地域連携実践教育プログラム

地域とともに学ぶ。地域とともに歩む。

宮城大学では、地域の歴史・文化・資源を活かしたコミュニティづくりや、
地域の人びととともに課題解決ができる人材(コミュニティ・プランナー)の育成を目指す教育プログラムを実施しています。

本プログラムは、2012年に文部科学省の補助事業としてスタートし、2017年度の大学改革において新設された全学必修科目の地域フィールドワークと、共通選択科目のコミュニティ・プランナープログラムとを合わせて「地域連携実践教育プログラム」として再構築しました。

地域コミュニティの現場に触れ、自らの目でみて・聞いて・体験し、学習することで、地域の人びととともに考えながら、地域本来の良さを活かした、これからのコミュニティづくりの実践手法を習得していくプログラムです。

学びの特徴

地域のステークホルダーと連携したフィールドワーク

地域の課題解決や持続可能なコミュニティの実現に向けて、より社会に貢献できる実践的な能力を発揮できる、人材の育成を目指して、第一線で活躍する専門家とともに、自治体企業・NPO等の地域社会のステークホルダーと連携したフィールドワークを行っています。

そのために必要な姿勢・能力として、次の4つの観点を重要視しています。

■関心・意欲・態度

地域コミュニティが有する課題への深い「関心」と地域と共同してその解決を図ろうとする「意欲」、地域の持つ自然・社会資源や風土を尊重し、地域が求める持続可能な地域社会づくりに主体的に取り組む積極的な「態度」

■知識・理解

地域、社会、コミュニティ、GREENの概念等に関する「知識・理解」

■思考・判断

GREENを活かして地域の課題を解決し、地域再生を図っていく手法を活用した「思考・判断」

■表現・技能

GREENを活かして地域とともにその課題を解決し、地域再生を実現していく
調査力、地域資源発見力、地域資源活用力、企画力、ファシリテーション力、プレゼンテーション力、実行力

GREENの視点

GREENの視点

持続可能(サスティナブル)な地域コミュニティを構築し、維持してゆくためには、緑ある環境をベースにして、人、植物、動物、全ての生命(いのち)がつながり、関わり合うことが必要です。

このような、すべての生命(いのち)のつながり、関わりを意味するものを「GREEN」として、本プログラムにおける新視点として設定しています。

コミュニティ・プランナー(CP)プログラム

現在、公共機関のまちづくり分野、福祉や医療、商業や農業など、あらゆる分野において、地域主体の視点を持った人材が求められています。

本プログラムにおけるコミュニティ・プランナーとは、地域が抱える多様な課題の解決や、地域が求める多様なコミュニティづくりに貢献できる人材を指します。

このような人材を育成するために、阪神・淡路大震災および東日本大震災からの復興に取り組む兵庫県立大学と宮城大学が被災地に立地する公立大学として互いの強みを生かしたプログラムを共同で展開しており、所定の単位取得者には、卒業時に両大学の学長の連名で『コミュニティ・プランナーアソシエイト』の称号と証書が授与されます。

学群プログラム(令和4年度以降入学者)

1年次に全学必修科目「地域フィールドワーク」、2~3年次に全学共通選択科目「CP概論及び演習」「CP実践論」「CPフィールドワーク演習Ⅰ」「CPフィールドワーク演習Ⅱ」を開講し、 主に「講義(座学)+フィールドワーク(実践)」の形式で学びを深めていきます。

>学群プログラムの単位について
基盤教育科目の「地域フィールドワーク」1科目1単位、CP科目の「CP概論及び演習」「CP実践論」「CPフィールドワーク演習Ⅰ」「CPフィールドワーク演習Ⅱ」の4科目6単位、各学群既存科目である「CP関連科目」のうち2領域以上から7科目13単位以上を履修します。合計20単位以上を履修することで、卒業時に『コミュニティ・プランナーアソシエイト』の称号及び証書が授与されます。

大学院プログラム

「CP特別演習」、「CPプロジェクト研究」を開講し、主に「講義+ケーススタディ(実施)」の形式を取り、フィールドでの調査分析と実践を通して講義での学びを深めていきます。

>大学院プログラムの単位について
大学院プログラムは、事業構想学研究科博士前期課程の科目として開講しています。「CP特別演習」「CPプロジェクト研究」の2科目4単位を履修することで修了時に『コミュニティ・プランナー』の称号及び証書が授与されます。


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