

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