カリキュラム・ポリシー(大学院・令和5年度)*

宮城大学大学院

宮城大学大学院博士前期課程では、ディプロマ・ポリシーで示した課程修了に当たり修得すべき学修成果を学生が達成できるよう、次のようにカリキュラムを編成する。

  1. 学士課程における教育を基礎とし、それとの関係にも配慮しつつ、学生が専門分野に関する専門的知識と技能を修得することができるようカリキュラムを編成する。
    (各研究科のカリキュラム・ポリシーも参照のこと)
  2. 学生が倫理観・責任感・使命感を育み、世界的な視野と幅広い視点を持つことができるよう配慮する。
  3. 学生の問題設定能力、調査分析能力及び問題解決能力を向上させることにより、高度専門職業人または研究者として活躍できるための基礎を固める。
  4. 成績評価基準を明確にし公平で透明性のある評価を行うとともに、論文審査基準の明確化など透明性・客観性のある厳正な学位審査を行う。

宮城大学大学院博士後期課程では、ディプロマ・ポリシーで示した課程修了に当たり修得すべき学修成果を学生が達成できるよう、次のようにカリキュラムを編成する。

  1. 学生が専門分野に関する高度な専門的知識と技能を修得することができるようカリキュラムを編成する。
    (各研究科のカリキュラム・ポリシーも参照のこと)
  2. 学生が倫理観・責任感・使命感を育み、世界的な視野と豊かな学識を身に付けることができるよう配慮する。
  3. 学生の高い問題設定能力、調査分析能力及び問題解決能力を育成し、高度専門職業人としての卓越した能力または独創的な研究を自立して遂行できる能力を身に付けさせる。
  4. 成績評価基準を明確にし、公平で透明性のある評価を行うとともに、論文審査基準の明確化など透明性・客観性のある厳正な学位審査を行う。

看護学研究科

看護学研究科博士前期課程では、看護実践の課題に対応できる学際的・国際的な視野と専門とする看護学領域における基礎的研究力及び高度な看護実践力を有し、看護実践への貢献ができる人材を育成するために以下のカリキュラムを編成する。

  1. 看護学専門領域における研究能力を養成する「研究能力養成コース」と高度な看護実践力を備えた専門的看護師を養成する「専門看護師養成コース」を設ける。
  2. 学際的・国際的な視野と各看護学領域における基礎的研究力及び高度な看護実践力を修得できるよう保健医療福祉に関する専門共通科目、共通選択科目及び専門科目を編成する。
  3. 研究活動を計画的に進行できるよう個別指導を基盤にしながら定期的に小集団・大集団による指導体制を提供する。
  4. 専門看護師教育においては、各看護学領域における専門看護師としての看護実践力を修得できるよう実習施設を配置する。


看護学研究科博士後期課程では、各専門領域を基盤に国際的・学際的視座から生涯健康支援看護学を創造する研究力を有し、看護実践や看護教育の改革を推進できる人材を育成するために以下のカリキュラムを編成する。

  1. 看護学専門領域を統合・包括する生涯健康支援看護学の創造を目指し、国際的・学際的な視座から多様な研究課題に対応できる柔軟な研究力を養えるよう、基本科目と専門科目を編成する。
  2. 自律的に研究活動を進めることができるよう個別指導とともに学際的な小集団・大集団の指導体制を提供する。
  3. 研究力を備えた高度看護実践指導者又は看護学教育研究者として先導的な役割を発揮できるよう、自らのキャリア形成を意図して履修する「選択推奨科目」と「選択関連科目」を提示する。

事業構想学研究科

事業構想学研究科博士前期課程では、産業振興や地域振興を対象とした事業構想に関わる人材の養成を教育の目標とし、高度職業人及び研究者を育成するカリキュラムを編成する。

  1. プロジェクトマネージャ育成のための高度職業人育成コース、専門領域における研究者育成のための学術研究コースを設ける。
  2. 事業構想を構成するビジネスデザイン・ソーシャルデザイン・空間デザイン・情報デザインの各領域における高度な知識・技能を修得するための専門講義科目群を構成する。
  3. 高度職業人育成コースでは、地域社会や企業と密接に関連した実践型教育を展開する。また学術研究コースでは、グローバルな研究者育成を図るために英語科目を設ける。
  4. 研究科共通科目として、事業構想学を概説する基礎講座を設けるとともに、事業構想学に関する最先端知識を修得するための特別講義を設ける。


事業構想学研究科博士後期課程では、先端的諸問題の発見と解決ができる独創的な研究能力と事業能力を有するプロジェクトマネージャ及び研究者育成のために、以下のカリキュラムを編成する。

  1. 事業構想の高度かつ先端的な専門知識と技術を修得するため、ビジネスデザイン系、ソーシャルデザイン系、空間デザイン系、情報デザイン系の演習科目を設ける。
  2. 独創的な研究能力・実践能力を培うため異なる系の演習科目の修得を必修とし、多角的な視点からの発想力と分析力を培う。
  3. 研究能力の育成及び着実な論文執筆のための研究指導科目を設ける。

食産業学研究科

食産業学研究科博士前期課程では、食産業に関する高度職業人や地域産業のリーダーの養成を教育の目標とし、以下のカリキュラムを編成する。

  1. 安全・安心で、美味しさ、利便性・簡便性、栄養機能性を付与した食品の開発・製造・供給と組織運営を担い、食産業分野のイノベーションを支える人材を養成する食品イノベーション領域、バイオサイエンスに基づいた農畜水産物の品種改良・生産技術、生産組織の経営、生産環境の整備及び資源のリサイクルを担い、農・環境分野におけるイノベーションを支える人材を養成する農・環境イノベーション領域を設ける。
  2. 共通科目として食産業学研究特論を配置し、食産業の現状を具体的な事例を取り上げながら考察し、合わせて研究を進める上での研究法についても考える。
  3. 専門科目として、専門性を高めるために、食産業に関わる各種特論を各領域で配置する。
  4. 食産業の現場で直面している問題をより直接的に研究テーマとして、問題解決を志向したプロジェクト型の研究を進めるプロジェクト研究A・Bを配置する。

食産業研究科博士後期課程では、それぞれの専門領域における深い学識と高度な実験・解析の技術や専門能力を持って地域と国際社会に貢献できる人材の養成を教育目標とし、高度職業人及び研究者を育成するカリキュラムを編成する。

  1. 食産業分野において、研究マインドを持った専門的職業人として活躍できる基礎カを養うことを目的として基本科目を設ける。
  2. 食産業全体を視野に入れつつ、高度化・複雑化する食産業の各分野での発展的な課題や手法について、その深い専門性を獲得するため、講義形式の専門科目と演習形式の専門科目を設ける。
  3. 学生の問題意識により設定したテーマについて、指導教員から研究方法や論文化等、公表のための技術的指導を直接受けることで、研究能力を育成する特別研究を設ける。

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