事業プランニング学類

事業プランニング学類

Unveil New Values and Navigate Business Landscapes.

ビジネスモデルや事業プロセスの理論と実践を統合し、変化するビジネス環境で活躍する
そのために情報・データの読解力と論理的思考力を養い、人間力を高めることで、
事業資源を効率的に結びつける手法と新たなビジネス展開の可能性を探求します


ビジネスの視点で新しい価値を探求する力を育む

糟谷昌志教授

事業プランニング学類では、社会やビジネスにおける課題に対して創造的な解決策を見出す能力の育成を目指しています。また、柔軟な思考力と実践力を鍛えることにも焦点をあてています。単に知識を修得するだけでなく、ビジネスの視点で新しい価値を提案し、顧客を創造することを探求します。学生はそれぞれの関心事に基づいて、人々や組織と連携しながら、具体的な問題解決を考案します。学生は事業資源を有機的に結びつける理論を学び、戦略的な思考法を修得することにより、グローバル化・情報化が進む現代社会において、地域社会からビジネスを考えます。これらの教育により、実社会で直面するさまざまな問題に対して、独自の視点でアプローチし解決していく力を身につけることができます。


事業プランニング学類 学類長
糟谷昌志教授


授業紹介

新たな価値と顧客の創造(ビジネスモデル論)

秋葉つぐみ

ビジネスモデルは、経営に利用可能な資源、業界の動向や激しい競争条件、更に企業の内部構造、効率的なシステム、固有の文化など、多岐にわたる要因に大きく影響されることが知られています。ビジネスモデル論の授業で
は、これらの要素を理解し、競争環境において比較的長期にわたり重要な資源や能力を的確に配分し、顧客にとって真の価値を創造する方法について探求します。また、創出された価値を効率的に活用し、維持する戦略についても掘り下げていきます。


社会で問われる法的センスを養う(法学概論)

秋葉つぐみ

事業構想学群での法学は、新しい事業価値創造に対し、計画段階で適法性を検討できる素養習得を目指します。これまでにない新事業は、思わぬ法に抵触する恐れがあります。そうなると、その事業は、経済活動でなく、犯罪活動と評価されかねません。また、利害が相反するとき、法はどちらの自由を優先すべきか判断する側面もあります。条文の暗記では限界があり、AI時代にもそぐわない学習方法と思います。法の原理原則を体系的に学び、事業との関係性を意識することで、その素養を磨いていきます。


変化の激しい時代に・新たな価値の創出を マーケティング

テクノロジーの進化と共に、消費者の価値観も大きく変化しています。これまでの常識が破壊され、新しい事業機会が次々と生まれています。変化の激しい時代に、どのようにして新しい価値を生み出し、支持される商品・サービスを創るのか。本講義では、新たな価値創出に成功した商品・サービス開発のケースを基に、商品開発/価格設定/販売チャネル/プロモーションを軸としたマーケティングの理論と手法の習得を目指します。地域企業にも焦点を当て、世界で認められた東北企業の価値創出についても学びます。


市場競争において合理的に判断する能力を養う ゲーム理論

ゲーム理論では、市場競争においてどのような戦略を選択すべきか、またどのように利益が得られるかについて分析していきます。たとえば、ある業界で店舗を経営している際に、近隣に競合店が低価格戦略で新規出店してきたと仮定します。この場合、自分自身の店舗は価格や営業時間を変更すべきかなどについて、数理的に検討します。一般に事業の計画立案に際しては、市場の状況を予想して合理的な選択を検討することは必要不可欠であり、これらの分析力は有用なツールの1つとなります。


マーケティングリサーチ

経営者はたえず意思決定をすることに迫られます。「新規事業を実施するべきか?」「ターゲットユーザーを誰にするか?」「再購入率を上げるために素材の変更をするべきか?」。日々の意思決定はビジネスの成否に直結します。本講義では、企業が意思決定をするために必要な方法として、マーケティングリサーチを学びます。顧客の心理や行動を測定、分析、考察し、実社会で活用できるスキルの習得を目指します。また科学的なアプローチを大切にし、手法の背景にある心理学や統計学も学んでいきます。


経営組織論

授業紹介

授業紹介

授業紹介

『組織』、それは人類の創造した最高の「叡智」です。ここでは、組織の構造、デザイン、ダイナミクス、そして組織を構成する人間の意識と行動が研究の対象です。Sony、資生堂、Google、国境なき医師団、オルフェウス管弦楽団、スタジオジブリ、NPO法人ユニークフェイス、NERV(ネルフ)、調査兵団、ジオン公国など多様な組織を考察します。さらに、「アスカ」のストレス構造の抽出、「ミカサ」のモティベーション高度の測定など、いろいろな適応が可能です。組織は、我と彼の境界を越えて我々を実現します。


下記リンクから、模擬講義を動画でご覧いただけます。


Student Voice

遠藤水柚

机上では得られない実践的な学びを得る場所


遠藤水柚さん
聖ウルスラ学院英智高校出身


実践的な学びが一番の魅力です。ゼミ活動の一環であるフィールドワークでは机上の学びでは得られないものを自分の目で見て経験することができ、より深い理解を得ることができました。講義では会計やマーケティングなども学修できる機会があり、幅広い分野を学べることもメリットです。


主な学べる分野

経営財務・金融/経営学・組織論/経営戦略/法学/経済学/マーケティング/社会システム/社会調査/eビジネス/会計学


研究室紹介

渋田一夫研究室

渋田一夫研究室

サービスを科学する

 

世の中のさまざまな事柄はサービスとしてとらえることができます。このサービスを科学的にとらえてマーケティング、商品開発、起業を考え、イノベーティブな活動を楽しみましょう!

安藤裕研究室

安藤裕研究室

こころを知ることで社 会をより良くする

 

感性工学、UX、認知科学、心理学。気持ちを科学的に理解する手法を用いて、商品やサービスをより良くする方法を研究します。

内田直仁研究室

内田直仁研究室

利潤追求と社会貢献の一致を探る

 

倫理のない経済は犯罪、経済のない倫理は戯言と二宮尊徳は説きました。社会変革の実現や継続には、採算性が重要です。正しい人が儲かる事業構想を考察しています。

糟谷昌志研究室

糟谷昌志研究室

情報を収集・分析し活用する

 

データを分析しその結果を正しく解釈できれば、社会の変化に対応できます。人々が社会に参加する上で、満足度の高い事業モデルを構築するにはどうすれば良いか探求します

金子浩一研究室

金子浩一研究室

経済理論を踏まえた市場の分析

 

ミクロ経済学を中心に経済理論を修得しつつ、理論書とは様相の異なる現実の市場の実態も分析します。企業へのインタビュー調査などを通し、実学に基づく考察も深めていきます。

高山純人研究室

高山純人研究室

講義で学んだものを、実践へ

 

実践、行動、挑戦。マーケティングゼミでは理論はもちろん、それを行動に移したかどうかを重要視しています。成功したかどうかではなく、挑戦したか、最後までやりきったのか。それを楽しんでください。

徳永幸之研究室

徳永幸之研究室

実社会のシステム効率化を考える

 

自治体バスや介護事業など、実社会における事業を対象に、利用者のニーズ分析に基づいたサービス提供方策や限られた資源制約の下での効率的運営について考え、提案します。


4年間の学び

4年間の学び


卒業生の活躍

一人ひとりが自分らしく働ける社会をつくる

株式会社manaby代表取締役社長
岡﨑衛さん(2011年3月卒業)

岡﨑衛

就労支援事業をメインにした会社を創立し、代表を務めています。社員の皆さんと協力しながら「一人ひとりが自分らしく働ける社会」を目指してさまざまなことに挑戦しています。会社設立のきっかけは、在宅勤務の選択肢を増やすための事業案がビジネスコンテストでグランプリを受賞したことでした。これまでに3,000人以上の就労を支援してきましたが、利用した方が自分らしい働き方を見つけていくことにやりがいを感じます。宮城大学は起業に必要な事業構想が学べる点が大きな魅力です。課題を発見し解決していく力を身につけることができるので、起業を目指す人だけでなく、新しいことに挑戦し社会に貢献したい人にはぴったりです。在学中に経験した全てのことが今の仕事につながっています。今後は既存の事業領域だけでなく「自分らしく生きられる社会」を目指して、さまざまなことに挑戦したいです。


大学で学んだマネジメント力で現場を円滑に遂行

株式会社タダノ
佐々木大我さん(2022年3月卒業)

佐々木大我

クレーンの国内グローバルメーカーで、生産と営業の調整役を担っています。生産から納車までスムーズに進行・調整し、営業と生産の両部門に配慮しつつ利害をマネジメントするのが仕事です。イレギュラーな事態が発生することもありますが、最適解を見つけ要望に沿えるよう調整できた時に大きなやりがいを感じます。また、企業の抜本的な改善活動にも携われるため、企業マネジメントや自社や競合他社分析といった部分で、在学中に学んだ管理会計や財務会計の知識が大きな武器となっています。今後は、経験を積んでより高い調整能力を培うことをはじめ、自社の改善活動に積極的に参加し、売上目標達成に貢献する改善提案も行っていきたいと考えています。より重要な役割を任せてもらえる存在になり、将来的には入社時から目指している海外業務へも関わることが目標です。


大学での経験を礎に会社と共に成長する

楽天グループ株式会社 広告メディア部門副部長 
小林大亮さん(2007年3月卒業)

アプリメディアの事業責任者をメインに担当し、プロダクトマネージャーとして、UX デザインやセールス戦略、広告主のビジネス拡大のお手伝いなどに携わっています。急速な変化を体感しながらさまざまな仕事にチャレンジでき、会社の成長を通して、自分の想像を遥かに超える成長の機会を得ていると感じます。宮城大学では、実務経験豊富な教授陣やカリキュラムを通して、新しい価値を創造するプロセスを学びました。
この経験が、今の仕事の礎になっています。社会に出てみると、事業プランニングという領域の重要性をより強く感じます。新しい価値を構築する人材が求められる今、事業構想領域を学ぶことは希少性の高いスタンスとスキルを身につけるきっかけになると実感しています。今後は、海外向けにもサービスやソリューションを提供・展開していきたいです。


クリエイティビティーを軸に東北をもっとおもしろくする

株式会社東北博報堂
栗原渉さん(2014年3月卒業)

栗原渉

東北を中心とする企業の広告や商品、サービスを生み出すお手伝いをしています。いわゆるプランナーですが、テレビCMやウェブサイトを制作したり、コピーライティングをしたり、事業戦略を立てたり、クリエイティビティーを軸に何でもやっています。なじみの企業や商品のお手伝いができて、それがダイレクトに自分や周りの人たちの生活に影響を与えているのが肌で感じられる仕事です。宮城大学では、広告会社の方の講義やメーカーのマーケティング部署との協働プロジェクトなどがあり、刺激的で自分の将来にワクワクできて、大学生活を楽しくしてくれました。ビジネスとデザインやエンジニアリングが隣り合わせなのが宮城大学ならではのポイントで、それが今の仕事にも活かされています。これからも「東北って、おもしろいよね」と言ってもらえるような仕掛けをしていきたいです。


法的トラブルを未然に防ぎ、組織の成長をサポートする

一京綜合法律事務所 / 代表弁護士
石橋京士さん(2006 年 3 月卒業)

石橋京士

卒業生の活躍

宮城大学の先生方は、教員というより会社の上司のような方が多く、良くも悪くも実社会に近い学び・経験を積むことができました。周りの学生も学外活動に積極的に取り組む人が多く、刺激が多かったです。2016年に現法律事務所を開所し、現在は法律顧問をはじめ、新規事業及び事業経営に関する法律相談から、契約書などの書面作成及びチェック、契約交渉、紛争発生時の示談交渉、訴訟代理人業務などを行っています。提供するアドバイスには、法的観点に加え事業経営の視点を伴うのが特色です。これまで扱った事業紛争案件の9割は事前に防ぐことが可能なもので、法的トラブルが相談者の事業、組織の成長スピードを遅らせる場面に何度も遭遇してきました。お金、時間、精神的負担のかかる紛争、訴訟を予防し、事業、組織の成長発展のサポートに全精力を注ぎたいと思います。


学生時代に学んだのは、全力で行動する大切さ。

楽天インサイト株式会社 執行役員
中村俊也さん(2007年3月卒業)

中村俊也

卒業生の活躍

卒業生の活躍

高校時代に経済でも経営でもない、自分で事業を立ち上げる「事業構想学」に興味をもったのが、宮城大学への受験を決めたきっかけです。大学に入学後は、座学だけではなくフィールドワークなどで実践力を身につける機会が多く、講義も刺激的でした。また先輩方が学外の活動などにも積極的で、大学で学んだ理論を学外で実践するその姿に強い影響を受け、私もイベントの企画立案などに数多く取り組みました。現在は楽天グループの調査会社にて、執行役員という立場で経営に携わっていますが、新卒で入社後すぐに活躍できたのは、学生時代に物事に全力で取り組んでいた経験が活きています。宮城大学の学生生活は、多くのことにチャレンジし、新しい自分を発見するチャンスで溢れています。そのチャンスをなるべく多く、自分のモノにしてください。


進路データ

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