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22.04.28
4/4CP参加学生が作成した「村田町まちあるきマップ」完成品を村田町役場と株式会社まちづくり村田に贈呈しました/コミュニティ・プランナープログラム
宮城大学では、地域が抱える多様な課題の解決や、コミュニティづくりに貢献できる人材として「コミュニティ・プランナー(CP)」の育成に全学的に取り組んでいます。4月4日「コミュニティ・プランナー(CP)実践論」に参加した食産業学群の学生2名によって制作された『村田町まちあるきマップ』について、完成品を村田町役場と株式会社まちづくり村田に贈呈しました。
村田町の魅力が満載、蔵の街並みを伝えるかわいいまちあるきマップを制作
村田町は、蔵の町で、江戸時代、紅花商人によって栄えた町で、その名残が蔵の町として残っています。食産業学群3年生の遠藤春香さん、安藤玲乃さんらは、はじめて授業でこの町を訪れたとき、歴史を感じさせる建物がいたるところに残されており、そこに住む人々の心の中にも、歴史の重みが深く息づいていることに感激し、その町の雰囲気を伝えられるまちあるきマップを作れないかと考えました。
学生たちはこれまで、実際に村田の蔵の町並みを歩いて回り、得られた情報をもとにマップを作ってきました。完成したマップは、レトロな街並みを表現するために手書きのデザインを活用し、特徴ある蔵の数々をスケッチで起こし、お菓子屋さんや酒屋など街歩きの過程で得られた話をコメントとして掲載しています。また、町の特産品から作ったレシピや、それが売られているお店を紹介するなど村田町の魅力を描き、まちあるきマップを手にとった多くの方々に楽しんでもらえる工夫をしています。
参加した学生は「現在では地図作成用の便利なアプリケーションソフトがありますが、それは一切使わずPowerPointのみで作成していきました。マップ作りという初めての挑戦は試行錯誤の連続で、道が途切れてしまったり位置がずれたりと、最初はなかなか思うように進まなかったです。しかし徐々に作業に慣れ、現在の形まで持っていくことができました。また、蔵やお店などのイラストを1つ1つ手書したことも苦労したことの1つです。特に、蔵の建物は細々しているので再現するのが難しかったです。「手書き・色塗り」「PCにスキャン」「修正」という繰り返しが、地道で大変な作業だった感じています。レシピ開発では、誰でも簡単に作れるかつ美味しいと思えることを念頭に考えました。また、味に独りよがりになっていないかを確認するために家族や友人に試食をしてもらい意見を取り入れて完成しました。作成にあたり苦労した面も多々ありましたが、私たちがこれまで村田町で見聞きしたことや体験したことを十分取り入れることができました。どうか多くの人に、このマップを手にしていただきたいと思っています。」とコメントしています。
指導教員プロフィール
・小林 仁:食産業学群 教授
動物生殖学、動物発生工学を専門分野として、現在進行しているウシの受胎率の低下について、その原因の解明を図るとともに受胎率向上のための研究を行っています。また、卵巣内に休眠する初期卵胞の発育を促進させる卵巣活性化法を開発し、妊孕性の向上と生殖寿命の延長を目指しています。加えて、福島原発事故で飛散した放射性Csが、家畜の精巣に及ぼす影響について遺伝子レベルで解析を行っています。
<参考>
「性による遺伝子発現の制御~家畜とゲノムインプリンティング~」生物生産学類
ウシの妊孕性向上のための妊孕性診断キットの開発(シーズ集)
コミュニティ・プランナープログラムとは
地域の歴史・文化・資源を活かしたコミュニティづくりや、地域の人びとと共に課題解決ができる人材の育成を目指す新しい教育プログラムです。このプログラムでは、地域コミュニティの現場に触れ、自らの目で見て・聞いて・体験し、学習することで、地域の人びとと共に考えながら、地域本来の良さを活かした、これからのコミュニティづくりの提案を行える技能の習得を目指しています。
コミュニティ・プランナープログラム
※参考
- 蔵王産業まつりで学生たちが梨のフルーツサンドを販売 (2022年度)
- CP実践論を学ぶ学生たちが柴田町で成果発表を行いました (2022年度)
- CP実践論を学ぶ学生たちが柴田町の現地フィールドワークを実施しました (2022年度)
- 「村田町まちあるきマップ」を村田町役場と株式会社まちづくり村田に贈呈 (2022年度)
- 『名取市みちのく潮風トレイルGuide Map』を名取トレイルセンターに贈呈 (2022年度)
- 「仙台若者アワード2021」で優秀賞を受賞 (2021年度)
- CP実践論を学ぶ学生たちが七ヶ浜町の現地フィールドワークを実施しました (2021年度)
- みちのく潮風トレイル・名取市区間でモニターツアーを実施 (2021年度)
- 仙台南ニュータウン町内会・萩の台町内会でスマホ体験会を開催 (2021年度)
- 栗駒山麓ジオパークとこども向けに地元の魅力を体感する写真撮影イベント (2021年度)
- 「とみやど」で5者協働による「未来博 in TOMIYA」を開催 (2021年度)
- 大崎市道の駅おおさき運営検討委員会で「ふるかわRIDE」の活動報告 (2020年度)
- 坪沼栽培指導型市民農園のPR動画・坪沼野菜の料理レシピカードを制作・発表 (2020年度)
- ふうどばんく東北AGAINと連携し「みんなのマルシェin BRANCH仙台」に出展 (2020年度)
- CP実践論を学ぶ学生たちが白石市の現地フィールドワークを実施しました (2020年度)
- 道の駅おおさきでレンタサイクルとSNSを活用した「ふるかわRIDE」を実施 (2020年度)
- 根白石おもしろ市で学生たちが子ども向けワークショップを実施 (2020年度)
- 石巻市牡鹿地区でフィールドワークを実施しました (2019年度)
- 兵庫県立大学との合同発表会を実施しました (2019年度)
- Reborn-Art Festivalとの協創プロジェクトを石巻市荻浜で実施 (2019年度)
- 「コミュニティ・プランナー実践論」協働地区に学生たちが成果発表を行いました (2019年度)
- 宮城県美里町をフィールドに 地域課題を実践的に解決する 学修プログラムを実施 (2018年度)